This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

lost in the crowd

確か、宮崎駿は細かいパーツを繋ぎ合わせて作品をつくっていると、鈴木敏夫か誰かが言っていたと思う。そして、日本の建築(宮大工?)がそういうつくりをしているとか。細かいパーツから、それを雪だるまみたいに膨らませていって、映画なりなんなりになる。逆にそれは全体を俯瞰した状態でつくっていないってこと。絵コンテが完成しないまま作画を始めてしまうのが正にそれで、キレイにお話が着地できればいいけど、難しい。でも、行き当たりばったりの方が、突出したものが何かのはずみでできそうで面白そうではある。制作者が楽しんでいない作品はつまらなそうだし。でも、映画は完成しなかった時のリスクが高すぎる。
話題は変わって、数年前のTVで久石譲が作曲で上手く行かない時は、入り口を間違えているって答えていた。入り口を間違えていると確かに完成しない。グラフィックだとレイアウト崩して、一から組み直すしかない。なので、途中途中でファイル名を変えて保存したりしていた。そんな、遠い日の記憶。

posted by PFM