Invisible Moment *//INCIDENTAL VANISHING STARS//
20060717 0341
青山ブックセンター*0

本店には昔よく行っていた。一番初めに行った時のことは全く覚えていないが、漫画本の品揃えが秋葉原の書泉と並んでマニアックだったのでそれが自分にとって一番のメリットだったのは覚えている。青山ブックセンターという名前はなぜか以前から知っていた。今から何年前になるのだろう。自分としてはそんなに昔になる気はしないのだけれど、指折り数えて見ると片手では余る事に気付き、時間の流れに驚かされる。
自分の興味が漫画などからWebやデザイン方面にだんだんと傾いていったとき、そのままABCをよく利用するようになった。だんだんと興味の範囲が広がるにつれ、足を運ぶ棚のエリアは増えていった。今まで素通りしていた棚の前で足を止めて、以前の自分だったら考えられない様な本を真剣に探しているのが何だか可笑しくもあった。お前がそんな本買うのかよ、みたいな。そんな感じで時間を見つけては寄り、何か洋書など出ていないかチェックするようになった。値段を見て諦めること多数…だったけれど。
その時思ったのは、東京にはこういったインフラが整っているのが羨ましいということだった。田舎では有り得ない。こういった情報にアクセス可能な場所で生まれ育てば、自分にももっと違った人生があったんじゃないかと思ったりもした。これは確率論的な話だけれど。でも、自分の場合はそういった外的要因よりも内的要因の方に問題があると思う。できる人間はどこにいてもどういった環境でもできるだろうし、何かを成し遂げるだろう。何においてもそうだけれど、理由を内ではなく外に求めるのは問題がある。もちろんこれはバランスの問題なんだけど。例えば、誰かが何か失敗を犯したときに、その人を責めるのではなく、なぜ自分はそれに気付けなかったのか、自分に何かできなかったのかとまず考える(自分の内的要因)。次に、その人が置かれていた環境を考える(その人の外的要因)。自分はこの順番が正しいと思っている。この考え方は、「当事者は最善を尽くした結果、失敗してしまった」という前提に立脚しているんだけれど。性善説に基づき過ぎてるだろうか…。
いつも通り脱線したので話を元に戻す…必要もないか。なんとなく昔のことをふと思い出したので書いてみただけだし。思い出した訳は、ABC六本木店に行ったからなんだけど。欲しい本はあったので購入した。今日はそんなどこにでもあるような、ありふれた夏の一日だった。


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