Invisible Moment *//INCIDENTAL VANISHING STARS//
20060924 0422
life*0

眠い目を擦りながら起きだし、シャワーを浴びて散歩に出掛けた。秋を感じさせる空気が体温を少しずつ冷ましていった。自動販売機と街灯の明かりが誰かを待ちつつ、ぼんやりと地面を照らしていた。空を見上げると少しだけ星が見えた。コンビニの前には若者が二人、停まったバイクに跨って会話をしていた。店内にはバックを抱えたスーツ姿の中年の男性が一人。いつもの店員が深夜にも関わらず世話しなく働いていた。並べられた商品もまた、誰かを待ちつつぼんやりとこちらを見ていた。レジで紙幣一枚を差出し、それと引き換えにいくつかの食料と硬貨一枚を手にした。日々の労働が貨幣へと変わり、そしてそれが食料へと交換される。小さい頃、一度使った貨幣がもう一度自分の手元に戻ってくることはあるのだろうかと疑問に思ったのを思い出した。
家に着くとさっそく貨幣と交換した食料で胃袋を満たした。食べると言う行為は暖炉に薪をくべるようなものだと思った。普段、意識することは少ないが生きるというサイクルがそこにはある。そんなことをPCの動作音だけが聞こえる部屋で考えた。
食欲を満たした後、コーヒーを飲みながらヘッドフォンでSteve Reichのサイトで落としたMP3をぼんやりと聴いた。窓から部屋に入ってくる秋の空気と静かな世界での音楽がある種の欲求を満たした。そして、なんとなくこの数時間の出来事を書き記そうと思い、このエントリーを書いた。


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