Invisible Moment *//INCIDENTAL VANISHING STARS//
20080302 1612
セレクトショップの存在証明*0

Arguments for the Existence of Select shop.

ぼんやりと感じていたのだけれど、商品だけをチェックするお店と実際に商品を買うお店って微妙に違うかなと。品揃えは良いのだけれどどうも買う気になれないショップは結構あったりして、そういうお店では商品だけをチェックして直営に行ったりする。直営が無いときは違うセレクトショップで買ったり。価格が微妙に違ったりするのだけれど、それはそのお店の雰囲気や店員さんの接客などへのサービス料だと個人的に思っていたりするのであまり気にならないかな(限度がありますが…)。自分の年齢が問題なのだと思うけれど、店員や客層が子供っぽく見えてしまうともうダメですね。ここに自分の居場所は無いなと感じる。ちなみに「子供っぽく」というのは肉体的な部分のみでなく精神的な部分も多いです。あと、ハイブランドを取り扱っているから接客が適当というか高圧的(無愛想?)だったりするのもアウトかな。これについては店員さんにもよるのだと思いますし、自分が醸し出している雰囲気にも問題があるのだと反省しますが。でも、そういうブランドのアイテムをほんの少しだけ取り入れると意外にコーディネートが面白くなったりするのが難しいところですね。買いたいけれど、買い辛い…みたいな。

そうやって考えていくと伊勢丹ってその辺のバランスがとても良いですよね、というベタな結論に落ち着きます。商品の取り扱いも豊富で便利ですし、接客も問題ある人に会ったことが無いですし(当たり前と言えば、当たり前ですが)。クリエイティブとビジネスのバランスがとても上手いかなと。代官山のリフトや南青山のコルソ、レクレルール辺りのエッジの効いた雰囲気はとても好きですが、いずれも小規模であるが故に自由度が高いのかなと。
他業界の会社で言えば小規模ベンチャーと大企業みたいな構図ですが、どうなのでしょうか。伊勢丹は大企業になりますが、面白いセレクトしていると思いますし、上で挙げた小規模セレクトショップが伊勢丹には無い特別素晴らしいセレクトをしているかと言えば、そうである部分とそうでない部分があるかなと。セレクトショップ同士を比較した場合でも取り扱いブランドの差があるし、ユーザーはそれらを上手く使って自分の欲求を相補的に補完し、満足させているのが現状かなと思います。というか、自分がそうなのですが。でも一方でセレクトショップのコモディティ化は確実に進んでいるような気もします(これはブランド自体にも言えそうですが)。
それで話を戻すと、伊勢丹に行けばだいたい用が済んでしまう部分があってそれが伊勢丹の強みなんですよね。書店で言えば青山ブックセンターが好きで個人的によく行くのですが、そんな感じでしょうか。本の場合はネットで買っても全然問題無いのですけれど。

その存在証明は何によって成されるのか。情報の伝達速度はインターネットでとても早くなりましたし、お店とお客さんの情報の非対称性は解消される方向で進んでいます。ショップにユーザーが求める主な情報は、コレクションアイテムの実際の質感などの情報、既存ブランドの期中の商品の情報、全く新しいブランドの情報、になるでしょうか。実際の質感やサイズなどは現状のインターネットでは超えられない壁ですね。他の情報をまとめると新しい驚きの提供、ユーザーエクスペリエンスってことになるのでしょうか。そう考えるとショップに行くのはディズニーランドに行くのに近いのかな。その雰囲気や空間も楽しむ、という。

伊勢丹もセレクトショップもネットの世界で例えれば、まとめサイトやニュースクリップサイト、というかポータルサイトでしょうか。大手ポータルや大企業サイトで面白いことやっているサイトもあると言えばありますね、たぶん。
小さな個人サイトの存在証明、小さな書店の存在証明、セレクトショップの存在証明…それらはオーナーのただの自己満足で終わるかかどうかはユーザーに理解され、足を運ぶのが楽しいという無意識的な意識の下で利用されるかどうか次第でしょうか。そこで初めてレーゾンデートルができるのかなと。生物が介在するものは何においてもそうだと思いますが、きっとそれは対話とコミュニケーションから始まると思いました。服でも映画でも小説でも何にもで言えると思いますが、すべては世界との対話なんですよね。あまりにも使い古された結論ですが、これらはビジネス(とクリエイション)をする上での前提の話であって、あとはそれをどう実現するのかという話になると思います。そのために、様々な人たちが様々な業界で日夜努力している訳なんですが。

って、当初考えていたゴールとは全然違う結論に着地してしまった…。書き溢している思索の断片もあるので、また暇なときにでも。だいたいあれこれ考えながら書き始めると、全然違う方向に話が行ってしまうのが常なのですが。数値などの客観的なデータを使って精緻に文章を組み立てているわけではなく、経験論に頼って場当たり的に文章を書いているのが原因ですね…。趣味で書いているだけなので、それでもいいか…な。。


posted by PFM
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