Invisible Moment *//INCIDENTAL VANISHING STARS//
20080414 0300
Dream become reality, reality becomes dreams.*0

21世紀人 XXIc. EXHIBITION3 "XXIst Century Man" DIRECTED BY ISSEY MIYAKE

21_21 DESIGN SIGHTで行われている三宅一生ディレクションによる「XXIc.―21世紀人」
デザインサイト周辺の芝生があってゆっくりと時間が流れている雰囲気が好きですね。どこか"郊外"っぽい雰囲気というか、デパートの屋上感がある…かな(そこまで「何かが終わってしまった」感がある訳ではないですが)。

それで今回のEXHIBITIONの感想ですが、三宅一生の「21世紀の神話」と関口光太郎の「明るい夜に出発だ」が良かったですね。あとは、イサム・ノグチの「スタンディング・ヌード・ユース」とデュイ・セイドによる「スティックマン」かな。
三宅一生の「21世紀の神話」はアートアニメーションのワンシーンのようで良かったです。インスタレーションだったので当たり前ですが、空間がデザインされていたのでその世界に浸れました。欲を言えば、もう少し広いともっと良かったかな。デュイ・セイドによる「スティックマン」は、楮の枝で人体を模した作品ですが、作品自体を見るよりも作品の影を鑑賞しました。3Dの作品がライトで出来た影を見ることで2Dに落とし込まれていて2度美味しいと言うか、自分はそちらの方がこの作品の本質のような気がしました。

一応これで、深澤直人による「チョコレート」、佐藤卓による「water」と今回の三宅一生による「XXIc.」と企画展だけは全部見に行っていることになりました。なんとなく惹かれるものがある時に足を運んでいるだけで全く意識していなかったのですが…。これからも何か惹かれるものがある時だけ行くつもりです。前にも書いたと思いますが、個人的には夜間公開をやって欲しいですね。Light-up Museumというか、夜でしか表現し得ない世界もあると思うので。

以下、何となくぼんやりと考えたことを…。
作品を制作・公開することについてですが(ネットでも可)、作品を鑑賞するときの季節や時間帯、鑑賞者の体調や気分、その他の外的要因(他の鑑賞者の有無など)によって作品の見え方は180度変わるので制作者はそれをどこまでコントロールし、鑑賞者の心にどういった感情を抱かせるのか…なんだなと思いました(これはハックみたいなものですよね)。作品というソースコードが鑑賞者の心の中で実行された時に、どういったプログラムの実行結果が出るのか。もちろんそれは心の中だけでなく、作品の帰結として行動として社会に表れなければ表現足りえない。作品をつくると言うことはそういうことなんだって改めて思いました(すべてがそうであるべきだとは思いませんが)。
「作品をつくることで世界を変える」という今更ナイーヴ過ぎる感覚がまだ力を持っていた、本気でそれを信じられた時代。残念ながら僕はそういう時代の空気を知らないのですが、自分がつくり出すものに対しては誠実でなければならないという姿勢はいつの時代もCreative Loversの根底には(無意識的にでも)あると思います。時代がうつろい行く中でも、普遍的で変わらない感覚が人の中にはあり、きっと希望ってのもその辺ににあるんだろうなってなんとなく思いました。

夢は現実に、現実は夢に。


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