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VOGUE HOMMES JAPAN

創刊されたVOGUE HOMMES JAPANを買ってきました。
中身はかなり正統派なつくりでしたね。もう少し針を振り切っても良かったのではないかと思いましたが、それは今後に期待ということで(Vol.2は2009年の3月発売予定)。でも、この雑誌の目指すところはそこではないような気もしますが...。何となくですが、英語と日本語のフルバイリンガル・マガジンで出して海外のマーケットを意識しても良いのではと思いましたが、そうすると全体の情報量が減ってしまうのでしょうか。こういう雑誌は速報性よりも資料としてのアーカイヴ性とPhotographyの作品性が重視されるような気がするので、それもあまり問題にならないような気もしますが。あくまでも、海外資本の海外の雑誌の日本版という位置付けなのかなとも思いましたが。
そもそも同じ名前の雑誌(と書くと語弊がありますね)が各国で発刊されて売られているという状況が不思議で、それは「情報の地域性」と「言語の壁」の二つの要因がそうさせているのであって、その二つがテクノロジーか何かの進化によって消えていけば各国各言語で雑誌がつくられることもなくなっていくのかなと思いました。でも、他にも文化や宗教など見えない壁がたくさんあるのでそうはならない...ですよね。ちょうど同じ日にAppleが新型のiPod nano/touchとiTunes8を発表して、それが全世界ですぐに買えたりダウンロードできたりするのを見ていたので、雑誌もそんな感じになったら面白いなと思った次第ですが。

そういえば、VOGUE HOMMES JAPANの編集長の斎藤和弘ですが、VOGUE NIPPONの編集長を退任し、コンデナストが発行する全誌のエディトリアル・ディレクターになったそうですね。その斎藤氏がVOGUE HOMMES JAPANのEDITOR'S LETTERで男らしさについて書いていて、「コム デ ギャルソンのスカートあたりは、いけるかも。」というのを読んで思い出したのが、現在行われているコレクションのMarc Jacobsのスカートだったりします。Marc JacobsMarc by Marc Jacobsの時もスカート姿だと思うのですが...そう見えるだけ?でしょうか。

あと、雑誌に載っていたHEDI SLIMANEへの100の質問が面白かったですね。honeyee.comに掲載されているインタビューも合わせて読むと良いかも。こちらの文章を書かれた方のBlogはこちら。あと、VOGUE HOMMES JAPANのFashion Directorを務めたNICOLA FORMICHETTIのBlogも紹介しておきます。彼のBlogでは誌面に載っている写真も見ることができますので。

posted by PFM