This is Not here - Invisible Moment *//INCIDENTAL VANISHING STARS//

Fashion Stroll for 09-10AW Collection

梅雨も明けて、本格的に太陽の季節の到来といったところですが、各ブランドは秋冬の立ち上がりを迎えつつありますね。いつも感じるのですが、デザイナーのクリエイションと対峙するこの瞬間は何物にも代えがたい不思議な感覚があります。ほぼ虚構として存在していた服を実際に手に取って触れられ、そして、そこでは自分の審美眼や教養といったものが試されているような気がする・・。

服というと差異化ゲーム的な意味合いで消費されることが多く、雑誌などのメディアもそういった方向で消費を煽ることがほとんどだと思うのですが、こういった場では(デザイナーだけでなく、作品としての服を生み出す総体としての)メゾンのクリエイションに対する誠実さが大切だと個人的には思います。"纏う"という行為の根底には、メゾンへの敬意みたいなものが多かれ少なかれ、意識/無意識レベルにしろ存在していると思いますし。
また、これは服だけに限らないと思うのですが、ある文化の消費形態というものはその文化自身を少なからず規定すると思っているのでそういった意識は何に対しても大切にしていきたいですね。良い映画や小説、良い音楽が誰かの人生を変えてしまうように、素敵な服にもきっとそういう力があるのだろうと感じますし、もちろんつくり手側はその力を信じているだろうことを思って・・。

前置きが長くなりましたが、ここからは2009-2010秋冬について。

伊勢丹では、PRADAやNumber (N)ine、Yohji Yamamoto、Kris Van Asscheなどの秋冬が立ち上がっていました。PRADAではスタッズ・シャツや前身が切り替えしになっているパンツなどが入荷していましたね。スタッズを使用したアイテムは、クリーニングなどの管理がかなり大変そうな印象でしたが。。
Number (N)ineはファイナル・コレクションということで、各アイテムの手の込みようは凄いものがありましたね。個人的にはコレクションで使われていたフェイスマスクが気になりました。日常生活の中でそのままマスクとして使うのは問題がありますが、アクセっぽくして違った使い方をすると面白そうだなと。
Kris Van Asscheは、裾の部分が切り替えし・レイヤードになっているシャツ等がありました。コレクションでモデルが頭や首からダラッとマフラーのようにぶら下げている(ジレとマフラーが合体したような)アイテムもありましたね。

そんなこんなで伊勢丹では特に何も購入しなかったのですが、その後、銀座に移動。LANVINにてコレクションで使用されていたシルク・スカーフを購入しました。コレクションのLookで言えば、2, 7, 8, 9, 11で使われていたものですね。ネクタイの生地っぽい感じでかなり上品な雰囲気。ちなみに、LANVINは先週ぐらいから既に秋冬が立ち上がっていてスカーフも色によっては既に完売してしまっているものがありました。また、ジャケットなども既に入荷済みでずいぶん早いな、といった印象。狙っているものがある人は早めに動かれた方がいいかなと思います。

折角なのでLANVINについてもう少しだけ。

同ブランドは1889年に婦人用帽子店としてそのキャリアをスタートさせたJeanne Lanvinがその起源となるのですが、今年で生誕120周年を迎えるのですよね。ちなみに、娘の手を引く母をモチーフとしたLANVINのロゴは、Paul IribeによってデザインされたものでJeanne Lanvinとその娘であるMarguerite(Marie-Blanche)をイメージしたスケッチが元になってるとのこと。娘への愛情を象徴しているといったことが、こちらに書かれていたのでご参考に。

その120周年にちなんで先日、アーティスティック・ディレクター Alber Elbazのイラストによる限定バッグが発表されていましたが、日本でもAlber ElbazやLucas Ossendrijverを招いてイベントをやるかもしれないとのこと(この情報はまだ不確かですが)。また、9月頃には伊勢丹3階のDolce & Gabbanaのスペースに入るとの話もあるのでこちらも楽しみですね(Dolce & Gabbanaは伊勢丹から撤退?してしまうのでしょうかね)。

posted by PFM