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Chanel 10SS Collection

Karl LagerfeldによるChanel 10SSコレクション。
Front RowにPrinceが登場したことが話題になっていましたが、今回はGrand Palaisに巨大な納屋を築いての開催。これはMarie Antoinetteの「王妃の村里」(Hameau de la Reine)等からの影響という話題が各所で出ていましたね。Karl Lagerfeldの発言によれば、彼が幼年時代にファームで過ごした経験が今回のコレクションのインスピレーションソースになっている様子。

牧歌的なカントリーライフを描くというテーマに沿い、コレクションで登場したアイテムはどれも優しくソフトな印象でしたね。カラーパレットはいつものように白と黒に加え、(干し草のような)クリーム色や薄いグレー、トープなどが用いられていました。アイテムで気になったのは、今回のコレクションでフューチャーされていたミニクリニですね。あと、ヒールがクロッグだったのもクラシカルな雰囲気を出していて存在感があったと思います。

ランウェイではモデルが微笑を浮かべていたり、Sasha PivovarovaらがBlackBerryを何故か手にしていたり。Freja Beha ErichsenとBaptiste Giabiconiが共に歩いていたり、Lara Stoneと3人で寸劇をしていたり。極め付けはLily Allenが登場し、ライヴ(コーラス隊にIekeliene StangeとCharlotte di Calypso)を行ったりと見所は盛りだくさんな内容。毎回思うのですが、Chanelのショーはちょっと次元が違い過ぎますね・・素晴らしい。

最後に少し脱線して書いておきますが、個人的にChanelとファームという組み合わせが、Chanelのクチュールコレクションまでを追ったドキュメンタリー映像である「サイン・シャネル カール・ラガーフェルドのアトリエ」を思い出させました。といっても、映像内で登場するガロン職人のおばあさまが農業をしながらChanelのクチュールコレクション用のガロン(Chanelのツイードジャケットの縁の部分などに用いられている装飾のこと)をつくっている、というただそれだけの関連性しかないのですけれど・・。
映像自体はとても面白いドキュメンタリーなので、未見の方はチェックしてみると良いかもしれません。

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posted by PFM