This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Alexander McQueen 10SS Collection

Alexander McQueenの2010年春夏コレクションは、SHOWstudioのホストによりネット上でブロードキャストされる予定でしたが、アクセスが殺到し、コレクションの開始前に負荷でサーバがダウンしていましたね。すぐ替わりに別のサーバでストリーミング配信が開始されましたが、映像がぶつ切り状態でほとんどリアルタイムでは見れなかったという・・(自分は途中で見るのを諦めてしまいましたが)。

今回のコレクションは、Charles Darwinの「種の起源」やプラトンの(海底に沈んだとされる)アトランティスからインスピレーションを得たもの。ダーウィンに関しては09SSコレクションでもマックィーンは言及していましたが、今回は温暖化による海面上昇によって人類が海底での生活に適合できるように進化しなければならなくなった後の世界(人類の進化の帰結が海への帰還であった、という逆説的な意味も含む)、のストーリーを描いていたようです。

コレクションは、09SSの続編(今回は陸上ではなく海の中)のように爬虫類の鱗やデジタル・グラフィックスを用いたシンメトリカルなパターンがフューチャーされていましたね。サイバーで未来的な雰囲気は、後半に進むにつれて強くなっていました。でも、やや単調さも感じられるかな・・と個人的に思いましたが、そうならないように所々に非対称のLookを配置していたのも印象的。

また、各所で話題になっていたヒールですが、アルマジロのようなものからレトロフューチャーな雰囲気のもの、海底神殿?のような貝や珊瑚礁からインスピレーションを得て制作したと見られるものなど、自分もかなり素晴らしいと思いましたね。

via style.com wwd.com vogue.co.uk telegraph.co.uk nytimes.com runway.blogs.nytimes.com tFS

posted by PFM