John Galliano 10SS Collection
John Galliano 2010年春夏コレクション。
今回のコレクションは、パリの都心から車で30?40分ほど離れた工場跡地の倉庫(Halle Freyssinet)で、大雨の降る中、約一時間遅れ(ということは、21時半近くでしょうか)で開始されたとのこと。Hilary Alexanderの記事を読むといろいろあったことがわかります・・。
インスピレーションソースは、クリエイティブチームを連れてロサンゼルス(ハリウッド)を訪れたことにあるようで、Tallulah Bankheadやサイレント映画からRudolph ValentinoやLillian Gishの影響があったようです。
ランウェイでは、赤色のレーザーと天井から(弾けるとスモークが出る)バブルが降るという演出がありましたね。オフィシャルサイトのムービーを見るとバブルが不思議な世界観をつくり出す演出として効いているのがわかります。コレクションに関しては、パフショルダーのブラウスやポルカドットのレース、シュミーズといったアンダーウェアを上手く使う等、彼らしいクリエイションだったと思います。カラーパレットに関してもショッキングピンクやワインレッド、ブルー、イエロー、パ?プルといったカラーが、あるべきところにあるというバランス感覚がJohn Gallianoでしたね。
09-10AWに続いて今回も素晴らしいクリエイションだったと思うのですが、Christian Diorと見比べるとシグネチャでは本当に好きなことをやっているんだな・・というのが伝わってきます。個人的にはChristian DiorとJohn Gallianoのクリエイションがもう少しミックスされたものが見てみたいのですけれどね。