This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Emporio Armani and Burberry Prorsum Live Streaming

まずはEmporio Armaniのライヴ配信についてですが、自分は途中で接続が途切れてしまって見ることができませんでした・・。事前に報道されていたReebokとのコラボ・アイテムがお披露目されるということで、見たかったのですけれど。。

Burberry Prorsumについては、接続が危ういながらも見ることができました。今回もコメントが投稿できる機能が付いていて、皆で実況できるようになっていましたね。コレクションについてはミリタリー色が強かったと思います。ランウェイにはAlex WatsonやGeorge Craigは登場せず、Front rowでした。

Dolce & GabbanaもEmporio ArmaniもBurberry Prorsumもそうでしたが、いずれもショーの開催は予定よりも遅れていましたね。Hilary AlexanderやSuzy Menkesなどがレビューの際によく書いていますが、待ち時間もネットを通して共有できたのでちょっとその気持ちがわかりました・・Burberry Prorsumは、ショーが開始されるまでインヴィテーション・カード?か何かの製造工程の映像を流していたので良かったのですけれど。

現状では各メゾンが手探りで独自にライヴ配信を個別に行っていますが、将来的にはそうではなく、CNMIやBFC、CFDAといった協会などで取りまとめて貰った方が視聴する側としては良いのかなと思います(差別化を図りたいメゾンは嫌がるでしょうけれど)。URLもそれぞれ移動しなければならないのが面倒ですし(会場から会場へ移動するリアリティがあって良いと思う人もいるかもしれませんが)。U2のライヴ配信のようにYouTube辺りのインフラ(実際はAkamai)を上手く活用すれば、接続が切れる問題もクリアできるかなと。

もしコスト負担の問題があるのであればフリーミアムの仕組みを上手く使って、高画質版を見たい世界中のFashion Loverには有料チケットorアカウントを買って貰うようにする等し、低画質版は無料で誰でも見れるようにすれば良いでしょうか。そこで資金がプールできた場合はそれを使って若手デザイナーの育成などを行うようにすれば、それはそれで業界全体の利益になる新しいエコシステムが構築できるかなと思います(完全に思いつきです・・)。一方、ランウェイショーというプレゼンテーション方法自体が時代にそぐわないという議論もありますが、それはとりあえずここでは横に置いておきます。

あと、ショーに関して個人的に思っているのは使用しているサウンドトラックはその場でiTunes等で買えるようにして欲しいですね。BGMが気になるけどアーティストも曲名もわからないことがあるので・・。

デジタルメディアによっていろいろなものの関係性が変化し、ソーシャルメディアによってエンドユーザーとのコミュニケーションチャンネルが多チャンネル化している状況に合わせて、各メゾンが(不況も手伝って)変化に対応している、というのが現状なんだなとライヴ配信を見ながら何となく思いました。

posted by PFM