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Gucci 10-11AW Men's Collection

Frida GianniniによるGucci 10-11AW メンズコレクション。
"I don't think it is a nostalgic collection, but heritage is good for me - going back to the archives, but looking forward to the future,"というFrida Gianniniの発言にもあったように、今回のコレクションはGucciの過去のアーカイヴへの言及を展開。これは世界不況の嵐が吹いてからここ数シーズン続いている傾向ですが、各メゾンがそのルーツやアイデンティティをクリエイションのリファレンスとするパターンが多いですね。

Frida Gianniniのクリエイションからはセクシーさ、ある種のイヤらしさを感じるのが特徴的だと毎回思うのですが、今回はカラーパレットも落ち着いた感じでそれがとても薄かったと思います。ランウェイのラスト数ルックからは少し感じましたが、それ以外は秋冬にしては静けさのある服でしたね。レオパードジャケットはありましたが、グラフィカルなプリントパターンもありませんでしたし。

シャツとネクタイのセットアップや素足にホースビット・ローファーはいつも通りの雰囲気。ランウェイでは全体的にキャラメル系のカラーを多く使用し、インナーにプレーンなハイネックニットを用いていたのは逆に印象的だったと思います。

via wwd.com gq.com vogue.co.uk nytimes.com tFS

posted by PFM