Invisible Moment *//INCIDENTAL VANISHING STARS//
20100523 1755
The Future Of Fashion, Part Six: Alber Elbaz*0

Style.comでのThe Future Of FashionシリーズのPart.6は、Alber Elbazへの電話インタビュー。
最初から最後までとても面白いのですが、ざっくりと意訳して気になった部分のみ(といっても結構長くなってしまいましたが・・)をいくつかピックアップして書いておきます。詳細については原文をご参照頂くということで。理解に間違いがあればご指摘頂けると助かります。

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ファッションショーはあなたのメッセージを届ける上でどんな役割をしますか?という問いには、ファッションショーは夕食を食べる際のテーブルのようなもので、それが最もプラグマティックであるとのこと。映像を使ってショーを披露することについての話が(業界内で)多くあったけれど、Alber Elbazにとってライヴでのオーディエンスはとても重要であるようで、例えとして手書きの手紙(ランウェイショー)とSMS/e-mail(映像でのプレゼンテーション)を比較し、想いを誰かに伝えたいならば前者をしなければならないと語っていますね。
もちろん、デジタルのこの時代に自分たちを適応させていかなければならないという認識もあるようですが、ファッションは必ずしもwhat's newについてではなくwhat's goodについてだよね、とのお話。

(ファッションショーがオーバー・スケジューリングしていることに関して、)コレクションを製作することは本を書いたり、映画を製作するようなもので、1年のうちに6つの映画をつくることは通常であればそれは不可能なこと。多くの人々が今日のコレクションには十分な変化が無いと不満を言ったり、過去のファッションの方が今日よりとても創造的だったと言っていることを知っているけれど、この現象の大きい理由は我々に考える時間がないということにある、とのこと。
(コレクションからコレクションへの)終わりの無いプロセスがデザイナーだけでなく、コレクションについて考える時間も無くタクシーの中でレビューを書くエディターや(ブティックの)フロアでカスタマーやアイテムの効果ではなくコンピュータと数字を見るようになったバイヤーにもこの種の多くの疲労があり、これらには変化が必要である、と。そして、我々は変化することができると考えており、ファッションを楽しむことに戻りましょうとのこと。

デザイナーの仕事とは基本的に女性と男性をよく見えさせることであり、20世紀で最高のデザイナーのうちの2人であるGeoffrey BeeneとYves Saint Laurentから学んだことは来る日も来る日も(朝から夜遅くまで、週末も)働くということ。
我々は独立会社であるのでLuxury Conglomerateの1企業のように親会社に助けて貰うことができないため、私たちは私たちのために働く人々の給料のためにコレクションを製作しなければならず、新しいシーズンの最初の一週間、(次のコレクションのために)部屋でスケッチする際に大きなプレッシャーを感じる、とのこと。

スウェーデンのデニム・カンパニーであるAcneとのコラボレーションは好評だったが、ファストファッション企業とのコラボの構想は?との質問には、差し当たってその予定はなく、考えもないとのことです。

ファッションブロガーに関してはブロガーを愛しており、実際にブログを読んだりするとのこと。ブログには純真さや率直さがあり、ブロガーがpolitically incorrectに書いているのを見ることは面白いとのお話。ポジティブな意見が書かれているとextremely happyだけれど、ネガティブな意見が書かれているとhateするとのこと。そしてこれらは社会を映す鏡であり、我々デザイナーがしていることと同じである、と。
摂食障害のモデル問題についてはデザイナーは非難されるべきではなく、スキニーであることは多くの(rich and poor and young and old and intellectual and notといった)女性が望んでいることであり、それは世界で起こっている何かであるとのお話。スキニーなデザイナーではない私としては快適な服、美しさを希求し、gray hairやwrinklesも好きとのことで、それがLanvinのロゴが母と娘である理由、とのこと。

セレブリティがファッション・ラインを開始することに関しては、それは問題であり、ちょっと違うよねとのお話。
ビジネス的な観点からセレブリティがLanvinのドレスを着ることはどれくらい重要ですか?という問いには、彼らがLanvinのドレスを着て素晴らしく見えるならば良いけれども、そうでないときはwant to kill yourself... とのこと。しかし、我々はセレブリティをビジネスに変えるというシステムは決して採用しなかったとのことで、LanvinのPR departmentにはそういったことはしないで欲しいと言っているようです。

最後に、ChanelをKarl Lagerfeldから引き継ぐという噂に関しての質問については何もなかったと否定しつつ、「私は彼を尊敬し、彼の仕事が好きで、彼は素晴らしい仕事をしていると思います。そして、私は人としてデザイナーとして彼を敬慕しています。彼はそこにいます。そして、私はLanvinにいます。」とのこと。

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本インタビューはパリ時間の午後8時ぐらいから始まったようですが、インタビューが終わった後もAlber Elbazはスタジオで2?3時間程度働くつもりだったようで、本当に朝から晩まで働いているようですね。インタビューの内容に関しては、業界が抱える問題に関する部分はとても納得できましたが、スキニー・モデル問題に関してはいろいろと疑問が残る回答だったかなと思います。


posted by PFM
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