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PRADA 09-10AW Collection

Miuccia PradaによるPRADA 09-10AWコレクション。
全体の雰囲気は革とスタッズを多用したメンズのダークなコレクションのようでしたね。コレクション・テーマは、後半に行くにつれてCountryからGladiatorっぽい雰囲気に変化していました。前半から中盤に掛けてのコート(1940年代 戦争に行った夫の代わりに働く女性のイメージ)やWaderのようなブーツはかなり特徴的で、また、後半のスタッズを打ったドレスはかなりハードな雰囲気だと思いました。

tFSでは、「(コレクション全体の80年代リバイバルの雰囲気に対して)80年代の女性のように派手で挑発的な服を着てパーティーに出掛けることで、不況から目を逸らすという女性像の描き方は(ある種の軽薄さを孕んでいるので)女性を侮辱していない? 今回、Pradaはナイトクラブに出掛けるような女性とは対極的なタフで現実を直視するような女性像を描いた。」といったような意見があったのですが、それに対して「これらのコートや靴の価格のことを考えるとそれが現実を直視していることになるのだろうか? それは贅沢品であり、現実逃避である。」といった意見もあって、確かにそこには自己矛盾が存在する気も・・とちょっと考えさせられてしまいました。

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posted by PFM