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Prada 10-11AW Collection

Miuccia PradaによるPrada 10-11AWコレクションは、メンズと同じく過去への回帰(90年代のPrada)をベースとしたもの。トーンは60年代前後をリファレンスとしたもので、各所のレビューでは米国のドラマシリーズ"Mad Men"が引き合いに出されていました。

Victoria's Secretからのモデルのキャスティングがあったことや(SHOWstudio.comのレビューで書かれていたように)Lara Stoneがウォーキングしていたことがわかりやすいのですが、今回は"curvy"への言及が多く見られましたね。アクセントの付いた胸やシェイプされたウエストにフレア・スカートなど。メンズのコレクションでも見られましたが、シルエットもハイウエスト(コートのボタン位置も高めだったり)でAラインを描くものが目に付きました。
WWDのレビューにあったように、露出の多さからくるある種の単純な女性性を描くというよりは、服の雰囲気やシルエットでそれらへアプローチするというのがPradaらしかったです。コンサバティヴと言えば確かにそうなのかもしれませんけれど。

メンズにもあったダブルカラーのコート、胸元にフリルの付いたドレス、格子状のプリントパターン、パテントレザー・スカート、セクレタリーなサングラス、野暮ったい気分のケーブルニットとソックス、レトロな雰囲気のエナメルシューズなど、モデルのヘアスタイルが(ウールニットバンドを用いた)シニョンだったのも気になる部分でしたね。

via style.com wwd.com vogue.co.uk nytimes.com dazeddigital.com tFS

posted by PFM