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Balenciaga 10-11AW Collection

Nicolas GhesquiereによるBalenciaga 10-11AWコレクション。
10SSの雰囲気を継続しつつ、そこにNicolas Ghesquiereの得意とするフューチャリスティックなトーンを加えての展開。コレクションは、Irving Penn, Cindy Sherman, Dominique Gonzalez-Foersterなどからの影響も受け、ランウェイのフロアはStanley Kubrickの2001: A Space Odysseyをモチーフとしていたようです。

幾何学的なカーブを描く彫刻的なシルエットは、少しミニマルな雰囲気。ファブリックとテクスチャー、カラーブロック、そして、グラフィックやタイポグラフィで自由に遊んでいましたね。ともするとチープになりがちなマテリアルやカラーパレットを上手く落とし込んでいる印象で、バランス感覚が晴らしかったです。

ランウェイ中盤のレーザーカットが使われているLookやランウェイ後半のタイポグラフィ・パートでの(前面が開いているように見える)ジャンプスーツ、ラスト3Lookでの翼が付いた(編まれた様な立体感のある素材の)ドレスは気になりました。また、足元のプラスチックやローファーなどをパッチワークしたシューズ、左手首に付けたアクセサリーも気になる存在だったと思います。

映像で見るとまた違った雰囲気なので、こちらも是非。Lookの後姿などをチェックしてみると面白いです。
あと、各所で報じられているCarine Roitfeldの件ですが、こちらもちょっと気になる話題ですね。

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posted by PFM