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Dior homme 11SS Collection

Kris Van AsscheによるDior homme 11SS メンズコレクションのテーマは、"Lessness"。
"Less is more. Simplicity is the true luxury,"というKris Van Asscheの発言がありましたが、方向性は10SSから続いているDior hommeでのKris Van Asscheのクリエイションそのままですね。dazeddigital.comのインタビューでもスーツへのアプローチに対する質問に優雅さと快適さについて答えていますが、ファブリックのボリュームと流動性を巧く用い、ソフトタッチ・フィーリングでそれを実現させるという方法論は彼らしいとは思います。

カラーパレットはモノトーンにグレーを加えて。ジャケットのインナーにはCollar Shirtではなく、カフタンのようなシャツやカットソーが多くのLookで用いられていましたね。着物のような雰囲気もあったかなと思います。どこかの民族的な衣装から匂いを無くし、アーバン且つ、コンテンポラリーに洗練し、モードに上手くトランスレーションしているのは見ていて面白いですね。ランウェイ終盤のアジア人モデルを起用したLookもその辺の意識があったのかなと思いますが、どうでしょうか。

服以外のアイテムで気になったのが足元のサンダルなのですが、良く見るとレースアップになっており、後ろにはバックルが付いていますね。ランウェイの最初から最後まで同じだったのが少し単調な感じがしましたが、スニーカーなどが用いられていなかったのは逆に新鮮な感じもあったかなと思います。

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