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Gucci 11SS Collection

Frida GianniniによるGucci 11SS Collection。
各所のレビューで指摘されているように、Yves Saint Laurentを思わせるLookがいくつかあった今回のコレクションのインスピレーション・ソースは、10-11AW AD Campaignの撮影を行ったMarrakeshから。その後は、Chris von Wangenheim、David Bailey、Guy Bourdinといったフォトグラファーの70年代の作品から影響を受けたとのこと。

カラーパレットは各パートで分かれており、1?8Lookがターコイズ、パープル、オレンジ、9?26Lookではアイボリー、ベージュ、27?39Lookではブラック、最後の41?44Lookのドレス・パートではダークオレンジ、ビリジアン、パープル、ゴールド、といった具合に表現したいトーンに合わせて配色を完全に分けていたのが印象的ですね。

ここ数シーズンの流れを汲んだシックでウェアラブルなアウトフィットに、タッセルやフリンジ、ハーレムパンツなどの民族的な要素を付加して描かれる"Sophisticated Seduction"。dazeddigital.comでのFrida Gianniniのインタビューにもあったように、プリントを一切使わずにテクスチャーやマテリアルによって各Lookの表情をつくっていたこともポイントでしょうか。ドレス・パートでのフェザーやビーズの用い方は彼女らしい感じでしたね。

ランウェイでは、Luigi Murenoによる三つ編みシニョンのヘアスタイル、Pat McGrathによるグロッシーなリップとマニキュアも雰囲気に合っていたと思います。

via style.com wwd.com vogue.co.uk telegraph.co.uk nytimes.com fashionwiredaily.com dazeddigital.com showstudio.com tFS

posted by PFM