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Dolce & Gabbana 11SS Collection

Domenico DolceとStefano GabbanaによるDolce & Gabbana 11SS Collection。
ここ数シーズン、彼らのルーツとなる"Sicilian Sensuality"にフォーカスしたコレクションが続いていますが、今回も同様の方向性での展開。今回のインスピレーション・ソースは、シチリアの"trousseau"(嫁入り道具や衣装など)から。

ランウェイショーのカラーパレットはホワイトをメインに、そこにブラックやレオパード、シックなフラワー・プリントを点在させ、クロージングには嫁入り道具の箱に詰められることに由来するレースを多用。ベビードールにシフト・ドレス、ビスチェやコルセットなどのランジェリーをデイウェアとして解釈し、誘惑的に甘く、フェミニンに描かれる女性像はDolce & Gabbanaらしく、強いセクシーさを合わせ持っていますね。

Fashion Wire Dailyを始め、いくつかのレビューで今回のコレクションに関して(花嫁がテーマの一つとなっているので)純潔さや処女性に言及されていましたが、確かにそれらの要素はとても小さくなっており、それがとても彼らのクリエイションらしさを出していたと思います。通常、このテーマで女性を描くとすれば、もっと透明度が高く、純潔さにフォーカスした(ある意味、ステレオタイプな)ものになってしまうと思うので。彼らのアイデンティティである過剰なセクシーさは、今回のテーマにおいても根底に流れているというのが個人的にはとても面白いと思いました。

コレクションの服以外のアイテムに関して、ゴールドのジュエリーはいつものように素晴らしいですね。ビッグサイズのサークル・イヤリングは、少しクラシックな印象をLookに与えていましたでしょうか。シューズに関しては、ウッドソールだったのが涼しげで爽やか雰囲気をだしていたかなと思います。

via style.com wwd.com vogue.co.uk telegraph.co.uk nytimes.com latimesblogs.latimes.com fashionwiredaily.com showstudio.com tFS

posted by PFM