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Dolce & Gabbana 11-12AW Collection

80年代の空気感をベースにマスキュリニティとフェミニティのミックスによって展開された、Domenico DolceとStefano GabbanaによるDolce & Gabbana 11-12AW Collection。

ジェンダーとの戯れを感じさせるランウェイショーは、ダブルブレストのワイドラペル・テーラリングにシャツとネクタイ、ポークパイハットやサスペンダー、ノースリーブ・シャツにジレといったアイテムによってボーイッシュなマニッシュさを描いていましたね。フェミニティとしては、ハウス・シグネチャであるランジェリーやコルセット型のドレスに加え、シフォンのドレスをフィーチャー。
ファブリックやイヤリングなどにライトモチーフとして多用されるスターとミュージックスコアは、ここ数シーズン影を潜めていた彼ららしい俗っぽさがありましたでしょうか。ファーにレオパード、スパンコールといったお馴染みの要素もありつつ、ビジューを散りばめたジャケットなども登場。身頃の途中でカットアウトされたジャケットが1Lookだけあったのが個人的には目に留まりましたね。

彼らのコレクションはここのところシシリーへの言及が続いていましたが、今回は少し変化があって良かったかなと思います。俗っぽさやお行儀の悪さといった要素はDolce & Gabbanaにとって大切な要素だと思うので、今回はそれが80年代のトーンによってドライヴされていたのが印象的なコレクションでしたね。

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posted by PFM