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Yohji Yamamoto 12SS Men's Collection

インドネシアン・ミュージックをサウンドトラックにセットして行われた、山本耀司によるYohji Yamamoto 12SS Men's Collection。
彼によればそのサウンドトラックの選択は、民族的な感じを与えたかったからのようですね。BGMとしては三味線も使われていました。

アジアの文化に影響を受けたというコレクションは、ティピカルなYohji Yamamotoといった感じ。多様なモデルをキャスティングし、彼らしいオーバーサイズのアイテムによって描かれる緩やかなシルエット。袴キュロットはCdGと言われても違和感が無かったですね。レイヤリング・トラウザーや捩られたダブルのベルトなど、ウエストにネクタイが付いたLookもありつつ、明確な意味や国籍を持たないファブリックのパターンがコレクション全体に混沌とした雰囲気を与えていましたね。
クロージングに関してアジア的であるということを誤解を恐れずに言うならば、それは服に対してある意味、無頓着である態度だと言えるかなと思います。

耀司によると現代のYohji Yamamotoが描く男性像は、"He is someone who lives in the city, and on the street; sometimes he creates a movie, and sometimes he writes. He is a free man."とのことです。

via style.com wwd.com dazeddigital.com showstudio.com tFS

posted by PFM