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Jason Wu 12SS Collection

まずはNew Yorkということで、2012年春夏コレクションはJason Wu 12SS Collectionから。
Alex de Betakのプロデュースによるホワイトのプレートを重ねて造られたステージをランウェイとして行われた今回のコレクションは、スポーティな要素とオートクチュールの要素をミックスしたもの。"mix something a little funny with haute couture shapes."という発言がJason Wuからありましたが、クチュール感を上手く用いてエレガンスなどを表現するというのが彼のコレクションにおいては一つの大事な要素になっていますね。新しい方法によるエレガンスへの回帰、というのもテーマとしてはあったようです。

ブラック、ホワイト、グレーにアイボリーをベースとしつつ、バブルガムピンクやイエローグリーンにブルーを交えたカラーパレット、モノクロのフラワープリントにはポップアーティストのKAWSのグラフィティを加えて、曲線を描くショルダーとペプラムが特徴的なクチュールウェアに、軽さを与えたナイロン・ウインドブレーカーやショーツといったスポーティ・エレメント、Tom Binnsとのコラボレーションによるチェーン・イヤリングとシルバーなどにデコレートされたシャツの襟、足元を飾るのはアンクル・ストラップのスティレット。
今回はテーラリングの要素がとても少なく、デイウェアからイヴニングまでライトウェイトでスポーティなドレッシングにフォーカスして構成されていましたね。ちなみに各LookのスタイリングはKate Youngによるものです。

Odile Gilbertによるブラック・フェザーによって装飾されたヘアスタイルは50年代のGrace Kellyから影響を受けたもので、普通のシニョンにしてしまうのはあまりにもオールドファッションだったため、よりモダンにするために今回のような感じになったとのこと。ヘアスタイルにはフェミニンでボーイッシュな印象が確かにありました。
Diane Kendalによるメイクアップはオプティミスティックなネオンオレンジのリップが目を惹きましたね。細かいところですが、ネイルと対にされていたのがとても効果的で良かったと思います。

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posted by PFM