This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Gucci 12-13AW Men's Collection

River Phoenixの代わりにLeonardo DiCaprioがArthur Rimbaudを演じたAgnieszka Hollandによる1995年の映画"Total Eclipse"、Luchino Viscontiの貴族的な映画と俳優のHelmut Berger、Charles Pierre Baudelaireによる"Les Fleurs du Mal"の退廃的な美しさ。これらをリファレンスとし、"Bohemian grunge"というキーワードによって表現されたFrida GianniniによるGucci 12-13AW Men's Collection。

ブラックを基調にネイビーブルーやワインレッドなどのシックなカラーパレットを用い、ランウェイにはニットとスカーフを合わせて胸元を開けたスリムなスーツ、アストラカンファーやカーディガンコートにボマージャケットといったアイテムが登場。靴に関しては乗馬ブーツが使われていたのが気になりましたね。
フラワープリントにベルベット、ジャカードやタペストリーのような織りを現代化させる方向でミックスしたかったというフリーダの説明があったようにスーツやコート、そして、トラベリングバッグにまで植物やペイズリーなどのパターンが多用されていたのが印象的。イヴニングはデイウェアを艶のあるベルベットやポニースキンに置き換えてパターンを表現していましたね。

コレクション全体は現代のアリストクラシーで緩やかな日常着として上手くまとまっていたかなと思います。デザインよりもスタイリングが先行するのは良くも悪くも彼女らしいですね。

via style.com wwd.com nytimes.com nytimes.com fashionwiredaily.com showstudio.com tFS

posted by PFM