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Gucci 13SS Collection

Front RowにはCharlotte Casiraghiらを招待して行われたFrida GianniniによるGucci 2013年春夏コレクション。
フリーダからも説明があったように今回のコレクションのキーワードは、"aristocratic purism"。

Richard AvedonによるMarella AgnelliやTalitha Getty、Gloria VanderbiltらのポートレイトとGian Paolo Barbieriの作品を参照文に引用したコレクションは、60年代後半から70年代前半のヴァイブスに包まれていましたね。カラーパレットにはアザレア・ピンクやホワイト、ブルーにエメラルドをセットし、レトロでボヘミアンなイタリアン上流階級のムードを現代的にクリーンでミニマリスティックに表現していく。
ラッフルによって変化が付けられたノン・グラフィックの単純化されたドレス、ジャケットにはゆったりしたワイド・トラウザーやショーツを組み合わせて、パフ・スリーブのルーズな響きとコレクションの中で唯一プリントを持つパジャマのようなチュニックにパイソン・コートなど。イヴニングでは、モノトーンでシックなドレスが登場。ドレスは背中がカットアウトされているものが目を惹いたかなと思います。

シンプルなドレスにコーラル・ジュエリーなどのネックレスやイヤリングはその存在感がとてもありましたね。バッグは同じ型のショルダーとクラッチがデイウェアで使われていましたが、イヴニングでは透明素材のプレキシガラスのものがLookの雰囲気に良く合っていた印象です。

tFSなどで書かれているようにLanvinとValentinoのハイブリッドというのは確かに感じるところ。Frida Gianniniというデザイナーを一言で表現すれば、Suzy Menkesがレビューしているように"Ms. Giannini is not a designer to change the face of fashion, but she is sure to transform the red carpet."ということになるのでしょうかね。

via style.com wwd.com vogue.com nytimes.com fashionwiredaily.com tFS

posted by PFM