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CHANEL CATWALK: The Complete Karl Lagerfeld Collections

1983年から2015年までの32年間、Karl LagerfeldがChanelで行った150以上のコレクションを収録した"CHANEL CATWALK: The Complete Karl Lagerfeld Collections"が面白かったのでご紹介。

この本は600ページ以上ありますが、全てのコレクションの全てのLookが載っている訳ではなく、Lookはピックアップして掲載されています。1983年から時系列に見開きで1コレクションを紹介する形式となっており、左端に簡単なコレクションの解説が載っています。

こちらは1983年春夏オートクチュールコレクション。カールのChanelでの最初のコレクションですね。
Coco Chanelの1920、30年代のデザインからインスピレーションを得たものとのこと。

1984年春夏コレクション。
中央や右下のLookはデニムを使ったものとなっており、初期から素材としてデニムが用いられていたことが分かります。

1984-85年秋冬コレクション。
スキーやアイスホッケーをモチーフとしてコレクションに取り入れていますね。
今でもスポーツはテーマとして使われることがありますが、こちらも初期から行われていたことが分かります。

1985年春夏クチュールコレクション。
左のLookはJerry Hallで、右がInes de la Fressangeですね。

1987-88年秋冬クチュールコレクション。
80年代のコレクションではイネスがとても多く写っており、彼女の時代だったことが良く分かります。

90年代に入って、1991年春夏コレクション。
右端でサーフボードを持っているのはLinda Evangelistaですね。

1992年春夏コレクション。
左はClaudia Schiffer。

1993年春夏クチュールコレクション。
左はKate Mossですね。

1995-96年秋冬クチュールコレクション。
右側はNaomi CampbellとKate Moss。

1997-98年秋冬クチュールコレクション。
右端はStella Tennant。

2000年代に入って、2002-03年秋冬コレクション。
左はNatalia Vodianovaですね。

2003年春夏コレクション。
右端はMariacarla Boscono。

東京で行われた2004-05年 Paris-Tokyo メティエダールコレクション。

2005-06年秋冬コレクション。
左からFreja Beha Erichsen、Gemma Ward、Lily Donaldson。

2007年春夏コレクション。
左からIrina Lazareanu、Raquel Zimmermann、Freja Beha Erichsen。

2010年代の紹介は省きますが、こんな感じで2015-16年秋冬クチュールコレクションまで掲載されています。

Chanelが時代を超えて愛される理由は、ブランドの遺産を核にして時代の空気を取り込んで上手く変化に対応できているということにありますね。それはブランドの遺産(ツイードジャケットなど)の間口が広く、潜在的有用性に富むということもありますが、それを最も支えているのはカールを中心としたチームの創造力と言えるでしょう。

コレクションの変遷という資料的価値もありますが、起用されるモデルの変遷を見ていくだけでも面白いのでオススメの書籍かなと思います。お値段もそんなにしないので、気になる人は手にとってみると良いですね。