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Gitzo for SONY

Gitzoの100周年イベントに合わせてSONYとManfrottoの協業が発表されましたね。α9用にGitzoの三脚を買おうと考えていたのですが、100周年イベントがあることを知り、何か新製品の発表があるかもしれないと思って待っていたのですが、まさかSONYとの協業が発表されるとは思ってもいませんでした。

まずは2018年にManfrottoからαシリーズ向けの製品が出るとのことで、その後はGitzoの新製品も計画されているようです。通常のManfrottoやGitzoの製品との差別化はSONYとのダブルネーム以外にどういった部分になるのかが気になるのですが、機能や使い易さの面で何か違いが出せるのでしょうかね。特に違いがなければ普通にManfrottoやGitzoの製品を買えば良いような気がしますし、もし何か多少の違いがあったとしてもGitzoのハイエンドな製品よりも高品質なものが出てくるとは思えないかなと。

結論として、Gitzoの三脚を普通に買えば良いような気がしているのですが、どうなのでしょうか。急ぎで必要な訳でもないので、すぐには買わないと思いますけれども。協業の方向性がもう少し見えれば判断しやすいなと思いますね。

Peak Design CAPTURE PRO(CP-2) / CUFF Wrist Strap(CF-BL-3)

α9を持ち歩く時は、Peak Designのキャプチャープロカメラクリップ(CP-2)と8月にリニューアルされたカフ リストストラップ(CF-BL-3)を使っているのですが、これがとても快適です。

ずっとカメラにはショルダーストラップを付けていたのですが、撮影しようとしてカメラをグリップした際にストラップが手に触れる(もしくは一緒に握ってしまう。)のがとても不快だったんですよね。撮影する対象を見つけてからシャッターを切るまでの一連の動作の間は流れるようにスムーズにいきたいのですが、ストラップを除けるという無駄な動作入ってしまうので集中力が削がれます。それがほぼ解消された感じですね。

通常、リストストラップはカメラの左右にあるストラップの取り付け金具にPeak Designのマイクロアンカーで付けると思うのですが、そこに付けてしまうと今度はリストストラップやマイクロアンカーが邪魔になるのでそこには付けずに、カメラ底部に付けるキャプチャープロ用のプレートにマイクロアンカーを付けるのがポイント。α9には小さいプレートの方が良いかなと思ったのでMICROプレート(PL-M1)を自分は使っていますが、ここにマイクロアンカーを付けています。そうするとカメラのグリップ部付近には何も付いていない状態になるので、かなり快適になります。

撮影場所を移動する際には、短距離であればリストストラップを巻いた手にカメラを持ったまま移動し、中距離移動する場合にはキャプチャープロカメラクリップにカメラを預けての移動、もう撮影しないのであればバッグの中にカメラを格納しての移動、といったような運用になりますね。

リストストラップは同じく8月にリニューアルしたLEASHとどちらにするか迷ったのですが、α9なら誤ってカメラを手から滑らせてもマイクロアンカー1つで耐えられると思ったので、よりシンプルなリストストラップを選択。使用しないときはマグネットで手に巻き付けられるのも便利です。
ちなみにストラップ内のマグネットは移動させることができるのですが、ちょっと分かり難いですね。公式の紹介動画の1:54部分でストラップ内のマグネットを爪で押して移動させているのが分かります。これを知らずに使うとカメラ側のストラップ先端の金具部分がストラップの思ったところに張り付かないので注意が必要です。自分は手がかなり細いので、マグネットは一番端に移動させています。

理想を言えばiPhoneのようにストラップ等は何も付けずに使用したいのですが、万が一のことを考慮すると最低限の命綱は欲しいということで、現状はこんな感じで使っています。気になるところとしては、リストストラップの締め付け部が金属になっており、バッグ内にカメラを入れて移動する際にボディ等に当たって傷が付いたりしないか、(当たり前ですが)カメラ底部にキャプチャープロ用のプレートが付いていると机などにカメラを水平に置けない、といったことぐらいでしょうか。
リストストラップはマイクロアンカーで簡単にカメラから外せるので、防湿庫に収納する場合も含めて、ストラップの煩わしさからはかなり開放された感じですね。

3:2 or 16:9

16:9の比率で撮った写真をアップしているサイトはあまり見たことがないので、なんとなく試しに。
3:2よりも上下が狭くなるため、シャープな印象の写真は撮り易いかもしれませんね。ただ、画面が単調になりそうな感じもしますが。
(自分はトリミング前提で撮りませんが、)トリミングのことを考えると3:2で撮影した方が後々修正は効きますね。

映像もそうですが、狭い窓から異なる世界を覗くようなメディアは、フレームの外側の写っていない世界を受け手に想像させる特質を持ちますが、それがより強調される感じもしますでしょうか。というか、表現とはそこにあるものを写すというよりも、その周囲に流れる空気(感)や感情、ストーリーといったものを写すもの、そして、受け手の中にそれらを惹起するものなので、写っていないものの方が大切とも言えますね。

アスペクト比については、一長一短なので、受け手に伝えたいものから逆算して使い分ける、というのが教科書的ではありますが、結論になりますでしょうか。

music life: LAKEY INSPIRED, S.E.L, Elisha La'Verne

YouTubeがレコメンドする動画を勧められるがままになんとなく深夜に流し見したりするのですが、その動画の中で最近耳にするBGMがLAKEY INSPIREDのトラック。彼はSoundCloudにトラックをアップしているのですが、リンクを張れば自由に動画の中で曲を使って良いとしているようです。

彼の"Chill Hop"なBGMは、聴いているととても落ち着いて好きです。個人的に"That Girl""Chill Day"辺りが良い感じですね。Nujabesのトラックとか好きだった人ならきっと気に入るのではないかなと。

LAKEY INSPIREDのトラックを使った動画でオススメなのは、Ryoya Takashimaによるこういった動画ですね。画づくりと編集のクオリティも高いです。演出が過ぎる部分もありますが、彼の他の作品もいろいろ見てしまう魅力があります。

次は例によってハウスとなりますが、S.E.Lの"Flowered Tears (Michele Chiavarini & DJ Spen Remix)"がとても良いです。こちらで紹介されていて知ったのですが、テンポよく進行する女性ヴォーカルの綺麗めハウスはやはり良いですね。久々にかなりテンションが上がった楽曲です。

女性ヴォーカルつながりということでついでに書いておきますが、少し前によく聴いていた曲がElisha La'Verneの"I May Be Single (Ocean Breeze Mix)"。こちらはハウスではなく、R&Bになりますが、とても聴きやすくて好きです。90年代の楽曲ですが、今でも普通に聴けるのが素晴らしい。全体のグルーヴも好きですが、間奏のフルートとアコギのソロパートがお気に入りですね。

SONY α9 ILCE-9

久しぶりにBlogのデザインを少し変更しました。スマホではあまり変化がないと思いますが…。ついでに常時SSL化も。
レイアウト変更は、少し前にSONYのα9を買って遊んでいるので写真をもう少し大きくしたかったから、というのが理由ですね。

最初はCanon EOS 5D Mark IVを買おうと思っていて、SONYのフルサイズ機を買う予定は特になかったのですが、いろいろ調べていくとレフ機からミラーレス機へという大きな流れがあり、レフ機の市場を握っているCanonやNikonに対して、SONYがミラーレス機で面白いことをやっているという構図があります。

長年に渡って築いたレンズ資産と多くのユーザーを抱え、利益と技術の中心がレフ機にあるCanonやNikonは過去の延長線上にある持続的イノベーションにならざるを得ず、それらを持たないSONYは自由にイノベーションを起こせる、ということですね。過去の成功が未来への足枷になるというのは、よくあることです。レフ機からミラーレス機に移行するとセンサーの開発技術の重要度が更に増す、というのもSONYにとっては有利に働きます。

大きく重いレフ機は性能も頭打ちに近くなっており、イノベーションもあまり期待できない状況にあるので、それなら小型で比較的軽いフルサイズ・ミラーレス機の方が良いなと思ってSONYのα9を買ってみたという感じ。α7(R)IIはUIやバッテリー持ちの問題から買おうとは思っていなかったので、本当はα7IIIを待っていたのですが噂が流れるばかりでなかなか登場しなかったというのもあります。

ただ、Canonの機体からSONYの機体に変えてみて感じるのは、各所で指摘されていることですがCanonの方が安心感や安定感があるということですね。そこには経験(歴史)の差があるのでしょう。
近い将来、Canonが今まで培ってきた技術をフルサイズ・ミラーレス機に上手く昇華できたとして、その時のSONYに希望が見いだせなければ、Canonのフルサイズ・ミラーレス機を買えば良いかなと思っていたりもします。もしCanonのフルサイズ・ミラーレス機が新マウントだったら(現マウント継続で不格好になるなら新マウントの方が良いと個人的には思いますが。)、またマウント変更で多くの費用がかかりますが…。

スマホの影響でデジカメ市場自体が沈んでいっているので、数年後はCanonもNikonもSONYもどうなっているか分からないというのが現状でしょうか。日本以外の元気な新興国の企業等に破壊的イノベーションを起こされる可能性もありますし。

最後に写真の話に戻しますが、高価なカメラを買えば誰もが良い写真が撮れるかと言えば全くそうではない、というのは自明ですね。高価なMacやPhotoshopを買えば誰もが良いデザインができる訳でもなく、高価な服を着れば誰もが素敵になれる訳でもないように。そこから何を学び、自分の内面的成長に繋げられるかが重要ということは言うまでもないですね。