This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Christian Dior 20SS Collection

Christian Diorが愛したガーデニングをインスピレーションソースに、パリに拠点を置く環境デザイン集団"Coloco"とのコラボレーションにより、164本の樹木をランウェイにセットして行われたMaria Grazia ChiuriによるChristian Dior 2020年春夏コレクション。今回使われた樹木は、再植林プロジェクトに使われるとのこと。

土、麦、藁、植物に太陽。田舎娘とシティガール、素朴さとエレガンスの並置。三つ編みヘアにStephen Jonesによる麦わら帽。スカートの長短による若さと大人っぽさの女性像の描き分け。ラフィアのドレスにBee刺繍コットンシャツ。ハウンドトゥースにロープベルト。Barジャケットにボリュームのあるスカートとエスパドリーユ。ポケット付きのワイドワークパンツに、絞り染めによるワイドデニムとジャンプスーツ。
イヴニングパートは、ボタニカルをあしらったいつものようにシースルーのソフトネスなロマンチックドレス。

描かれる女性像のミューズは、ムッシュ ディオールの妹であるCatherine Dior。彼女はフランスのレジスタンスのメンバーであり、第二次世界大戦中にナチスに捕らえられ、ドイツの強制収容所に収容される。そして、戦後、ガーデナーとして活動した経歴を持つ。

BoFによるとメンズラインを含んだChristian Dior Coutureの売り上げは、Maria Grazia Chiuriが着任した2016年は19億ユーロだったが、今年は32億ユーロに達すると予想されている。クリエイションとしては同じことの反復であり、新しい何かを提示する可能性が低い状況が続いているが、分かり易くウェアラブルでアクセスのし易いアイテムたちはビジネス的な成功を同社に齎している。

順調に数字として結果を出している間は彼女の契約は更新され、おそらく在任が続くでしょう。
個人的にはもっとラディカルな変化が見たいのですが、Valentino時代から現在までの流れを鑑みるとそれは叶わぬのかな…と思いますね。

via vogue.com wwd.com businessoffashion.com tFS