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Comme des Garcons 20SS Collection

予告通り、6月に披露されたHomme Plusの続編となるVirginia Woolfの"Orlando"を主題とした川久保玲によるComme des Garcons 2020年春夏コレクション。メンズと同じくキーワードは、"Transformation and liberation through time."。

光沢のある花柄のブロケード、チュールやシルクによる立体的な薔薇、スリットスリーブのロゴマニア・ポンチョジャケットにカットオフされたバミューダパンツ。ボディを覆うキルティング・ダウンチューブ。足元を飾るのは、フェミニンなレースソックスにブラックパンプス、NIKE DUNK LOWのコラボバージョン、ペインティング・サイドジップアンクルブーツ。

クリノリンやパニエ的アプローチによる多層的でボリューミーなファブリック使いや、レギンスに見られる身体性の限界を超える不定形なオブジェクトによる隆起。抽象化はショーが進行するにつれて度合いが高まる。終盤では色も単色ブラックとなり、低解像度の原始的なフォルムへと回帰する。
描かれるジェンダーに関しては、ウィメンズに軸足を置きつつも、アブストラクトなLookはノンバイナリーな雰囲気を併せ持つだろうか。

25万点以上の衣装が保管されているウィーン国立歌劇場のアーカイヴを何時間も訪れたという玲ですが、結局は、メンズと同様に自身のクリエイションに帰結していますね。この領域は彼女にとって特段、新しいフロンティアでないことは自明ですが。
"Orlando"を主題とした彼女のトリロジーは、12月のオペラの衣装で完結するので、そちらがどのようになっているのかが気になるところですね。

via vogue.com vogue.co.uk businessoffashion.com