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Valentino 20SS Collection

「形状とボリュームの本質に回帰するために、普遍的な何かに取り組みたかった。」というPierpaolo Piccioli。
Hotel national des Invalidesで行われたValentino 2020年春夏コレクションは、「そこで私はホワイトシャツのアイデアに取り組みましたが、クチュールの感性でそれを取り扱っています。」と彼が話すように、ビショップスリーブのコットンラップドレスからスタートする。

ファンプリーツ、フリル、フラウンス、レース。オーストリッチ・フェザーにタッセルロープベルト。静謐な宗教性の響きとピュアネス。グリザイユ画法から取られた色の無い世界のアイデア。1968年のオールホワイト・クチュールコレクションへの頷き。Pat McGrathによるスワロフスキーを用いたメイクアップは、ゴールドのアクセサリーに共鳴する。

白色光をプリズムに通すと色が溢れ出すように、デフィレが進行するにつれてカラーパレットは豊かになる。蛍光性のピンクやグリーン、ジャングルやボタニカルモチーフのプリントやスパンコール。レザーなどのブラックを加えて、最後はまたホワイトに戻り、フィナーレを迎える。

各所のレヴューで書かれていますが、特筆すべきは前半のホワイトシャツのパートですね。この空気感が最後まで続けば素晴らしいと思いましたが、流石に一つのアイデアで走り抜けるのは無理があります。色が増えると共に緊張感は薄れていき、Lookのクオリティがダウンしていったのは勿体なかったなと。Vanessa Friedmanがモンキーモチーフは無視しましょう、と書いていますが、これには完全に同意ですね。

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