This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

WXIII

物語の最初から雨が降り始め、ラストで梅雨が明ける。パトレイバーの劇場版3作目。天気が劇中で描かれている作品は好きだ。最後の女性の死体の描写が生々しく、なぜか綺麗に見えた。ラストシーンでアイスを食べながら、BGMとして無機質に流れる天気予報がかなり好きだ。NHKのラジオのクリアで無機質な感じが良い。あの声は嵐の前の静けさみたいなものを感じさせる(この場合は、嵐のあとの静けさ…かな)。お墓参りは、子供の頃の夏というか、いつか見た入道雲を思い出させる。
梅雨が明けて夢から醒めたような感覚が映画の体験っぽくていい。押井守のパト2も良いけど、これも良い作品。なんとなく映画館で見たのを思い出したので、書き記すことにした。

posted by PFM