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Karl Lagerfeld thinks Sarah Burton should go to Dior... Why Dior Is Struggling to Replace Raf Simons...

Karl Lagerfeld thinks Sarah Burton should go to Dior
カールはDiorの次期デザイナーに関して、Sarah Burtonは面白いオプションだ、と話したようですね。
tFSでも指摘されていますが、サラはデザイナーというよりも職人的なタイプであって、デザイナーとして新しい世界観を提示するというよりもヘッド・スタジオ・デザイナーのようなポジションで力を発揮するタイプかなと思います。長年、Leeの右腕として経験を積んできた彼女の経歴と現在のAlexander McQueenを見ればそれが分かりますね。よって、Diorのデザイナーに彼女が就くとすれば、ブランドは全体的にとても保守的になるかなと。その前に彼女は英国に家族と住んでおり、年6回のDiorのコレクション・スケジュールに耐えられるかどうかという問題があって、ここがクリアできないと難しいと思いますけれど。誰が就くにしてもハードワーク問題はハードルが高い問題になると思います。

ついでに、Dazedの記事の最後の部分ではChoupetteのInstagramを引用してHedi SlimaneがChanelでメンズウェアをやる?という噂が書かれていますが、カールの愛猫のアカウントでそう書かれると…どうなのでしょうか。Saint Laurentで彼がしたことの延長線上でChanelでも同じことをするのであれば、個人的には全く無しだなと思っていますが。エディのシグネチャー・ブランドに関する報道は公式に否定されましたが、自由に自身の趣味に走るのであれば、やはりシグネチャーでコアなファン向けにやっていく方が良いのではないかなと思います。

Why Dior Is Struggling to Replace Raf Simons
DiorはRaf Simonsの後任探しに苦労している、というお話。ブランド全体のイメージ・コントロールはデザイナーが関与できないというのはDiorのようなメガブランドならしょうがないかなと思ったりもしますが、それも後任探しに苦労している要因の一つとされていますね。年6回のコレクションに加え、ブランド全体のイメージ・コントロールまで手掛けるとなるとかなりの労力が必要になりそうですけれども。
後任に関してはValentinoのMaria Grazia Chiuriが候補として挙げれられているのが気になりましたが、前述のSarah Burtonの件もそうですが、女性デザイナーが実現すればDiorの歴史の中では初となるんですね。

ラフのCalvin Kleinの噂に関しては、個人的に最初からポジティブには受け取っていないですね。そもそも彼がNew Yorkというのはあまりピンと来ないですし、自身のブランドがあるので関わるとしても欧州ブランドでなければ地理的にも厳しいのではないかなと。ベルギー付近にスタジオを別途設けるという手もあるにはありますが、なるべくコレクションの開催地とスタジオは密接にあるべきかなと思います。逆にCalvin Kleinが今回の改革を機に、MilanやParisでコレクションを披露するようになる可能性もゼロではありませんが…。
ちなみに、現状のCalvin Klein Collectionは単体としてはビジネスとして機能しておらず、ブランド全体にハロー効果を起こすためのマーケティングでしかないようで、この辺もPVHは変えたいのかもしれませんね。