This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

XIANG SUN Photography

パリを拠点に活動しているフォトグラファーのXiang Sun
ChanelでのPhotography Workがたくさんあるようで、サイトではランウェイショーのバックステージ・フォトグラフィー等、クオリティの高い写真が数多く公開されています。ChanelのFirst Magazineである"31 Rue Cambon"の表紙も彼の撮影によるもののようですね。

それで偶然気付いたのですが、今月上旬に行われたChanel Paris-Shanghai Pre-Fall 2010 Collectionで公開されたKarl Lagerfeldによるショートフィルムの列車シーンでの車掌役のクレジットがXiang Sunとなっています。Facebookの写真を見ると同一人物のような気がしなくもないのですが・・どうでしょうか。

Chanel以外のWorksもどれも素晴らしいので、時間のあるときにでも彼のサイトをチェックしてみると良いかなと思います。

memorandum...

先ほど気付いたのですが、現在、TOKYO DANDYのBlogがhackされてるっぽいですね(最新のエントリーで不自然な内容のものがポストされている)。
何かトラップが仕掛けられているとマズイので、復旧までアクセスは控えた方が良さそうです。

hackと言えば、少し前にこんなニュースもありましたね。
簡単な概要としては、米コンデナスト社のPCがhackされ、Vogueなどの未公開の雑誌データが流出。FashionZagというBlogにその内容(GQなどの表紙を含む)がアップロードされたとして裁判を起こしているもの。
世の中いろいろあるんだな、と思った事件でした。

VOGUE NIPPON February 2010 NO.126

VOGUE NIPPON 2月号のカバー・ガールは、Inez van Lamsweerde and Vinoodh MatadinによるAbbey Lee Kershaw。スタイルは、Celine 10SS CollectionのLook 20ですね。60?70年代風の雰囲気が素敵です。tFSでは、ロゴの"G"がAbbey Leeに被っていなかったので評判も上々といったところ・・笑。

Abbey Leeといえば、Alexander McQueen 10SS Collectionのランウェイを例のアルマジロ・シューズを理由に辞退した、と少し前に話題になっていましたね(Natasha PolyとSasha Pivovarovaもそうしたとか)。ちなみに、09SSのRodarteのショーで躓いたり、同じく09SSのAlexander McQueenのショーでは気絶しそうなほどタイトなコルセットを着せられたり、その後、膝を悪くしたり・・と彼女にはいろいろあったようです。

あと、今回のVOGUE NIPPONにはModel Book(小冊子)が付いていたので、こちらも気になる方は書店で手に取ってみると良いかなと思います。

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Jaquelyn Jablonski, Crystal Renn Go Head to Head in First Preview of V's January 2010 Size Issue
Terry Richardsonによる"ONE SIZE FITS ALL"(同じLookでサイズ違いのモデルを並べたもの)が各所で話題になっていますね。来月発売予定のV magazineのSize Issueに関して、Stephen Gan(editor-in-chief of V magazine)によると、"Big, little, pint-size, plus-size - every body is beautiful. And this issue is out to prove it,"とのこと。New York PostのPage SixによればTerry Richardsonの他にもBruce Weberや少し前にモデルのサイズ問題に関する発言で物議を醸していたKarl Lagerfeldの写真が載るようですね。

Phi 'Too Niche' to Survive
PCメーカーDellの創設者であるMichael Dellの妻Susan Dellによって創立されたPhiがクローズするというお話。09-10AWのAD Campaignは個人的に好きだったのですけれど。これも不況なのでしょうか・・(Dellなのに?)。

いい物は高いという価値観も... 川久保玲
タイトルの付け方に少し問題があると思いましたが、インタビューの内容についてはいつも通りの「モノづくりをする一人の人間としての川久保玲」ですね。

Vogue Annoints Seven Bloggers
少し前の話題になりますが、Vogue USが3月号でBlogger特集を組むというお話。VOGUE ITALIAがTwitter風になったのが記憶に新しいですが、Vogue USはBlogをフィーチャーするようですね。全部で7つのBlogをピックアップするようですが、WWDによるとTommy Ton, Bryanboy, Garance Dore, Face Hunter, Scott Schumanが含まれるようです。fashionistaではTodd Selbyの名前も出ていますがどうなのでしょうか。
コメント欄ではいろいろとBlogが推測されているので読んでみると面白いのですが、Julia Frakes, fashiontoast, Style Bubble, Sea of Shoes, Style Rookie, HANNELI MUSTAPARTA辺りが挙げられていますね。最終的にどのBlogがフィーチャーされたかの情報はそのうち出てくると思うので、それまでは楽しみに待ちましょうか。

The final day of Nick Knight's 100 Portraits

Nick Knightの100 Portraitsですが、最後はアシスタントとNick Knight自身の撮影にて終了しましたね。今回のプロジェクトは、2010年3月25日発売予定のi-D magazine Spring issue(30th anniversary issue?)に載るようなので楽しみに待ちましょうか。

ポートレイトと言えば、Another Fashion Bookに続いて来年1月に出る予定のAnother Portrait Bookも個人的に気になります。ちなみに、anothermag.comのFull siteのロンチは来年のようですね。i-dmagazine.comも近々リニューアルするようなので、こちらも楽しみです。

The Future of Digital Magazine... What do you do with your fashion mags?

Mag+という未来の雑誌に関するコンセプトビデオについて、Engadgetにポストされていたのでご紹介。これはスウェーデンのパブリッシャーであるBonnierとロンドンのデザイン・コンサルティング会社BERGによるもののようです。

AmazonのKindleを始めとした電子ブックリーダーや登場の噂が続いているApple Tablet、Tech Crunch主導で開発され、登場直前で駄目になってしまったCrunch Padなど、この辺の動きは個人的に気になるところ。
少し前に米国のコンデナスト社などがタブレット機やebookリーダー、Webフォンなどで提供するデジタル雑誌の、標準規格策定のためのジョイントベンチャーを発表したと報道されていましたね。でも、リンク先のTech Crunch Japanの記事中にもあるように既存のiTunes(App Store)を使って雑誌が買えるようになった方が自分も便利なのにと思います。

ファッション関係の書籍や雑誌を毎月購入していて困るのはその保管や処理方法ですよね。tFSにも"What do you do with your fashion mags?"というスレッドがあったりします。内容に関しては、ベットの下に保管したり、お気に入りのページのみを残してそれ以外は処分したり、切り貼りしてコラージュやムードボードをつくったり、リサイクルに出したり、図書館などに寄贈したり・・、といったことなどが書かれています(つまり、この問題をクリアすることには需要があるということ)。

物理的な空間を必要とする雑誌はデジタル化することで消費者としては恩恵があると思いますし、冒頭で紹介したMag+の映像中にも検索するシーンが出てきますが、デジタルデータの検索性は魅力的。著作権の問題がありますが、tumblr.comのようにスクラップブック(というか、コラージュやムードボードが簡単にデジタルで切り貼りで作成できると良いですね)が作れたり、それをiTunes Music StoreのiMixのように公開・共有できたりすると面白いかなと思います。音楽におけるMix CDやクラブDJ、Remixerのように既存の雑誌を再編集・再構築して、Mix BookやCompilation Bookみたいなものが手軽につくれたりする感じで。

いずれにせよ進むべき方向性は、「今よりも出版物のデータの取り扱いを簡単にすること」だと思いますが、もしApp Storeで雑誌がページ単位で購入することができるようになれば、エディトリアルの人気ランキングみたいなものも見れるようになって面白いかもしれないですね。フォトグラファーの人気ランキングやあるフォトグラファーの人気作品がどれかといった情報が可視化されると思うので。作品に順位を付けるということ自体には賛否があると思いますが、技術的には可能になると思います。

あと、VOGUEなどの歴史ある雑誌(VOGUE NIPPONも創刊10周年を迎えましたね)は、過去のアーカイヴをすべてデジタルで販売して貰えると嬉しいです。更に言えば、アメリカ版のWWD本誌(紙)なども日本で普通に読めるようになったり、海外の新聞も日本に居ながらにして購読できると便利。そこには言語の壁という問題もありますが、(言語に対して膨大なデータベースを使ってアプローチするという意味での)Google 日本語入力やGoogle Waveにおけるリアルタイム翻訳機能といったものを見ているとこの問題もそのうちクリアになるかなと。サーバに雑誌のデータをアップロードすれば自動で多くの言語に対応した形式で配布・販売できるのがベストですね。
そうすると雑誌に関して言えば、ビジュアルとしてのクオリティが本当に高いものと情報のローカル性が高いものに2極化していくでしょうか(すぐ単純にそうなるとは言いませんが)。また、紙として出版するまでも無いけれどあるニッチなコンテンツを持っている人にとっては、グローバルに展開できるチャンスと言えばチャンスかもしれません。

少し前にOlivier Zahm(Purple magazine)によるChanelの"31 rue cambon(the first Chanel magazine)"が話題になっていましたが、ああいったものもデジタルで展開すると良いのにと個人的に思うのですが、デジタル全盛の時代にあえてアナログで展開することは、プレミアムでエクスクルーシヴな感じ(ベンヤミン的に言えばアウラ)を演出するという意味での戦略としては有りですね。

ソファに横になりながら電子ブックリーダーやタブレットPCで国内の雑誌や海外の雑誌を母国語で読みつつ、出掛けるときは続きをiPhoneやGoogleのAndroid携帯でそのまま読めて、気になる記事やフォトグラファーの作品はピックアップしておいて、友人と共有・公開ができ、そして、自分が過去に購入した雑誌は全文検索可能といったライフスタイルはそう遠くない未来に実現されるような気がするのですが、どうなるのでしょうかね。

"OSCAR / IMPROVISATION 1" by Hedi Slimane

Nicola FormichettiがBlogにポストしていましたが、Hedi Slimaneによる映像作品が彼のオフィシャルサイトにアップされています。
映像も彼のモノクロ写真の雰囲気そのままで良いですね。
ドラムにバレエを合わせるというアイデアも、ファッションにおけるストリートにエレガンスを合わせるような感じで面白いと思いました。

for 2010 Spring/Summer Shopping Collection...

LUISAVIAROMAにはいくつかのブランドの2010SSのアイテムがアップされていますね。
価格が日本円表示にも対応しているのですが、BALMAINのレディスのジャケットなどは興味深いお値段になっております。見ているだけでも面白いですね。BALMAINはメンズもあるので気になる方はご参考に。

Dior hommeに関しては、アップされているもので気になったのはHigh Top Sneakerぐらいでしょうか。スニーカーと言えば、Dior homme M.Y Sneakerということでパリ本店で自分のイニシャルを入れられるサービスについて少し前にオフィシャルサイトでアナウンスされていましたね。

それで、上に載せた写真はDior homme 10 Classicsからなのですが、こういうシンプルなスタイルは個人的にとても好きです。来シーズンは少しクラシカルなトーンの入ったストライプ・シャツなどで遊んでみるのも面白いかな、なんて思う今日この頃でした。

Atmosphere 04 Spring/Summer 2007 - Nick Knight INTERVIEW

Nick Knightが行っている"100 Portraits"
昨日はStephen Jonesらが登場し、今日はCharles GuislainやHenry Hollandなど。明日はKate Mossが登場するようですね。

それで、ライブ映像をぼんやりと見ていたらAtmosphere 04でのNick Knightのインタビュー記事を思い出したので、折角なのでSHOWstudio立ち上げに関する部分を一部引用してご紹介。

彼がどういった考えを持っているのかを知ることができれば、SHOWstudioのプロジェクトに関してもいろいろと理解がし易くなるのではないかなと思います。
ちなみに、文章中のPeterはPeter Savilleのことです。

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なぜSHOWstudioを作ったんですか?今は当然のようにその存在は理解されていますが、過去にはあなた自身も戸惑うような場面もあったのではないでしょうか?

Nick Knight:
自分の未来は自分で作り出すものです。私はプリントに対して不満がありました。プリントの手法はいつも同じプロセスであるという事、そして、その運営方法は彼らの利益の為であるという事、限られた画像しか許されていなかった事等がその理由です。私は自分自身が撮りたいと思うものを撮って下さいという依頼が無かったので、自分の感情をこれ以上コントロールできないと感じました。
いつも、誰のものでもなく、誰のためでもない、自分自身の作品を創造したいと願っていました。雑誌は現実的に意味を無くしつつありましたし、雑誌を始めようとは思いませんでした。何をしたらいいのか、Peterと私は6ヶ月ごとに送られるビデオというアイデアさえ話していました。そして、ある夏、インターネットがその形を築き始めたのです。あるアメリカの会社が彼らのウェブサイト上でアート企画をやらないかとPeterに話を持ちかけました。Peterは私に一緒にやらないかと聞いてきたんですが、私は「もし私達がそれをやるなら、独自のものをやるべきだ。」と言いました。そうしてSHOWstudioが生まれたのです。Peterは彼独自のSHOWstudioのアイデアを持っていたので、彼の「初心者レベルのアート」というアイデアと合体させたものを当時作り上げました。そのアイデアは、実演や過程を見せるための手段として使えるし、面白いと私は思いました。

動きのある物としてデザインされた洋服を映像で表現して見せることが出来たら、これはファッションの世界にとって絶対に面白い事になるだろうと思いました。「ファッションの映像」はファッション・フォトグラフィーにとっての次のステップであると私は確信していました。

作品作りの過程を見せるというアイデアが私にとってのSHOWstudioの始まりなんです。通常よくある事ですが、出来上がった作品だけを見せて人々にその作品を理解しろという傲慢さが私は嫌いでした。
作品のコンセプト作りから完成までの過程や発展を見せる事はアーティストや、作品を見る人々、さらにはアートそのものにとっても非常に意味のある事だと思います。私自身の作品、そしてその他のアーティストの作品も、皆コミュニケーションの過程だと考えています。そのコミュニケーションを不透明にしてしまっては得る物も得られないと思います。私の場合、通常、他人に私が何をしているかを見てもらっているほうがリラックスできます。どうやって私が作品を作っているのか人に見せる事に対して何の恐れもありません。SHOWstudioはそういう私がやりたかった事が出来る場所なんです。初期の頃はウェブカメラで、そして今は携帯電話のビデオやライブ中継のビデオリンクを使って。このようにして私はパフォーマーのようなやり方で仕事をしています。

ファッションのパフォーマンスを可能にするという事がSHOWstudioを始めた大きな理由です。携帯電話やウェブカメラの技術のおかげでそれを簡単にライブ中継で提供することができるのです。この考えは1987年にYohji Yamamotoとの仕事でNaomi Campbellを撮影している時に見え始めました。

(中略)

インターネットは相互的なメディアです。インターネットはグローバルコミュニケーションの媒体です。私が携帯電話で撮った写真は数秒後にはSHOWstudioのサイトにアップロードされ、サイトを見ている世界中の人々の前に現れるのです。SHOWstudioはアートへの愛情から生まれたものなんです。

私の写真のほとんどは、洋服・音楽・車など誰かの商品を売り込むために作られています。それが私の役割だと知った上でこの業界に足を踏み入れましたし、それに対しては気楽に取り組んでいます。
しかし、私の作品全てが誰かの利益のためだとは感じませんでした。いくつかは純粋にアートとして楽しめるものであるからです。Tilda Swintonのような最高の女優と一緒に仕事をする欲望は利益追求から走らされたものではありません。それは素晴らしい創造力を持つクリエイティブな人間とコラボレーションできる喜びが仕事をする意義になるのです。

PRADA BOOK

PRADAのブティックには既にお目見えしていますね、"PRADA BOOK"。
内容に関しては各所での既報の通り、これまでのPRADAの歴史を700ページに渡って概括したもの。洋書なので英語だと思っていたのですが、日本語に対応していました。本書への力の入れ具合が伺えますね。

PRADAのプロダクトが職人の手によってどのようにつくられていくのか、コレクションの作品の制作過程やランウェイのステージについて、1987SSから2009AWまでのAD Campaignのビジュアル、ニューヨーク・ロサンゼルス・東京にあるエピセンター・ストア、Trembled Blossoms、Fallen Shadows、Prada Transformer...などなど。
挙げていくと切りがないのですが、資料としての価値がとても素晴らしいのでPRADAが少しでも気になる方は是非、手に取ってみると良いと思います。

1994 Spring/Summer AD Campaign
Christy Turlington by Peter Lindbergh.

Chanel Paris-Shanghai Pre-Fall 2010 Collection - Karl Lagerfeld INTERVIEW

For Chinese inspiration, I chose two things: ancient China, very sober, very modern, and the "Three Emperors" period in the 17th century.

I love 18th-century French chinoiseries. It's an idea of China painted by people who never saw China. And that's amusing, because there's real imagination. It's spirited and light. I also enjoy having non-Chinese play Chinese. It's not necessarily a Chinese singing Turandot. It's amusing. The influence and spirit of China provide inspiration, which must be developed. Otherwise it's folklore. Coco Chanel never went to China. And yet, she was steeped in a love of China Sometimes, the idea of things is more creative than the reality. All the same, China has always been present in art, decoration, bronze, Coromandel screens... The French have always loved Chinese art. This part of the world provided inspiration for decorative arts in Europe from the 17th and 18th centuries. Chanel had Chinese art in her houses. Jose Maria Sert introduced her to all that. She never stopped. She had her wonderful bronze does, which are amazingly modern and streamlined. Completely, absolutely streamlined.

-What colors recur in the collection? Red?
Yes, but certain red. I'm not a fan of red. I really like Chinese lacquer red. I also like red lacquer furniture. I'm less of a fan of cherry-red clothing. But with khaki, with matte gold, - because this gold isn't shiny, aggressive, brash or bling-bling - I'm creating the ultimate in streamlined, authentic elegance in Chinese culture as regards decorative art and clothes.

-Technology and ancestral know-how are one.
I'm glad you say so. That's what makes us fairly unique. We have no competition because no one else has access to so many people with so much know-how. That's Chanel's strength. Look at the dresses with the flat embroidery. It's a crazy amount of work. And the house of Desrues' jewelry is fabulous. No one else in the world does that. The house of Michel's hats are perfectly proportioned. It's true old-fashioned millinery work, with a modern touch. It's a very craftsman-like way of working, in the best sense. In "craftsman", there is "craft". Proper craftsmanship in an applied art. It's wonderful. Much of the image of this collection lies in refinement you need to see up close, almost to touch, to understand how it's made and to fully appreciate the beauty of this work. The basis is sobriety you find in China in the wonderful "Three Emperors" period, the brief period at the end of the 17th century.

via chanel-paris-shanghai.com

Christian Dior Fine Jewelry Collections by Victoire de Castellane

Miss at la Playaでポストされていた、Christian Diorのファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターであるVictoire de Castellaneの作品についてのお話。Victoire de CastellaneはChanelで14年間、Karl Lagerfeldの下で働いた後にDiorへ移籍。その後の10年間の作品画像がアップされていますね。

それで、自分が上に載せた画像はこちらから。以前公開されていた壁紙か何かでしょうか。
テントウムシや蝶が素敵ですよね、"Diorette"。

ちなみにオフィシャルサイトでは、ジュエリーの製造工程を3分間で見せる映像などがあるので未見の方は是非。

BUMP BUMP! feat.VERBAL(m-flo) / BoA... Everything Needs Love / Mondo Grosso...

BoA / BUMP BUMP! feat.VERBAL(m-flo)
普段TVを全く見ないのでこういう情報はほとんど入ってこないのですが、偶然ネットで目にしたので。VERBAL(m-flo)をプロデューサーに迎えてということで、テンポ良い聴きやすい曲になっていますね。
YouTubeのコメント欄で何となく目に留まったのは、日本語の歌詞に関する話でしょうか。日本語を使用している時点で世界に対してオープンではないよね?というのは自分もBlogを書きながら少し意識することだったりします。もちろん、英語圏のみが世界だとは思いませんけれど・・。

折角なので、BoA繋がりということでMondo GrossoのEverything Needs Loveについて。
この曲はハウスなので普段からよく聴いている曲なのですが、曲の持つグルーヴとlyricsがかなり好きですね。PVではlyricsが曲に合わせて出るので参考になるかなと思います。YouTubeではClub Remixとライヴ映像もあったのでこちらもリンクしておきます。

Mondo Grosso - Everything Needs Love
(Club Remix) Mondo Grosso ft. BoA - Everything Needs Love
Mondo Grosso - Everything Needs Love (Live DJ Mix by 大沢伸一)

この曲はMondo GrossoのNext Waveというアルバムに収録されていますが、このアルバムではBLAZE IT UPも良いのでオススメです。

また、この頃の大沢伸一でいえばBirdのLifeも良いのですが、あまり知られていない?良い曲だと個人的に思っているのが、SAKURA HILLS DISCO 3000というアルバムに収録されているMonday MichiruをフィーチャーしたREAL THINGという曲。

大沢伸一とMonday Michiruという組み合わせなので何となく想像が付くかと思いますが、その想像通りな感じです。この頃の大沢伸一は曲の中にストリングスを上手く取り込んだ曲をつくっているのですが、正にそれですね。ネットで検索してもあまり情報が出てこないので、聴く機会がある方はチェックしてみると良いかなと思います。
あと、最近(といっても一年前ですが)のMonday Michiruに関しては、Sands Of Timeも良いのでこちらもオススメです。

Tokujin Yoshioka : window installation for Maison Hermes.

吉岡徳仁による"カレ"(スカーフ)をフィーチャーしたエルメス 銀座のウィンドウ・インスタレーション。
2004年に発表した"カレな気分"を再構築したということで、今回は木村多江を起用していますね。2010年1月19日までとのことです。

また、エルメスのカレといえば、デザインを担当しているBali Barretに関しての話が少し前にQUI EST "IN" QUI EST "OUT"でポストされていました。日本でのそういう系のイベントは海外の人からもそういう風に見えている、ようですね。

via designboom.com

Chanel Paris-Shanghai Pre-Fall 2010 Collection

中国・上海での開催となったKarl LagerfeldによるChanel Pre-Fall 2010 Collection (Paris-Shanghai Metiers d'Art Collection)。
上海市内を流れるHuangpu River(黄浦江)の上にブラックのバージ船を浮かべ、Pudong Skyline(浦東新区)の夜景をランウェイのバックに行われたようです。会場には、Vanessa Paradis, Anna Mouglalis, Steven Klein, Carine Roitfeld, Zhou Xun, and Chinese artists Yi Zhou and Yang Fudongらの姿があったと報じられていますね。

スペシャルサイトとしてロンチしていたchanel-paris-shanghai.comでは、Karl Lagerfeldによるショートフィルム "PARIS-SHANGHAI: A FANTASY - THE TRIP THAT COCO CHANEL ONLY MADE IN HER DREAMS"とランウェイショーの映像がアップされています。

今回のショートフィルムは、映画 Shanghai ExpressなどをモチーフとしてCOCO CHANELがある時代の中国を訪れるというファンタジーをCOCO CHANELの見る夢として描いたもの。Tao OkamotoのBlogでも紹介されていましたが、出演者が面白かったのでエンドロールからキャスト部分のみ書いておきます。

//Coco Chanel's apartment
Coco Chanel:Jane Schmitt
The Duchess of Windsor:Amanda Harlech
Madame Germaine:Sophie Volcker
Madame Maud:Elizabeth Guilas
Workroom second:Sandrine Typlot
A model:Josephine Bungener

//Chinese room, China in the 60ties
Coco Chanel:Jane Schmitt
Chinese girl:Freja Beha
Chinese boy:Baptiste Giabiconi

//China night club dressing room, early 40ties
Coco Chanel:Edita Vilkeviciute
Marlene Dietrich:Heidi Mount
Marlene's assistant:Kim Young Seong
US NAVY officer:Brad Kroenig

//Shanghai Express, 30ties
Coco Chanel:Edita Vilkeviciute
Chinese woman:Amanda Harlech
Marlene Dictrich:Heidi Mount
Anna May Wong:Tao Okamoto
Officer:Sebastien Jondeau
Chinese traveller:Steven Gan
Betrayer:Pascal Brault
Train controller:Xiang Sun

//Shanghai gambling room, early 20ties
Coco Chanel:Edita Vilkeviciute
Coco Chanel's escort:Jake Davies
The Duchess of Windsor:Amanda Harlech
Chinese courtisane:Freja Beha
"Madame":Jane Schmitt
Casino owner:Pascal Brault
Gamblers in black ties:Baptiste Giabiconi, Sebastien Jondeau, Eric Pfrunder, Xiang Sun

//Imperial court
Coco Chanel:Jane Schmitt
The Dowager Empress:Amanda Harlech
The young Emperor:Baptiste Giabiconi
Servant:Xiang Sun

実際にはCOCO CHANELは生涯に渡って中国を訪れていないのですが、彼女のアジアの美術品や骨董品への興味関心が今回のショートフィルムの創作に繋がったようですね。

次にコレクションに関してですが、カラーパレットが全体的にブラックだったこともあり、そこまで東洋趣味に走ったものではなかったと思います。インスピレーションソースとしては、"Terracotta Army, Chinese cinema, the over-the-top opulence of the Imperial Court"が挙げられていました。

シノワズリーな雰囲気を感じさせるモチーフ(笠、花鳥画など)を使いつつも、モダン且つアンティークな方向性のクリエイション。でも、流石に人民服はちょっとそのママ過ぎたと思いますが、兵馬俑のプロテクターをキルティングなどを用いて表現していたのはその解釈が面白いと思いましたね。

via style.com wwd.com(Review/News) telegraph.co.uk nymag.com tFS

Dior Homme Petite Taille denim Collection... Vogue Italia December 2009...

Dior Homme to Make Ladies' Pants
Dior Hommeから女性向けのデニム・コレクション"Dior Homme Petite Taille denim Collection"が来シーズンから登場するとのこと。昨年の冬に表参道のブティックではDior Homme for Womenとして期間限定ショップを4階にオープンしていましたが、今回はワールドワイドに展開するようですね。
10SS以降も続けていくのか気になりますが、個人的に女性にはDior Hommeのジャケットを着て欲しいかなと思っていたりするので、今後の広がりにも注目といった感じです。

Vogue Italia December 2009 : Christy, Gisele, Kasia, Lara & Natalia by Steven Meisel
Twitter風のカバーが話題になっていたので。アイデアが面白いですね。

memorandum...

時間の流れは早いもので、気が付けばもう12月。
今後の予定に関しても、クルーズコレクションをチェックしつつ、年が明ければ年始のセールとメンズの2010-11AWコレクションの開催。そして、10SSの立ち上がり。といった感じで、あっと言う間に過ぎていくような予感がしますが・・。

Christian Lacroix to Be Reduced to a Licensing Operation With Only Eleven Employees
一時期はホワイトナイトが現れたかに見えたChristian Lacroixですが、最終的には駄目だったようですね・・(まだ可能性はゼロでは無いようですけれど)。
パリの裁判所はChristian Lacroixを所有するFalicグループの再建計画を承認。100人前後のリストラを行い、アクセサリーとフレグランスのライセンス管理を行う11名のみを残してその他の事業(クチュールやRTW)を閉鎖するようです。

Veronique Branquinho x Camper Preview
自身のブランドをクローズしたVeronique Branquinhoですが、スペインのシューズ・ブランドであるCamperとのコラボレーションにより、メンズ・シューズをデザインしたようですね。コラボに関しては2シーズンを予定しているとのこと。

MALCOLM McLAREN×DIOR HOMME T-SHIRT
既に終わってしまった話題ですが、一応。
Dior hommeといえば、先日、表参道のブティックで行われた来シーズンの展示会の様子がDJ KAWASAKIのBlogにポストされていましたね。4Fで展示されているオートクチュールの作品ですが、数は少ないのですけれどMonsieur DiorとJohn Gallianoの作品を真近で見ることができるのでオススメです。