This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Iekeliene Stange x YOMIURI ONLINE

読売新聞を読むIekeliene Stange。
最初見たときはちょっとミスマッチのような印象を受けました。。

読売新聞のコレクション速報ページ「ヨミコレ」のPR広告で、09SSのいろいろなブランドのコレクション・ルックをイェケリンが披露しているので、気になる人は東京メトロ表参道駅か銀座駅に行ってみるといいかもしれません。
こちらは3月1日までとのことなので、明日までですね。

BALENCIAGA Men's Shop

3月1日にBALENCIAGAのメンズショップが、シブヤ西武 B館4FにオープンするとHUgEに載っていました。
東京に直営が無いのが結構不便だなと思っていたので、個人的にこれは嬉しいニュース。品揃えが気になるところですが、どんな感じになるのでしょうね。

Charles Anastase 09-10AW Collection

NYFWも終了し、London Fashion Weekが始まっていますね。という訳で、まずはCharles Anastaseから。
今回のコレクションのテーマは、"the spirit of Kurt Cobain and the licentiousness of Arthur Rimbaud"とのこと。全体的にromantic rebellionという言葉がよく似合うといった印象で、雰囲気はお伽噺と英国パンク。tFSでも書かれているように、Vivienne WestwoodやCOMME des GARCONSの影響を見ることができますね。ランウェイにはメンズモデルが登場し、Jethro Caveが起用されていたのも印象的でした。
デザイナー本人が若い頃に着ていた服をイメージしているとの話がstyle.comにありましたが、その中でcharity shopという言葉が出ていました。調べてみると、慈善商店という・・英国にはこういった形態のお店が結構あるようです。

Diane, A Shaded View on Fashionでもショーの写真がいくつか載っていたので、こちらもチェックしてみるといいかもしれません。

via vogue.co.uk wwd.com telegraph.co.uk

HAUTE-COUTURE 2009 SS CHANEL - Karl Lagerfeld INTERVIEW

CHANELのオフィシャルサイトにオートクチュールコレクションの映像やKarl Lagerfeldのインタビューなどがアップされていました。
インタビュー映像では、コレクションのテーマとなっているホワイトペーパーについて(髪飾りを担当した加茂克也など)や音楽を担当しているMichel Gaubert、今回の会場についてJean CocteauのThe Blood of a Poetの映画を引き合いに出すなど、Karl Lagerfeldが答えていますね。

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The idea was the white page. It like a drawing. Everything is white with a bit of black, which is the base of all color. It has a graphic impact with a new silhouette. I wanted clean lines, with these cap sleeves which hide the top of the dresses. It is removable. The dresses and suits are all made from several pieces. I find this layered clothing very contemporary. The dress for dancing can hide under a cocktail dress. The clothes have two lives, for day and night. There are few evening dresses.

These flowers in white paper!
I love paper. It is my favorite material in the world. I wanted a white page. I cannot live without a pad of paper in my hands. It is what I like best. The paper has been reworked by Mr Lesage to become something else. The hair was done by a Japanese stylist, Kamo. From my drawings, he made all these paper flower headpieces. Only the Japanese could do that. Each one took only seconds, it was a miracle. I wanted purity. A dress can come in all different colors. But for the show, I wanted graphic and immaculate. European hands cannot do this. It takes another discipline, and the love of paper which is found in Japan. The tweeds have been renewed with braiding so delicate you can barely see it. It is for initiates. To show the construction, I treated it almost like a collection of paintings. It has that refinement. You can see the cut, the construction.

The music was really interesting. It had a medieval feel, but it was modern.
It is more baroque that medieval. A mixture of Japanese, baroque and modern. Michel Gaubert is a genius.

I liked seating arrangement with the small tables.
It makes for a change. And it solves the issue of the front row. There is no front row.

I saw you standing upstairs. It was a first.
It was a rare occasion. You know The Blood of a Poet, by Cocteau? Do you know the movie? People are sitting in boxes, watching a strange scene in a snowy courtyard. When we were upstairs, I had the feeling we were in that movie. Normally I do not want to be seen, but this was fun.

I am thrilled. It expressed what I wanted to say, and people got the message. The blank page, the paper, the most accessible material, in the context of luxury for initiates.

Thank you.
My pleasure.

Marc Jacobs 09-10AW Collection

Marc Jacobsによる09-10AWコレクションは、80年代のクラブをイメージしたネオンカラーとショルダーパット、そしてその雰囲気を含んだメイクとヘアスタイルによって表現されました。
今回は時間通り(正確には2分程早く)に開始されたコレクションですが、ショッキングピンクなどのネオンカラーはLouis VuittonのStephen Sprouseも想起させましたね。tFSでは、80年代のイメージはメイクとヘアスタイルによるものが大きいのでは?といった意見がありました。また、ファッションは常にリサイクルされて流行がグルグル回っているイメージがありますが、毎回どこかはアップデートされるているものだ、といったような話もあったりして面白いなと思いました。

あと、今回のインスピレーションソースに関して言えばMarc Jacobsにとってのある種のノスタルジーなのですよね。クラブ、ディスコ、テクノ、パンク、ロック・・などなど、こういったものも時間の経過と共に古典になっていくという。当然といえばそうなのですが。そういえばiht.comでは、"Rebellious classicism"との発言が載っていましたね。

それで次に気になるのはLouis Vuittonのコレクションなのですが、同じような方向性なのか、それとも全くの別物になるのか。こちらも楽しみですね。

via style.com vogue.co.uk wwd.com telegraph.co.uk

Fashion Week...

先日より開催されているニューヨークファッションウィークですが、2010年9月からは現在のBryant ParkからLincoln CenterのDamrosch Parkへ開催地が移動することになったのですよね。気になるショーがあったら例の如く何か書いていこうかなと。そういえば、Iekeliene Stangeが金髪になっていましたね。あとは、Fashionistaのこの辺の写真も良いなと思いました。

ファッションウィークから話題が変わるのですが、最近気になった話を二つほど。
一つは青山のSPACEが閉店していたということ。行ってみたら張り紙がしてありまして、閉店・・という。。
もう一つは、Coco RochaのBlogで知ったMODELINIAというサイト。高解像度の映像を多用していて面白いなと思いました。

Nick Knight x Lily Donaldson

少し前にLily DonaldsonをモデルにしたNick Knightの「LET THERE BE LIGHT」という作品がV MAGAZINEにあったのですが(SHOWStudioのプロジェクトのページはこちら)、VOGUE UKにもFringe Festivalという作品が載っているようですね。画像はFashion Copiousで見ることができました。こちらもSHOWStudioにプロジェクトのページがあるのでチェックしてみるといいかもしれません。

intermission...

空調によって整えられた少し乾燥した部屋の中で、PCのモニタを眺め疲れた僕は、椅子の背凭れに寄り掛かりながら結露した窓の外をぼんやりと見ていた。今にも泣き出しそうな薄暗い曇り空は窓の外のすべての世界を灰色に染め、街の体温の低さを誰かに静かに伝えている。先週から続いていた風邪気味の体調が僕を部屋の中に閉じ込めていた。

東京で過ごす何度目かの冬。
この季節の空気の刹那さは、心の中に何か抽象的な感情の痕跡を残していく。

僕は少し薄暗い部屋の中で椅子から立ち上がり、少し前に沸かした珈琲をカップに注ぐと、ソファに居場所を移した。
一口だけ珈琲を口に含み、カップをテーブルに置く。あの独特の香りが鼻腔を伝わる。

主を失ったPCのモニタがスリープに切り替わり、部屋の中にはエアコンの低い動作音が響き渡る。
加湿器から出る霧がその風によって刻々とカタチを変えていたが、彼の健闘空しく部屋の湿度計は低い値を指したままだった。

久しぶりの休日。
少しずつ流れていく緩やかな時間が、忙しい日常とコントラストを描く。
普段あまり考えることができない、ぼんやりとした思考や感情に輪郭を与えるために、
ふと立ち止まって何かについて考えるという時間がいつも僕には必要だった。

手が届きそうで届かない、その何かに触れたくて、人々は何かをつくり、何かを描き続ける。
それは何も才能豊かな人間だけがそうなのではなく、世の中を生きる人々の多くがそうなのではないか。
そして、その人々の描く夢の総和が社会を前に進めていく。

薄暗い部屋の中でソファに座り、日常の中の自分を振り返りながら思考の断片を拾い集めていく。
少なくとも自分が何か文章を書いたり、ものをつくったりする理由は何となくそこにある気がした。

そんな取り止めの無い思考を拾い集めていくと、すぐに僕の両手はいっぱいになった。
そしてだんだんと意識が遠くなっていき、いつしかソファに横になっていた。

僕はエアコンのリモコンに手を伸ばし、電源を切った。
その際、手の甲に触れた珈琲カップの冷たさが時間の経過を感覚的に僕に教える。
短い電子音の後、程なくしてエアコンとその室外機の音が止んだ。

妙な静けさが部屋の中を支配する。
閉じた瞼の裏には、体温の低い窓の外の風景が微かに見えたような気がした。

PRADA 09SS UPDATE...

PRADAのオフィシャルサイトがアップデートされましたね。
PDF LOOKBOOKやランウェイショーも良いのですが、Steven MeiselとHedi SlimaneによるAD CAMPAIGNの高解像度画像が素晴らしいです。

Yves Saint Laurent Manifesto 09SS

Claudia SchifferがモデルとなっているYves Saint Laurent Manifestoの09SS Ver.がバレンタインデーに配布されるようですね。
今回は、ティアドロップ・パターンのトートバックとハート型のUSBがあるようです。
USBはただのUSBなのかちょっと気になりますね。

memorandum...

最近気になった記事についていくつか書いてみます。
guardian.co.ukに載っていたKatharine Whitehornによるパリコレクションの過去と現在についてのお話。変わるものと変わらないものがある、というのはその歴史と重みを感じさせる表現だなと思いました。あと、Katharine Whitehornのwikipediaに載っていたのですが、"The best careers advice to give to the young is 'Find out what you like doing best and get someone to pay you for doing it.'"という若者へのアドバイスが的確だなと個人的に思ってしまいました。
independent.co.ukでは、ファッションデザイナーがアウトランディッシュなコレクションで経済不況に応じた理由、ということで逆境の中でのクリエイションについての記事が載っていました。個人的に良いなと思った表現が、"We may not all be able to afford these clothes but we have the ability to dream about wearing them."クリエイションに関する記事では、ドリームやファンタジーといった表現がよく使われるのを目にしますね。
あとは、Fashion Week after-partyのキャンセルに続いてMarc Jacobsがランウェイショーの招待客を削減するというニュースやRachel Zoeに関する記事も個人的には気になりました。

Fashion Stroll for 09SS

メンズやクチュールコレクションを連日チェックしていたら、気が付くともう2月に突入なのですね。
という訳で、春夏の立ち上がりをチェックしに久しぶりのFashion Stroll。

まずは銀座からなのですが、BNYはセールがまだ結構行われていました。BNYに関しては新宿店にも行ったのですが、ほとんどがセールといった感じで不況の影響?といった印象。特に気になったアイテムもありませんでしたね。ESTNATIONの銀座店は全体的に春夏に切り替わっているような感じでした。個人的に気になったのはKris Van Asscheですね。ジャケットなどのお値段も自分の予想よりも幾分低めな感じ(というか、今まで通りでしょうか)。ついでにRESTIRにも寄ったのですが、こちらもセール中・・というか銀座店は閉店するはずだったと思うのですが、ずっとセールしている印象がありますね。

次に、先週春夏が立ち上がったDior hommeをチェックしにDiorへ。
店内はビビッドなカラーパレットに包まれたアイテムが多数置かれていました。また、ムッシュ・ディオールが愛した昆虫をモチーフにしたアイテムがとても多かったですね。背中がカットオフされたジャケットは(店舗によっては?)既に完売しているとのこと。ランウェイショーでも目立っていたこちらのシャツはレーザーカットによるもので、トンボの羽をモチーフにカットされているというお話。コレクションの際にそこまで自分は気付くことができませんでしたが、言われてみればといった感じですね(ちなみにこちらの商品はまだ未入荷でした)。
個人的に欲しかったデニム類はまだ入荷が少ない状態で、今後に期待といったところ。雑誌などで紹介されていたワイドデニムもありましたが、結構売れているらしいです。また、ストールでこちらの柄(昆虫モチーフですね)のものがあったり、スニーカーに関してはオレンジや白、黒のものが入荷されていました。ジャケットに関しては今季はラペルが細くなっていますね。個人的に細いラペルの1Bジャケットにも目を付けていたので、とりあえずこちらを購入。ラペルはノッチドだとセットアップで、ピークドはジャケ単品であります。着丈は定番のピークド・1Bジャケよりも少しだけ長く、ボタン位置が少しだけ高くなっていますね。あと、袖丈は微妙に短くなっていて、後ろのベントはセンターベントになっています。
とりあえず、Dior hommeに関してはこんな感じで。

次は南青山まで移動して、BLACK COMME des GARCONSへ。
店内は黒い壁で仕切られた空間の中にベアブリックをモチーフにしたアイテムが置かれていました。というか、ほぼベアブリものしかなかった印象。個人的にはちょっと期待と違ったかな・・といった感じ。ちなみに2Fには黒い椅子がオブジェ的に?並べられていました。

次いでJil Sanderへ。まだ半分セール中で、春夏は少しずつ入荷してきているといった感じ。ちなみに伊勢丹も同じような雰囲気でしたね。オフィシャルサイトでは09SSのADがアップされているのでチェックしてみるといいかもしれません。
コルソコモでは、John GallianoのニットやRaf Simonsのシャツがありましたね。コルソコモでRaf Simonsのアイテムを見るのは初めてのような気がしますが、以前から取り扱いがありましたでしょうか。あと、COMME des GARCONS Homme Plusのスカート・ルックの店員さんがいたのが少し気になりました。
LOVELESSは1Fの改装が終わってGOYARDが無くなっていました(たぶん)。代官山もそうなのですが、お店の雰囲気と取り扱いのアイテムが変わりましたよね。個人的にはあまり惹かれるものが無くなってきていますが。。

Raf SimonsやNeil Barrett、メンズショップがオープンしたARTS & SCIENCEなどもチェックしたかったのですが、こちらは来週以降の宿題ということで。表参道では、Yves saint Laurentにも寄ったりしましたが特に気になるものはなかったですね。Louis Vuittonは、ディスプレイがStephen Sprouseになっていてカラフルな感じでした。

最後に新宿 伊勢丹についてですが、2Fに置かれていたGIVENCHYが気になりましたね。イメージ的にはマッチョな雰囲気なので、個人的に買う予定は無かったりしますが。あとは、PRADAのデニムものやNUMBER (N)INEをチェックして終了といった感じ。ちなみに新宿では、ケータイの広告でキムタクが今季のDior hommeのシャツを着ているのを見かけたりもしましたね。

長くなってしまいましたが覚えている限りではこんな感じでしょうか。
久しぶりのフィールドワーク?でしたが、春夏はまだ始まったばかりですね。CHANELのレイオフやBurberryの工場閉鎖など、不況に関する暗いニュースがファッション業界でもいろいろ報道されていますが、春夏の立ち上がりと共にこちらも要チェックといったところですね。経済問題は全く他人事ではないので・・こういう時こそ心だけでも明るくいきたいものですね。