This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Vogue Nippon, Numero TOKYO, SO-EN... Sofia Coppola for Parfums Christian Dior?

写真は、Vogue Nippon September 2010から。
"ON THE ROCKS"と題されたKarl LagerfeldによるNatasha Polyのエディトリアルが良い感じになっていました。tFSでも見ることができますが、BALMAINやBurberry Prorsumのコートを着たショットも好きな雰囲気です。

あと、Numero TOKYOと装苑もパラパラと見たので少し紹介したいと思いますが、Numero TOKYOはDavid Vasiljevicによるカバー・ガールのKasia Strussのエディトリアルが自分は目に留まりました。装苑はヘアメイクアップ・アーティストの特集ということで、Peter Philips、Julien d'Ys、加茂克也について書かれているので気になる人は手に取ってみると良いのではないかなと思います。そういえば、加茂克也は少し前にTotal Managementのサイトに名前が掲載されていますね。

最後は話題がずいぶん変わりますが、Graziaなどで話題になっていた噂について。
少し前にNatalie PortmanがParfums Christian DiorのADでフィーチャーされるという話がありましたが、Sofia Coppolaがパリで何かの撮影をしていたようです。Natalie Portmanと共演しているのはSofia Coppolaの従兄弟に当たるRobert Schwartzmanとのこと。詳細情報はそのうちオフィシャルに出てくると思いますが、気になる話題ですね。

Chanel 10-11AW Haute Couture Collection - Karl Lagerfeld INTERVIEW

Chanelのオフィシャルサイトに10-11AW Haute Couture CollectionのKarl LagerfeldのインタビューとDETAILSの映像がアップされていますね。
インタビューでは、インタビュアーがLesage, Lemarie, Massaroといった工房の名前を出しつつ、メティエダール・コレクションのようだと表現していますが、確かにそのような雰囲気もあったかなと思います。レッドカーペット・ドレスに少し飽きている、といったKarl Lagerfeldの発言は、floor lengthのドレスなどが無かった今回のコレクションをよく表していますね。

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- It looks like a Metiers d'Art collection. The embroidery, the work, the sophistication.

There is a lot of metiers and art in terms of craftsmanship. It is the same people. The difference is it is another proportion.

- It is a tribute to Lesage, Lemarie, Massaro...

Also the House Montex, run by Annie, who is a genius.

- Which dress took the most hours? Which took longest to do?

This one that looks so simple. This blue and mauve dress.

- Like 1970s glitter.

Some dresses have a million sequins.

- No long sleeves.

No long dresses. It was time for a change, for a cleaning up. Because from 1922 to 1930 there were no long evening dresses. I am a little tired of red carpet dresses. This big Belle Epoque stuff worn by movie stars. This is for running around and moving. Like in the twenties. The roaring twenties. In the sixties, everything was short. It was supposed to be modern, for the future. The future turned out to be different. But I liked this idea of comfort, finally, after all the Belle Epoque tralala.

- So the new flapper of the 21st Century is supposed to wear...

The new flapper is more body conscious. Flappers of the twenties had no waists. This is a very feminine shape. The waists look even smaller with short boleros over the waist, there is volume in the sleeves. It is a new proportion. Only the bracelets and the boots. It is about balance and modernity.

- It is one of your best collections. I know you hate that.

Yes, I have to do another.

- And you are blank. For the moment you are blank for the next one?

No. I will be ready by tomorrow morning. Fashion is about going ahead, not about memory.

- And no credit on the past. Never?

This credit card does not work. When people want to be liked for what they did, they should stop.

Fashion Stroll for 10-11AW

東京も梅雨が明けて、とても暑い3連休となりましたね。
暑くて日中はあまり出掛ける気にもならない感じでしたが、秋冬のスタートということで夕方ぐらいにDior hommeの立ち上がりなどを見てきました。

まずは銀座に寄ってBARNEYSへ。まだまだセール中といった感じでしたが、Alexander McQueenなどは新作が入荷していました。秋冬ものだと思われるストールは、スカルのパターンがちょっと違っていて少し気になった感じです。あと、Comme des Garcons Homme Plusも立ち上がっていて、プロテクター・モチーフのアイテムなどがありましたね。

次は表参道へ移動し、コルソコモへ。Raf Simonsのシャツなどがセールになっていましたが、秋冬はJunya Watanabe MANが立ち上がっていました。特に気になったアイテムは無かったのですが、Comme des Garconsの新作フレグランスである"WONDERWOOD"があったのがちょっと気になりました。機会があれば試香してみたいかなと。

そして最後は、Dior hommeへ。今回のDior hommeは例年よりも1、2週間立ち上がりが早かったですね。入荷アイテムはLook 1のセットアップやムートン・ジャケットなど。ちなみに店員さんの制服はLook 1になるらしいのですが、制服分はまだ届いていないんだとか。
バックルの付いたレザーシューズ/ブーツは、デニムには合わせ辛い感じだったので自分は見送ることに。バックル無しのバージョンは直営には入荷しないとのことです。

カーディガンや肩パッドが入っていないジャケットなどはクリスらしいソフトな雰囲気。アイテムではハットがあったのもちょっと気になりましたね。あと余談ですが、Christian Diorのファイン・ジュエリーである"Bois de Rose"もB1Fに置かれていたりしました。
コートに関しては、コレクションでも使用されていた少しボックス・シルエットのチェスターとダブルのコートなどが入荷していましたね。ランウェイで目を惹いたオーバーサイズのコートはまだ入っていないとのことです。

とりあえずDior hommeの立ち上がりに関しては、こんな感じでしょうか。自分は特に何かを買う予定は無かったのですが、気が付いたらコートなどを買っていました・・。真夏日にコートというのもアレな感じですが、今シーズンはDior hommeに限らず、どこかで良いコートがあったら欲しいなと考えていたので悪い買い物では無いかなと思います。着れるのは当分先の話になってしまいますけれど。。

memorandum...

写真は、AnOthermag.comから。
V MagazineにもChanelのオートクチュールコレクションのBackstage Photographyがアップされていたり、Wallpaperでもアップされていたりするのでこちらも是非。

Prada Behind The Scenes Fall Winter 2010 Ad Campaign
Pradaの10-11AW AD CampaignのBehind The Scenes。オーディションの様子がちょっと面白いです。
オフィシャルサイトでもADのムービーが公開されていますね。

Eddie Borgo Shows His Teeth
Kate LanphearがEddie BorgoのOnline Campaignに登場。
フォトグラファーはPaul Maffiで、スタイリストはKeegan Singhとのこと。

Christian Dior 10-11AW Haute Couture Collection
オートクチュールコレクションですが、映像で見るとまた違った印象を受けますね。

Yves Saint Laurent Cruise 2011
New Yorkで行われたクルーズコレクションの映像がアップされています。
ショーの雰囲気がとても良い感じですね。

以下、ファッション関連の話題ではありませんが、二つ程気になった話題を。

The Social Network - Official Site
TechCrunch Japanの記事で知ったのですが、Facebookの誕生を描く映画が公開されるのですね。
しかもディレクターがDavid Fincherだったり。

Galactic Love - DJ Kawasaki
9月1日に発売予定のDJ Kawasakiのニューアルバム「PARADISE」からiTunesで先行配信されていますね。
沖野修也などのDJで聴いたことのある曲ですが、相変わらずのクオリティです。

10-11AW Haute Joaillerie Collection

1月のコレクションの際もそうでしたが、今年からオートクチュールのオフィシャルスケジュールの中にジュエリーの展示会が組み込まれていますね。先週もPlace Vendomeのジュエリー・ハウスで展示が行われたようですが、今回は9月15日から22日までGrand Palaisで行われる予定のXXVe Biennale des Antiquairesのプレビュー的な意味合いもあったようです。

という訳で、Style.comNYTimes.com(Suzy Menkesも記事を書いていますね)などから気になった作品をいくつかピックアップして書いてみたいと思います。

1枚目の左から順番に、"Rose Dior Bagatelle ring.", "Dior serpent ring.", "Dior Bollywood earrings."とのこと。
Victoire de CastellaneによるChristian Diorの作品は、"Bollywood"からインスピレーションを得てつくられたようです。
全体の配色やイヤリングのコブラ(蛇)のモチーフからはその雰囲気が出ていますね。

Chanelの作品のテーマは、"feather"。
Diane KrugerがカンヌのAmfar Galaで付けていたブローチ(上の写真では一番下のもの)は、1932年にCoco Chanelがクリエイトしたもののレプリカとのこと。

写真はVogue.comから。
Lorenz BaumerによるLouis Vuittonは、"rock 'n' roll necklace"。
LVモノグラムにギターやギターピック、安全ピンなどを組み合わせている感じでしょうか。中央や右側の部分はドラムに見えなくもないですね。

Van Cleef & Arpelsは、Jules Verneの作品からインスピレーションを得た"Les Voyages Extraordinaires Collection"を展開。
象や鯨などのモチーフは分かり易くて、少し可愛らしい感じですね。

Givenchy, Jean Paul Gaultier, Valentino 10-11AW Haute Couture Collection

オートクチュールコレクションもあっと言う間に終わってしまいましたが、個別にピックアップしなかったコレクションについて少しだけ。まずはRiccardo TisciによるGivenchy 10-11AW Haute Couture Collectionから。

プレゼンテーション形式で提示された10 Looksのインスピレーションソースは、Frida KahloとMexico's Day of the Deadから。彼のクリエイションのベースとなる宗教的な雰囲気を元に、今回はスケルトン(脊柱など)のイメージをモチーフとしてレースなどを用いていましたね。フェザーやゴールドのシークインの使い方についてはいつもの感じだったと思います。
Suzy MenkesがRiccardo Tisciへのインタビュー記事をアップしていましたが、プレゼンテーション会場でのムービーもあったのでこちらも是非。

via style.com telegraph.co.uk fashionwiredaily.com tFS

Jean Paul GaultierはランウェイにDita Von Teeseが登場し、La Perlaとのコラボによるランジェリーをお披露目。
コレクションに関しては、ドレスのような変形型のトレンチやピンストライプ・スーツ、ランジェリー・ライクなドレス、ファー・ストール、主張のあるショルダー、ガジェットとしてのシガレットやターバン等、彼らしい展開だったと思います。

via style.com telegraph.co.uk nytimes.com tFS

Maria Grazia ChiuriとPier Paolo PiccioliによるValentino。コレクションのタイトルは、"The dark side of first love"。
Hilary Alexanderは"baby-doll"と表現していましたが、シフォンやリボン、クリノリンなどを用いて描かれるsoftnessな少女性はとても若く、優しい雰囲気でしたね。
こういう方向性のコレクションは好きと言えば好きなのですが、個人的にはもう少し変化があっても良いかなと思ったりします。

via style.com telegraph.co.uk nytimes.com tFS

Chanel 10-11AW Haute Couture Collection

Karl LagerfeldによるChanel 10-11AW Haute Couture Collection。
Grand Palaisに巨大なゴールドのLion(左前足にはパール)をセットしての開催でしたが、これはCoco Chanelの部屋にあったブロンズの像(彼女の星座である獅子座に由来する)から取ったモチーフですね。インヴィテーションにも描かれており、ランウェイのLast LookでIris Strubeggerと共に登場したBaptiste Giabiconiもライオンの被り物をしていました。

ショーのサウンドトラックは、Michel GaubertによるMixのTimothy Andresの"Antennae"、Lou Reed and John Caleの"Small Town"、Chilly Gonzalesの"Never Stop (Piano-Pella)", "Knight Moves"とのこと。オフィシャルサイトにアップされている映像ではBGMが差し替わってしまっていますが、Bryanboyがアップしてくれているムービーなどでは聴くことができますね。個人的には好きな系統のサウンドなので、実際に使われたものの方が良いかなと。サウンドトラックによっても作品の受ける印象はずいぶん変わるので、この辺はオリジナルを尊重して欲しいと思いますね。

コレクションは全体的にとてもシックでミニマルな印象(つまり、ウェアラブル)を受けましたが、tFSなどではクチュールではなく、RTWっぽいというコメントが結構出ていました。クチュールはRTWよりも描く女性像の年齢層が上がるのはいつものことだと思うのですが、それに加えて低彩度のカラーパレットやシルクの光沢・ドレープ感、チュールにスパンコール、刺繍といったわかりやすいクチュール感がそこまでフィーチャーされていなかったので、そういう印象を受けたのかなと思います。

白と黒の使い方もかなり控えめで、LBDも無いに等しく、ドレスの丈もfloor lengthのものは一つもありませんでしたね。それでもランウェイ中盤から後半に掛けてのLookはとても作り込んでいる印象で、明らかにRTWとは流れている空気が異なっていたと思うのですが、ただ、細かいハンドワークによる高密度の作り込み(情報量の高さ)がクオリティに直結するかと言えば、そうでもないのが面白いところかなと思います。

あとランウェイで気になった点は、モデルの手首に付けられていたアクセサリーとPeter Philipsによるメイクですね。アクセサリーはクラシックなジュエリーといった感じでとても存在感がありました。メイクに関しては、Peter Philipsによると"We wanted to have one makeup element stand out without taking away the focus from the collection."とのことで、赤いルージュとマニキュアは上手くスタンドアウトできていたのではないかなと思います。

via style.com vogue.co.uk nytimes.com telegraph.co.uk independent.co.uk fashionwiredaily.com cbsnews.com uk.reuters.com

Christian Dior 10-11AW Haute Couture Collection

John GallianoによるChristian Dior 10-11AW Haute Couture Collection。
パーロット・チューリップなどのフラワーをモチーフとした今回のコレクションは、いつものようにMonsieur Diorへのオマージュとしての展開。Tim BlanksやSuzy Menkes、Cathy HorynのレビューではIrving PennやNick Knightの名前も出されていましたね。個人的には10SSの"Riding Habit"に比べると各Lookのシルエットには多様性があって良かったかなと思います。そして今回、目を惹いたのは「色」ですね。

カラーパレットはいろいろな花の花弁をリファレンスとした、パープル、オレンジ、ピンク、レッド、イエローなどを中心に。これらの配色はChristian Diorではよく目にするのですが、今回はその彩度の高い配色の中で使われていたブラックの強さが印象に残りました。Pat McGrathがルージュの色をディープ・パープルにしてモデルをメイクしていたのも、色の使い方という点では同じかなと思います。つまり、色の強度は相対的に適宜されるということ。
そして、これらと呼応するかのようなStephen Jonesのフラワーラッピング・ヘッドピースの配色は、Lookによって差し色だったり、調和的だったりしていて面白かったですね。セロファンという透過性の高い素材を使うことで、光(色)の反射と透過によってアテンションを齎すというアイデアは、コンセプト的にも今回のコレクションにとてもよく合っていると感じました。色は光で、光は色であるということを再認識させられたような気もしましたし。
ちなみにセロファンに包まれていたモデルの特徴的なヘアスタイルはOrlando Pitaによるもので、モチーフは「咲こうとしている花の蕾」とのこと。コレクションのテーマがそれぞれのアーティストによって表現され、それらが組み合わさって一つの作品を構成しているというのが素晴らしいですね。

紫陽花のようなジャケットに、チューリップのようなスカート。Bar Jacketのウエストにはベルトではなくリボンを。ランウェイ終盤のチュールのボリュームを活かしたドレスは立体的でクチュール感がとても出ていたと思います。

via style.com nytimes.com telegraph.co.uk fashionwiredaily.com runway.blogs.nytimes.com vogue.co.uk vogue.com.au tFS

Vogue Nippon August 2010 No.132

Vogue Nippon August 2010 8月号の表紙は、Inez Van Lamsweerde and Vinoodh MatadinによるAbbey Lee Kershaw。
今回は、Karl Lagerfeld、Marc Jacobs、Frida Giannini、Nicolas Ghesquiereへのインタビューが載っていたのが面白かったですね。それぞれのブランドでのクリエイションについて各人が語っているので、まだチェックしていない方は是非。

エディトリアルに関してはtFSのスレッドなどを見てもらえれば良いと思いますが、自分はPaola Kudackiによる"BRAND NEW DAY"が目に留まりましたね。アート性は高くないのですが、タイトル通りのフレッシュな雰囲気が新しいシーズンの到来を告げ、ショッピングに行きたくなる感じを上手く出していると思いました。
あと、エディトリアルではHedi Slimaneによる"SOFT MACHINE"が載っていましたが、いつもの感じでしたね。

Men's 11SS Collection from Wallpaper.com

メンズの11SS Collectionが終了し、各ブランドの10-11AW AD Campaignがネット上ではアップされ始めていますね。来週はHaute-Couture 10-11AW Collectionがあるので、こちらもとても楽しみな感じです。BryanboyはGrand PalaisでのChanelのショーに招待されているようですけれど

それで、今回もメンズの11SS Collectionのインヴィテーションやランウェイとなった会場、バックステージの写真がWallpaper.comでアップされていたので、いくつかピックアップして書いてみたいと思います。Backstage Photographyに関しては、Love MagazineHint Fashion Magazine(写真はSonny Vandeveldeによるもの)辺りも是非。

まずはインヴィテーションから。

Raf Simonsは、"How we would celebrate our fifteenth anniversary with you"という言葉がステッカーで隠されていたようです。

Givenchyは今回もM/M (Paris)っぽい感じですね。

Maison Martin Margielaは、ステンシル・テンプレートをモチーフとしたもの。
とてもMMMらしいですね。


次は、ランウェイのステージについて。

Comme des Garconsは、パリのHalle Freyssinetにて。
照明デザインは、多くのランウェイを手掛けているThierry Dreyfusによるもの。
今回、Pitti Uomoでコレクションを発表したJil Sanderのショーも彼のライティングですね。

Pradaのフューチャリスティックなランウェイは、Rem KoolhaasのOMA/AMOによるものとのこと。
彼とPradaのコラボに関しては、Prada EpicenterやPrada Transformerなどがありますね。

Raf Simonsは、パリのCredit Lyonnais bankにて。
吹き抜けがとても気持ちよく、歴史ある建築物の雰囲気は素晴らしいの一言ですね。


最後は、MilanParisのバックステージ・フォトグラフィーから。

Versace 10-11AW AD Campaign

Anna Selezneva, Iselin Steiro, Valerija Kelava and Marcel Castenmiller, Tomek Szczukiecki by Mario Testino.

via tFS