写真は、Vogue Nippon September 2010から。
"ON THE ROCKS"と題されたKarl LagerfeldによるNatasha Polyのエディトリアルが良い感じになっていました。tFSでも見ることができますが、BALMAINやBurberry Prorsumのコートを着たショットも好きな雰囲気です。
WWDで記事が出ていましたが、Stella McCartney 10-11AW AD CampaignはMert Alas and Marcus PiggottによるNatalia Vodianova。ロゴのcartoonishなドローイングに関しては、英国人アーティストのBarry Reigateによるものとのこと。
- It looks like a Metiers d'Art collection. The embroidery, the work, the sophistication.
There is a lot of metiers and art in terms of craftsmanship. It is the same people. The difference is it is another proportion.
- It is a tribute to Lesage, Lemarie, Massaro...
Also the House Montex, run by Annie, who is a genius.
- Which dress took the most hours? Which took longest to do?
This one that looks so simple. This blue and mauve dress.
- Like 1970s glitter.
Some dresses have a million sequins.
- No long sleeves.
No long dresses. It was time for a change, for a cleaning up. Because from 1922 to 1930 there were no long evening dresses. I am a little tired of red carpet dresses. This big Belle Epoque stuff worn by movie stars. This is for running around and moving. Like in the twenties. The roaring twenties. In the sixties, everything was short. It was supposed to be modern, for the future. The future turned out to be different. But I liked this idea of comfort, finally, after all the Belle Epoque tralala.
- So the new flapper of the 21st Century is supposed to wear...
The new flapper is more body conscious. Flappers of the twenties had no waists. This is a very feminine shape. The waists look even smaller with short boleros over the waist, there is volume in the sleeves. It is a new proportion. Only the bracelets and the boots. It is about balance and modernity.
- It is one of your best collections. I know you hate that.
Yes, I have to do another.
- And you are blank. For the moment you are blank for the next one?
No. I will be ready by tomorrow morning. Fashion is about going ahead, not about memory.
- And no credit on the past. Never?
This credit card does not work. When people want to be liked for what they did, they should stop.
まずは銀座に寄ってBARNEYSへ。まだまだセール中といった感じでしたが、Alexander McQueenなどは新作が入荷していました。秋冬ものだと思われるストールは、スカルのパターンがちょっと違っていて少し気になった感じです。あと、Comme des Garcons Homme Plusも立ち上がっていて、プロテクター・モチーフのアイテムなどがありましたね。
次は表参道へ移動し、コルソコモへ。Raf Simonsのシャツなどがセールになっていましたが、秋冬はJunya Watanabe MANが立ち上がっていました。特に気になったアイテムは無かったのですが、Comme des Garconsの新作フレグランスである"WONDERWOOD"があったのがちょっと気になりました。機会があれば試香してみたいかなと。
カーディガンや肩パッドが入っていないジャケットなどはクリスらしいソフトな雰囲気。アイテムではハットがあったのもちょっと気になりましたね。あと余談ですが、Christian Diorのファイン・ジュエリーである"Bois de Rose"もB1Fに置かれていたりしました。
コートに関しては、コレクションでも使用されていた少しボックス・シルエットのチェスターとダブルのコートなどが入荷していましたね。ランウェイで目を惹いたオーバーサイズのコートはまだ入っていないとのことです。
プレゼンテーション形式で提示された10 Looksのインスピレーションソースは、Frida KahloとMexico's Day of the Deadから。彼のクリエイションのベースとなる宗教的な雰囲気を元に、今回はスケルトン(脊柱など)のイメージをモチーフとしてレースなどを用いていましたね。フェザーやゴールドのシークインの使い方についてはいつもの感じだったと思います。
Suzy MenkesがRiccardo Tisciへのインタビュー記事をアップしていましたが、プレゼンテーション会場でのムービーもあったのでこちらも是非。
Jean Paul GaultierはランウェイにDita Von Teeseが登場し、La Perlaとのコラボによるランジェリーをお披露目。
コレクションに関しては、ドレスのような変形型のトレンチやピンストライプ・スーツ、ランジェリー・ライクなドレス、ファー・ストール、主張のあるショルダー、ガジェットとしてのシガレットやターバン等、彼らしい展開だったと思います。
Maria Grazia ChiuriとPier Paolo PiccioliによるValentino。コレクションのタイトルは、"The dark side of first love"。
Hilary Alexanderは"baby-doll"と表現していましたが、シフォンやリボン、クリノリンなどを用いて描かれるsoftnessな少女性はとても若く、優しい雰囲気でしたね。
こういう方向性のコレクションは好きと言えば好きなのですが、個人的にはもう少し変化があっても良いかなと思ったりします。
あとランウェイで気になった点は、モデルの手首に付けられていたアクセサリーとPeter Philipsによるメイクですね。アクセサリーはクラシックなジュエリーといった感じでとても存在感がありました。メイクに関しては、Peter Philipsによると"We wanted to have one makeup element stand out without taking away the focus from the collection."とのことで、赤いルージュとマニキュアは上手くスタンドアウトできていたのではないかなと思います。
Vogue Nippon August 2010 8月号の表紙は、Inez Van Lamsweerde and Vinoodh MatadinによるAbbey Lee Kershaw。
今回は、Karl Lagerfeld、Marc Jacobs、Frida Giannini、Nicolas Ghesquiereへのインタビューが載っていたのが面白かったですね。それぞれのブランドでのクリエイションについて各人が語っているので、まだチェックしていない方は是非。
エディトリアルに関してはtFSのスレッドなどを見てもらえれば良いと思いますが、自分はPaola Kudackiによる"BRAND NEW DAY"が目に留まりましたね。アート性は高くないのですが、タイトル通りのフレッシュな雰囲気が新しいシーズンの到来を告げ、ショッピングに行きたくなる感じを上手く出していると思いました。
あと、エディトリアルではHedi Slimaneによる"SOFT MACHINE"が載っていましたが、いつもの感じでしたね。