Dior Homme 2017 Spring Collection
via dior.com
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最近購入した書籍を二冊ほどご紹介。
Stoppers: Photographs from My Life at Vogue
Vogueのファッションエディターを1987年から務めているPhyllis Posnickの作品集。
序文はAnna Wintourが書いており、Anton Corbijn、Patrick Demarchelier、Steven Klein、Annie Leibovitz、Helmut Newton、Irving Penn、Mario Testino、Tim Walker、Bruce Weberといったフォトグラファーの作品が章立てで載っています。作品は90年代半ばから近年のものまで。Anna WintourはPhyllis PosnickとIrving Pennが組んだ作品を評価しています。
Hair by Sam McKnight
ヘアスタイリストとして40年間のキャリアを持つSam McKnightのアンソロジー。4万枚のイメージから選んだ作品集とのこと。序文は、Karl Lagerfeld。
構成は15のチャプターに分かれており、作品は70年代から近年の作品までが載っています。チャプターは"WESTWOOD"や"NICK KNIGHT"、"KATE"、"KARL LAGERFELD"といったコラボレーター区切りで編集されたもの(中には"DIANA, PRINCESS OF WALES"といったダイアナ妃のチャプターもあったりします。)と、"SEXY"、"COOL GIRL"といった作品のトーンでまとめられたものがあります。
ヘアスタイルに注目しながらページを捲っていくという経験があまり無かったので、見ていて個人的にはとても面白かったですね。今日のヘアスタイルはファッションの世界において重要な部分を構成しており、近年ほど人々が髪に注意を払うことはありません。とカールが序文で書いていますが、エディトリアルやコレクションで描かれる女性/男性像、そして、世界観を構築する上でヘアスタイルが重要なピースであることは、もはや説明する必要はありませんね。
via tFS
Dior Homme 2016-17年ウィンターコレクションのADにも起用されたLarry ClarkによるDior Homme 2017年スプリングコレクションのフィルムがアップされていますね。ウィンターコレクションでもインスピレーションソースの一つとなったスケートボードカルチャーがフィルム内でもフィーチャーされています。
ウィンターからサマーへと継続されるイエローやレッド、そして、ブラックのストライプ。Jackson Pollockからインスパイアされた2013年スプリングコレクションが思い出されるスプラッシュカラー。スニーカーではスリッポンが登場しているのが特長的ですね。
今回のフィルムですが、プリントのADはKarl LagerfeldによるRobert Pattinsonだったので、世界観が統一されていないのが少し気になりますね。セレブリティを起用したADはどうしてもその傾向が強くなりがちですけれども。
スプリングコレクションは今月の18日から立ち上がりとなり、下旬にはパーティー(ブティック外で催されるのは久しぶりですね。)も予定されているので、どちらも楽しみに待ちたいといったところです。