This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

high fashion June 2008 No.321

Yohji Yamamoto 2008-09AW COLLECTION.
ラムレザーのジャケットがとても素晴らしく、美しいですね。革の上品な質感を上手く使い、同時に端は裁っ放しにすることでそれだけでは終わらない強さを感じさせる雰囲気になっていると思います。今回は西洋的な雰囲気を上手く取り込んでいると本誌で書かれていましたが、確かにそんな感じがしますね。エルメスのバッグはその象徴になるかな。

A Magazine #7 curated by Kris Van Assche

#6 Veronique Branquinho
#5 Martine Sitbon
#4 Jun Takahashi
#3 Haider Ackermann
#2 Yohji Yamamoto
#1 Maison Martin Margiela

毎号キュレーターを変えて発行されるA MAGAZINEですが、#7はKris Van Asscheのようですね。これはチェックしようかな。

ANATOMICA / DIESEL GINZA

UA原宿本店の2FにパリのセレクトショップであるANATOMICA(アナトミカ)がShop in Shopとしてオープンしたのが3月の上旬。自分はその直後に見に行きました。ターゲットとなる年齢層は若干高めな感じ。シャツやジャケットのシルエットはゆったりめで、特徴としては袖(アームホール)の部分がゆったりと曲線を描いていることらしいです。アイテムとしてはジーンズなどもありましたね。ちなみに、アローズではNumber (N)ineのTシャツが気になって一枚ぐらい買おうかなと思ったのですが、なんとなくそのまま買わずじまい…で今に至ります。パッと見は良かったんですけれどね。

次に、4.23にオープンしたDIESEL GINZA。ディーゼルのアイテムは持っていないのですが、一度見に行って見ようかなと。ディーゼルといえば、ジーンズやマルジェラぐらいしか思い浮かばなかったり…。広告はよく目にするのに。。
それで今回の銀座店ですが、知らない間にオープンしてた感が強いですね。二日前の話なんですけれど、全くノーマークでした。今後の予定で個人的に気になっているのは、Raf Simonsの旗艦店の話やH&Mの日本上陸関係(ギャルソン絡み)でしょうか。そういえばKITSUNEの旗艦店がパリにオープンしたようですね(HUgEより)。

旗艦店の良いところはフルラインでアイテムが揃うということもありますが、そのブランドの思想性と言うか雰囲気を楽しめるということがあるかなと。エクスペリエンスとしての旗艦店、でしょうか。

Dream scape

Hyper natural.
- A heightened perception of the world as it appears in our dreams.

Women of Character.
- The balance between fantasy and reality is sought after as designers consider the power of personality and the transformative value of clothes.

Idolatry.
- Fashion reaches for the stars.

Another Magazineより、Louis Vuittonのフォトをピックアップ。白シャツとスカートのスリットが素敵な雰囲気だと思ったので。Dior by John Gallianoの写真もいいですね。
情報としてはかなり遅くなりますが、草間彌生や山本寛斎、Hedi Slimaneの記事が目に留まりました。あと、気になったのはCOMME des GARCONS SHIRTのAdで、Paul Granjonという方のHEART BEAT MACHINEの写真を使ったもの。ページでは見開きで左側にJefferson Hackのtextがあります。検索してみるとわかるのですが、Adにはいくつかヴァージョンがあるようですね。あと、Adと言えばJohn GallianoのAdもらしいなと思いました。

COMME des GARCONSで思い出しましたが、お店にHOMME PLUSではジャンケン/表彰台に続いて、三つ子の包帯(魔法使いサリーの…でいいのかな)/林檎の芯Tシャツが出てました。
最近はTシャツもそうですが、半袖シャツで良いのが無いかなとチェック中…です。

DOLCE&GABBANA 08SS

STEVEN KLEINのサイトでも大きな画像が見れました。
来期のクラシカルなレディスの雰囲気も良いですね、ドルチェ&ガッバーナ。

Maison Martin Margiela Tokyo

週末ミッドタウンに行った際にESTNATION、RESTIRにも寄ったのですが特に気になったものはなかったので、そのまま日比谷線で恵比寿に移動し、Maison Martin Margielaに行きました。恵比寿のマルジェラに行ったのはかなり久しぶりですね。南青山のコルソで見たシャツが気になっていたのでそれを見に行ったわけですが、薄い青と赤、白、黒の半袖シャツがありました。ライン番号は10ですね。今期のシャツは肩の部分が特徴的なデザインになっていて何と表現したら良いのかわかりませんが、フラットになっているというか、そんな感じになっています。シルエットは太くも細くも無いレギュラータイプ。14ラインの長袖だともう少し細身のものもあるとか。今期の入荷についてはほぼ終了し、あとはサンダルやTシャツぐらいかなと店員さんが話していました。何だかんだで春夏も終了が近づいているなぁと…。

Dream become reality, reality becomes dreams.

21世紀人 XXIc. EXHIBITION3 "XXIst Century Man" DIRECTED BY ISSEY MIYAKE

21_21 DESIGN SIGHTで行われている三宅一生ディレクションによる「XXIc.―21世紀人」
デザインサイト周辺の芝生があってゆっくりと時間が流れている雰囲気が好きですね。どこか"郊外"っぽい雰囲気というか、デパートの屋上感がある…かな(そこまで「何かが終わってしまった」感がある訳ではないですが)。

それで今回のEXHIBITIONの感想ですが、三宅一生の「21世紀の神話」と関口光太郎の「明るい夜に出発だ」が良かったですね。あとは、イサム・ノグチの「スタンディング・ヌード・ユース」とデュイ・セイドによる「スティックマン」かな。
三宅一生の「21世紀の神話」はアートアニメーションのワンシーンのようで良かったです。インスタレーションだったので当たり前ですが、空間がデザインされていたのでその世界に浸れました。欲を言えば、もう少し広いともっと良かったかな。デュイ・セイドによる「スティックマン」は、楮の枝で人体を模した作品ですが、作品自体を見るよりも作品の影を鑑賞しました。3Dの作品がライトで出来た影を見ることで2Dに落とし込まれていて2度美味しいと言うか、自分はそちらの方がこの作品の本質のような気がしました。

一応これで、深澤直人による「チョコレート」、佐藤卓による「water」と今回の三宅一生による「XXIc.」と企画展だけは全部見に行っていることになりました。なんとなく惹かれるものがある時に足を運んでいるだけで全く意識していなかったのですが…。これからも何か惹かれるものがある時だけ行くつもりです。前にも書いたと思いますが、個人的には夜間公開をやって欲しいですね。Light-up Museumというか、夜でしか表現し得ない世界もあると思うので。

以下、何となくぼんやりと考えたことを…。
作品を制作・公開することについてですが(ネットでも可)、作品を鑑賞するときの季節や時間帯、鑑賞者の体調や気分、その他の外的要因(他の鑑賞者の有無など)によって作品の見え方は180度変わるので制作者はそれをどこまでコントロールし、鑑賞者の心にどういった感情を抱かせるのか…なんだなと思いました(これはハックみたいなものですよね)。作品というソースコードが鑑賞者の心の中で実行された時に、どういったプログラムの実行結果が出るのか。もちろんそれは心の中だけでなく、作品の帰結として行動として社会に表れなければ表現足りえない。作品をつくると言うことはそういうことなんだって改めて思いました(すべてがそうであるべきだとは思いませんが)。
「作品をつくることで世界を変える」という今更ナイーヴ過ぎる感覚がまだ力を持っていた、本気でそれを信じられた時代。残念ながら僕はそういう時代の空気を知らないのですが、自分がつくり出すものに対しては誠実でなければならないという姿勢はいつの時代もCreative Loversの根底には(無意識的にでも)あると思います。時代がうつろい行く中でも、普遍的で変わらない感覚が人の中にはあり、きっと希望ってのもその辺ににあるんだろうなってなんとなく思いました。

夢は現実に、現実は夢に。

Say That You Love Me (FK-EK English Vocal Mix) / AK

KING STREET SOUNDSのKING of New York 3.
DAISHI DANCEとDJ KAWASAKIのMIXだったので買ってみました。その中で素晴らしいと思ったのが、DISC#1のDAISHI DANCEに入っていたAKのSay That You Love Me (FK-EK English Vocal Mix)。歌詞は英語で、Francois KevorkianとEric KupperのREMIX。日本語版はyoutubeにありました。結構古い曲になるようですが、かなり良いですね。囁くような細いヴォーカルに渇いたビート、パーカッション。
AKはSTUDIO APARTMENTのアルバム FOR HER FOR HIM FOR YOUのBeautiful Sunriseで気になっていたのですが、こんな素敵なミックスがあるとは。ヴォーカルとトラックが一体化していて、お互いがお互いの良さを引き出している感じの曲は好きですね。

recalm

nomakのrecalmが全曲試聴できます。今回は前アルバムのRemix版。
#4のDeckstreamは相変わらずの音です。彼の音はすぐわかりますね。あと気になったのは#6かな。
アルバム自体は全体的に落ち着いた感じですね。個人的にはもう少しテンポが良い方が聴きやすいかな。

Swallowtail Butterfly

天気が良くて暖かいとなぜか世界がモノクロに見えますね。理由はよくわからないのですが。ポカポカ陽気の中、ウトウトしているとなんとなく岩井俊二のスワロウテイルを思い出しました。もう12年も前になる…のか。あいのうたは久しぶりに聴きましたが、良い曲ですね。

という訳で週末は天気も良かったので南青山辺りをブラつきました。
コルソで気になったのはUNITYというブランドのシャツ。ほつれていたり、胸のポケットが取れていたりして雰囲気はギャルソンっぽい感じ。ちなみにこのブランドは検索してもあまり情報が出てこないですね。あとは、マルジェラの半袖シャツが良い感じでした。これは買ってもよかったかな。
LovelessではThom Browneのニットが凄い値段してました。レクレルールも寄りましたが、行くたびにメンズとレディスの配置が変わっているような…気のせいかな。
Jil Sanderでは半袖シャツが欲しかったのでいろいろ見せて貰いました。コレクション関係のものはすべて出揃っていましたね。ダークカラーのものはあるかなと思っていたのですが、ネイビーがありました。デザイン的には半袖よりも長袖の方が個人的にはピンときたので今回は見送ることに。休日だったので人が多かったですね。

Homage to Christian Dior

Fashion News MEN'S Vol.132

high fashion April 2008 No.320

追求される表現とは何かと考えたとき、
継承されていくものとは何かと考えたとき、
的確な言葉は「魔力」だった。

1st Collection Album - LENA

DJ KAWASAKIプロデュースによる藤井リナのアルバム。特典で香港のファッションブランド2%のLOOK BOOKが付いてきました。
曲についてはLET IT RAINも良いですが、沖野修也による#3 HIGHERがかなり良いですね。LyricsはCOLDFEETのLori Fineだったり。DJ KAWASAKIの曲はどれもそうですが、MPC3000による乾いたビートが個人的にかなり好きですね。そこに哀愁のあるメロディと甘いヴォーカル、そしてしっとりとしたピアノが乗っているのがとても心地良いです。

Fashion News Vol.132-133

明るくなりかけたブルーのグラデーションの空に、まだ輝く月。
工事中の高層ビルの赤いクレーンがそれらを背景に映える。

素肌を舐める少し冷い空気が心地良い、そんなこの時期の朝方の雰囲気。
時間はあっと言う間に過ぎていく。