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Boss Women: Anna Wintour - BBC's documentary (2000)

2000年にBBCの"Boss Women"という番組で放送されたAnna Wintourのドキュメンタリー映像。Christian DiorでのJohn Gallianoやダイエットをする前のKarl Lagerfeldなど、関係者がいろいろと登場していますね。Tom Ford for Gucciもチラッと。

ガリアーノの作品を見ていると、もう一度彼の作品が見たいなという気分にさせられますね。マンハッタンでGrace Coddingtonとランチしているのを目撃されたりしていますが、彼の復活は有り得るのでしょうか。

Honest by Calla

今月初旬に公開されたHonest byの新しいコラボレーション・デザイナーは、自身のブランド"Calla"を立ち上げてパリを中心に活動しているCalla Haynes。彼女はカナダのトロント出身で、ニューヨークとパリのParsons School of Designで学んだ後、RochasとNina RicciにおいてOlivier Theyskensの下で経験を積んだ経歴を持つ29才のデザイナーですね。

Callaは"relaxed luxury"というアイデアに基づいており、コレクションはユニークで巧みに制作されつつも、モダンさと着易さが追求されているとのこと。コレクションの空気感としては、Style.comのレビューで書かれているようにキュートさもありますね。彼女のデザインの一番の特長となっているのはそのテキスタイルとプリントデザインなのですが、今回のHonest byの3つのアイテムも同一のグラフィックから成るコレクションとなっています。

Honest by Callaのキャンペーンにはキャスティング・ディレクターのNatalie Joosが登場していますが、Callaのプレゼンテーションのキャスティングをナタリーが手伝ったのがきっかけで友人関係となり(初めて二人が出会ったのはパリでのCommuunのショールームとのことですが)、それで今回のキャンペーンにナタリーが登場する運びとなったようですね。ちなみにキャンペーンの撮影はフランス人フォトグラファーのMathieu Cesarによるもの。

Honest byの次のコラボレーション・デザイナーは7月5日に発表されるとのこと。
こちらのページでBruno Pietersとの先行インタビューが読めるので、気になる人はチェックしてみると良いかなと思います。Calla HaynesやNatalie Joos、Diane Pernetらのインタビューも公開されていますので、合わせて是非。

Raf Simons Dior Topics...

First Glimpse of Raf Simons' Dior View
7月のクチュールコレクションに取り組むために、今日、パリに到着する予定というRaf Simonsの話が載っていますね。
彼の発言を要約すると、ミニマリズムをするためだけにChristian Diorに行くわけではない、とのこと。Christian Diorというブランドの意志や遺産、その意味を完全に受け入れた上でコレクションをクリエイトしようとしていることが窺えます。ムッシュ ディオールが植物を愛したように、彼も好きな花(ラン、チューリップとバラ)について言及したようですね。
クリエイティビティとその進化、そして、我々が生きる時代とその関係性に興味を持っているとのことなので、Christian Diorというブランドの新しい可能性を是非見せて欲しいかなと思います。Jil Sanderでのクチュール・トリロジーコレクションではマキシマリズムによってクチュールへ言及し、ミニマリズムの可能性を押し広げたように。もちろん、彼がDiorに慣れるまでには少し時間が掛かると思いますけれど。

What Did Raf Simons Really Know These Past Few Months?
ここ数ヶ月間にDiorとRaf Simonsの間に何があったのか?というのは確かに気になることですね。ラフがChristian Diorのデザイナーになることは無い、という話も一度はありましたし。また、Cathy HorynはラフがJil Sanderの職を馘首されたと書いていますが、これは公にコンファームされた情報では無いはずですし(ビジネス的な理由からその可能性はあると思いますが)。そして、Yves Saint Laurentのデザイナーの椅子取りゲームにHedi Slimaneと名を連ねていたというのも気になるところですね。

Christian Dior's New Designer Raf Simons

Dior Turns to Raf Simons
Dior Selects Raf Simons to Replace John Galliano
Suzy MenkesとCathy HorynがChristian DiorのデザイナーにRaf Simonsが就任すると報じていますね。スージーが火曜日、キャシーが水曜日に発表されると書いていますが、いずれにせよ今週半ばには正式に発表される感じでしょうか。
7月に行われる予定の12-13AWのクチュールコレクションがChristian Diorでの彼のファーストコレクションになるとのことで、ウィメンズのオートクチュールとプレタポルテ、アクセサリーを担当するとのお話。Dior HommeはKris Van Asscheのままのようです。そして、Raf Simonsのシグネチャブランドは今まで通り継続されるようですね。彼に資金問題があったとすれば、今回のデザイナー就任で解決しそうな感じでしょうか。

CR by Carine Roitfeld

9月にデビューする予定のCarine Roitfeldの新しい雑誌"CR"(フルネームは、"CR Fashion Book")の情報がWWDで報じられていますね。
それによると出版社は予てから噂のあったVisionaireやV Magazineなどを出版しているFashion Media Group LLCで、年2回の出版を予定しているとのこと。雑誌は毎号テーマを持って発行されるが、巻頭特集は無いようです。コンテンツはIcons, Muses, Skincare, Fitnessなどといった各セクションに分かれているとのこと。言語に関しては英語がメインですが、各記事のオーサーの母国語もそのまま掲載されるようですね。

写真に関しては、Mario Testinoといった他誌と既に契約を交わしているフォトグラファーとは共に働くことができないので、そういったフォトグラファーの作品は載らないとのお話。今回公開されたモックアップのカバーはSebastian FaenaによるKati Nescherで、Bruce WeberによるPatti Smithのポートレイトも良い雰囲気ですね。CRはオフィシャルサイトも展開されるようで、fashionista.comによるとURLはcrfashionbook.comとのこと。

カリーヌが「新しい才能を探している最中です。」と話しているのには期待したいところ。同じようなフォトグラファーの同じような写真ばかりでなく、リスクを負って新しい写真家やモデルなどをフィーチャーしていって読者を楽しませて欲しいかなと思います。

また、Fabien ConstantによるCarine Roitfeldの長編ドキュメンタリーも撮影されているようで、これは2013年に公開されるようですね。そして、6週間後にはカリーヌの娘のJulia Restoin-Roitfeldが子供を出産予定で、カリーヌはお祖母様になるとのことです。