This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Comme des Garcons x The Beatles

I Wanna Hold Your Handbag: Comme des Garcons' Latest Deal
Comme des GarconsとThe Beatlesのコラボレーション・バッグが11月中旬にデビューする予定とのこと。
日本でも11月中旬に表参道のGyre、でいいのでしょうか・・?
限定ショップがオープンするのかなと何となく思いましたが・・詳細が気になりますね。Apple Corps Ltd.と川久保玲の関係は長期的なものになるかもしれないとのことで、今後も何かありそうな予感とのこと。

Dolce & Gabbana 10SS Collection

Domenico DolceとStefano GabbanaによるDolce & Gabbana 10SSコレクション。
style.comのトップの見出しに"BLOGGER'S delight"という言葉が使われていたように、今回はFront RowにBryanboyTommy Tonを招待しての開催。ブロガーがFront Rowってちょっと凄いですね・・時代の流れなのだと思いますが、その流れにブランドとして柔軟に対応しているのが流石です。

コレクションに関しては、"In the end, the women ask for really sexy." "Siciliano, Latino - they're the same,"といった発言からもわかるように、二人の得意とするラディカルでセクシーなスタイルをフューチャーしたもの。彼らはコレクションを、"Heritage,"とも表現していました。
カラーパレットは(春夏でしたが)ブラックを中心に展開。First Lookから登場したマニッシュなディナー/タキシードジャケットスタイルをランウェイの前半と後半に点在させる形で、中盤は白と黒のレースをメインに使いつつ、デニム生地を使ったLookを2つほど登場させるなどしていましたね。ドレスに関しては、基本的にビスチェやコルセット型のシルエット。また、ランウェイ後半ではフラワープリントが用いられており、配色として赤が効果的に使われていたのが印象的。コレクション全般で言えば、金貨と十字架によるゴールドのアクセサリーも個人的に好きな雰囲気でした。

フィナーレで登場したモデルたちは圧巻といった感じで、彼らのクリエイションを自らアイデンティファイしていたと思います。

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Gucci 10SS Collection

Frida GianniniによるGucci 10SSコレクション。
アイデアとしてはメンズの2010年春夏コレクションにあったものですね。スポーティ・エレガンスとでも言いましょうか。ランウェイにテーラードジャケットがほとんどなかったのが印象的でした。

カラーパレットは前半がホワイト/グレー、後半はブラックを中心に。コレクションはスポーティな雰囲気を含んだモトクロス/パラシュート/バイカー・ジャケットなどから展開し、中盤はイカットのような民族調のパターンを使用。そして、後半はハーネス・ストラップを用いたリトルブラックドレスなどを展開していました。アクセサリーのように金属的な(ハーネス)ストラップがバッグなども含めて各所で用いられていて面白かったです。バッグに関しては、バンブー・ハンドルのものもあって眼を惹きましたね。

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Jil Sander 10SS Collection

Raf SimonsによるJil Sander 10SSコレクション。
ランウェイショーの開始前に会場のモニターでは、Christo and Jeanne Claudeを含むランドアート(アースワーク)に関する映像が流れており、ショーの開始後は1970年の映画「Zabriskie Point」の映像に切り替わったとのこと。そして、Raf Simonsによれば"nature, emotion and passion"が今回のテーマだったようです。
コレクションの完成度は全体的にとても高く、Jil Sanderのミニマリズムが高い次元で実現され、且つ(古典的な内容のままで終わらずに)デコンストラクションされていたと思います。個人的にはかなりワクワクさせられました。Cathy Horynにも好評だったご様子

コレクションのカラーパレットは白、黒、ベージュ。ランダムに生地が付けられているシフトドレス、リネンやテクノメッシュ素材の使用、短冊のようにメッシュ素材が貼り付けられたトランスパレントなドレス、ジャケットが解体されて裾のみが残ったLook、アンティーク調のヒールなど、見所は多くあったと思います。細かいディティールを見ると印象がまた変わる感じでしたね。メッシュ素材などはRaf Simonsのマテリアル・フェティッシュな感じが出ていて彼らしいなと思いました。

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Versace 10SS Collection

Donatella VersaceによるVersace 10SSコレクション。
インスピレーションソースは、"Alice in Wonderland"とのこと。全体的にグラフィカルなプリントやバロック調のパターンを多用し、カラーパレットもパステル調でしたね。基本的にタイトフィットで、かなり若々しい印象。
トランスパレントなミニスカート、ランウェイ終盤のアワーグラス・シルエットのドレスも気になりましたが、ランウェイの各所で使用されていた金属的なシルバーの使い方が個人的には眼を惹くコレクションでした。

それで、オフィシャルサイトで知ったのですが、VersaceもFacebookTwitterで情報を展開しているのですね。ウェブ上のメディアを上手く活用するのは、もはや当たり前になりつつあるようです。

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Prada 10SS Collection

Miuccia PradaによるPrada 10SSコレクション。
先シーズンの40年代の雰囲気からは大きく変化し、今回はビーチプリントとシャンデリアドレスをフューチャーしたもの。カラーパレットは白・黒・灰をベースに展開。サテンのコートやジャケット、シャツ、ショートショーツなどが切りっぱなしになっていたのはシャープな感じがして個人的に良いと思いました。Look5のフラワープリントドレスや中盤に登場したブラックドレスは、背中の部分にベールのようなものが付いていて、ランウェイでヒラヒラと揺れていたのが印象的でしたね(YouTube)。

Fashion Wire Dailyによればコレクションの中で使われていたビーチ・プリントは日本の人工ビーチからのものとのこと。終盤に登場したシャンデリアドレスはランウェイの壁に投影されていたイメージに合っていて個人的に面白いと思いました(インスピレーションソースの一つであるイタリアのホテルから着想を得ている様子)。また、トランスペアレンシーな塩ビ素材のスタックヒールサンダルやバッグ、サングラスも気になりましたね。モデルが朱色のルージュにおさげヘアーをしていたのは、Miucciaらしいハズし方だったと思います。

tFSでは、リゾートコレクションっぽいという話やMiu Miuっぽいというコメントがありましたが、全体的に確かにそんな感じがしたコレクションでした。

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D&G 10SS Collection

Domenico DolceとStefano GabbanaによるD&G 10SSコレクションはメンズの10SSコレクションと同様に、ウエスタンな雰囲気を含んだカウガール・コレクション。
デニム素材はパンツやシャツに加えてミニドレスやビスチェにも使用し、それにスエードのブーツやベルトを合わせて雰囲気をよく出していたと思います。また、ランウェイの後半でフリルやレースの付いたアイテムもコーデに取り入れていたのは面白かったですね。tFSでは、「バレリーナがカウボーイと結婚したら、その子供はこの服を着ると思う」といったコメントもあって思わず笑ってしまいましたけれど。

Look9でTaoが着ていたトロンプルイユのプルオーバー、ネッカチーフにサングラス、TシャツなどのプリントにMickey Mouseが用いられていたのも気になる部分でした。あと、映像を見ていて個人的に気になったのは使用されていたサウンドトラックですね。The DoorsのPeople Are Strange(Chew Fu Remix)とのことで、音源がYouTubeにありました。

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Giorgio Armani 10SS Collection

Milan Fashion Weekは、Giorgio Armaniの10SSコレクションから。
肝炎を患い、現在は回復へ向かいつつあるGiorgio Armaniとのことですが、WWDのインタビュー記事に書かれていたように今回のコレクションはBody LanguageとしてのBody ArtとBauhausをインスパイアしたもの。
ランウェイはジャケット+パンツLookから始まり、幾何学的なパターンをモチーフにした(この辺はBauhausからの影響)プリントやカットを用いつつ、ボトムのra-ra skirtなどで変化をつけている感じでしたね。また、靴がヒールではなかったのも今回のシンプルなコレクションには合っていると思いました。

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Tom Ford Womenswear?

London Fashion Weekも終了し、次はMilan Fashion Weekといったところですが、Tom Ford InternationalがWomenswearを開始するために5000万ドル以上の資金提供を求めているという話が出てきました(Tom FordのWomen's Lineの噂は以前もありましたね)。
vogue.co.ukelleuk.comで報道されており、情報ソースはロイターの未公開株式に関するWebサイトpeHUBのようです。peHUBの該当記事では、Tom Ford Internationalのプレスはこの件に関して特にコメントをしなかったとのことですが、これはかなり気になるニュースですね。

Burberry Prorsum 10SS Collection

一つ前のエントリーの続きになりますが、改めてChristopher BaileyによるBurberry Prorsum 10SSコレクションについて。
ランウェイショーの会場には1500人のゲストが招かれ、Emma Watson, Gwyneth Paltrow, Mary-Kate Olsen, Victoria Beckham, Daisy Lowe, Freida Pinto, Dev Patel, Samantha Cameron, Lord Mandelson, Liv Tyler, Anna Wintour, Carine Roitfeld , Glenda Bailey, Mario Testino, Jacquetta Wheeler, Bruce Weber, Agyness Deyn... と書ききれないくらいの著名人がBurtberryのCEOであるAngela Ahrendtsと共にFront Rowに座っていたと報道されていました。

今回のコレクションのテーマについては"Twisted classics"といくつかのメディアでは表現されていましたが、古典的なトレンチコートにフォーカスを当てて再解釈したものですね。捩れやルーシュによるシワやドレープ感を上手く使い、ドレス的なフェミニンな雰囲気を出しつつ、ランウェイのカラーパレットにはパステルカラーを点在させ、先シーズンまでのような(不況を反映したような)憂鬱な気分のコレクションからは大きく変化。アームホールなどのサイズ感もタイトにし、コートというよりはジャケットやドレスのような方向にトレンチを再構築していました。

個人的にはシフォンによる膝上丈スカートの多層的なドレープを見たときには09-10AWのBALENCIAGAを少し思い出しましたが、トレンチコートをフェミニンな方向に持っていくというアイデアが個人的に面白かったです。また、ランウェイではメンズのLookもいくつか見られましたが、それを除けばすべてのLookでベルトがされていたのも印象的でしたね。バーバリーチェックが使われている(クラッチ)バッグ、春夏なのにファーコートのLookがあったりと、とても気合いの入った見所の多いコレクションだったと思います。

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Burberry Prorsum 10SS Collection Live Streaming

Burberry Prorsum 10SS Collectionのライブ・ストリーミング配信がlive.burberry.comburberry.vogue.co.uk(どちらも中身は同じでしたね)で行われましたが、かなり快適に映像を見ることができました。映像の解像度に関しては上に載せたキャプチャのような感じで、左下にチャット機能があり、ユーザーがコメントをリアルタイムで書き込みすることができましたね。世界中から書き込みがあったせいか、コメントが反映されるときとそうでないときがありましたが・・。

コレクションのリアルタイム配信といえば、Dolce&Gabbanaなども以前から行っているのですが(今回もありますね。)、Burberryも今回のLondon Fashion Week25周年記念に合わせる形でライブ配信とFacebook、Twitterの利用を試みたといった感じ。少し前にBurberryが英国のクリエイティブ・エージェンシーであるBBHとパートナー契約を結んだと報道されていましたが、今回のデジタルメディアの活用もそれに関係している?のでしょうか。

それで、ランウェイに関しては改めてポストしたいと思いますが、映像を見た感じではトレンチコートの再解釈っぽかったですね。アームホールを絞ってタイトにしたり、裾丈も膝上だったりとコートというよりはドレス的な解釈。また、素材感もそうでしたが、どこかフューチャリスティックな感じもコレクションにはあったと感じました。

Christopher Kane 10SS Collection

Christopher Kaneによる10SSコレクションは、Anna WintourとPhilip Green、Natalia VodianovaにDonatella Versace、そして、Joan CollinsをFront Rowに迎えて行われたようですね。
インスピレーションソースは、Nancy Reagan(First Lady), Lolita(movie), Jonestownでのカルト宗教に関するドキュメンタリー映像やThe Brady Bunchなど。いろいろな紆余曲折を得てギンガムチェックをメインにフューチャーした今回のコレクションになったようです。

白地に淡いピンク、ベビーブルー、ネイビーとブラウンといった明るめのギンガムチェックをベースに展開し、単純にその爽やかさだけでは安っぽくなるためコルセットやブラカップ、裾は膝上丈でスリットが入っている等、少しだけセクシーな雰囲気が出る仕掛けがありました。Hilary Alexanderのレビューでは、Brigitte Bardotのようなセクシー過ぎるギンガムの使い方はしていなかった、と書かれており、この辺のバランス感覚は見ていて面白かったです。

また、Lookに関しては、上に載せたSara BlomqvistやAlana ZimmerのLookがその表情と合っていて個人的に良いなと思いました。物悲しげな表情の中にある純粋性、みたいな雰囲気が素敵だなと。

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Charles Anastase 10SS Collection

London Fashion Weekは、Charles Anastaseの10SSコレクションから。
今回のコレクションでは抽象的なものを表現したかったとのことですが、クリノリンや透け感のある素材(チュール)、底の高い靴といった部分ではしっかりと彼らしさが出ていたと思います。作品を抽象化するためにプリント・柄といったメッセージ性の強いアイテムを控え、素材感と(極力シンプルな)シルエットによる表現でコレクションを展開。カラーパレットも彩度を低く抑えていたのが印象的でした。

それで、今回のランウェイショーで使用されていたBGMなのですが、Grazia Dailyの記事でサウンドトラックは日本のマンガのものだ、と書かれていたので調べてみたのですが、どうやらドラゴンボールのBGMを使用したようですね・・。
Diane PernetがYouTubeに動画をアップしていたので、気になる方はチェックしてみると良いかなと思います。日本人の自分から見るとかなり不思議な感じがしてしまいましたけれど。。

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memorandum...

Jean Paul Gaultier Rumored to Design a Target Line
Jean Paul GaultierがTargetとコラボするかもしれないという噂が流れていますね。
さて、真相はどうなのでしょうか。

STYLE.COM + JAK & JIL BLOG
今回はThe Sartorialistではなく、Tommy Ton(JAK & JIL BLOG)によるストリート・フォトグラフィーがSTYLE.COM上で展開されるようですね。

Burberry Prorsum, Live From London Fashion Week
ロンドン・ファッションウィーク25周年を祝うために今回はミラノではなくロンドンで9月22日にコレクションを発表するBurberry Prorsumですが、こちらのサイトでショーを中継するようですね。また、FacebookTwitterのオフィシャル・アカウントへのリンクも設置されており、こちらでも情報展開を行っていく模様です。

Ralph Lauren 10SS Collection

Ralph Laurenによる10SSコレクション。
インスピレーションソースは、"I am inspired by the character of the worker, the farmer, the cowboy, the pioneer women of the prairies,"とのこと。古き良き時代の、どこか懐かしさを感じさせる米国の(労働者)スタイル。

コレクション前半のニュースボーイキャップに少し太めで色褪せたデニムを合わせた田舎娘風のスタイルは、牧歌的でロマンチックな雰囲気。そしてそれが後半に掛けて都会的なスタイルに変化。デニムからジャケットへ、そしてドレスへと展開していくランウェイショーは田舎で生まれ育った女性が都会に出て少しずつ洗練されていくという、どこか映画のストーリーを見ているようで素晴らしかったですね(style.comのレビューを参照)。

あと、Lookに関してはランウェイ中盤のホワイトパートが個人的に気になりました。
オーガンジーの優しい表情が良いな・・と。

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Marc Jacobs 10SS Collection

Marc Jacobsによる10SSコレクション。
MadonnaとJesus Luz、Lady Gagaが会場にいたようですね

今回のテーマに関しては、"this was a trip to the theater, the ballet, the opera." とのことですが、各所で指摘されているように川久保玲の影響が大きくあったと思います。フリルの使い方やベルト付きのコート、ミリタリーテイストのジャケット、そして、サテンのランジェリーで遊んでみたりと・・。少しエレガントでフェミニンなCommes des Garconsといったところでしょうか。歌舞伎・芸者風のメイクも少し間の抜けた感じで、今回のコレクションにあっていたと思います。

個人的には結構あっさり目なコレクションだったなと感じてしまいましたが、次は、パリでのLouis Vuittonのコレクションがどうなるのか期待して待ちたいと思いました。

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memorandum...

最近気になった話題をいくつかまとめてご紹介。

Gareth Pugh S/S 2010
パリコレクションに先駆けて公開されたGareth Pughのビデオ・インスタレーション。
立方体に映し出される映像は、地球、風、火、水とのことですが、かなり抽象的ですね。。

The Sartorialist No Longer Fashion Week Blogging for Style.com?
Style.com上でのThe Sartorialistは、今回は無し?という話題。
ちょっと気になりましたが、どうなのでしょうか・・。

Agyness Deyn Dyes Hair Black
Agyness Deynが黒髪になっていて、Marc Jacobsのショーと関係しているかも?というお話。
もうすぐ真偽は判明しそうなので楽しみに待ちましょう。

McQueen show to be broadcast live from Paris Fashion Week
Alexander McQueenが10月6日に行う予定のパリコレクションの様子をオフィシャルサイトでブロードキャストするとのこと。
Twitterでは伊勢丹メンズ館のショップオープンなどにも言及していてちょっと面白いですね。

Diane Von Furstenberg: Fashion's Night Out Could Become a Regular Holiday
先日行われたFashion's Night Outに関して、CFDA PresidentのDiane Von Furstenbergが大成功だったとの感想を述べ、更には"Every Thursday before Fashion Week, we will have Fashion's Night Out!"と発言したという話題。レギュラー化に関してはすぐにその場で否定されたようですけれど。。
今回のイベントが実際に売り上げにつながったのかどうかに関しては興味のあるところです。

Alexander Wang 10SS Collection

Alexander Wangによる10SSコレクションは、クラシカル-アメリカン・スポーツウェアの再発明でしたね。
グレーのスウェットやレッド・ボーダーのラグビーシャツ、キャラメル色のレザーといったクラシカルなアイテムや素材をメインにコレクションを展開し、それに合わせてヘアースタイルは三つ編みでスクールガールな雰囲気を演出。
"We want to create clothes that are timeless and classic,"という発言もあったようですが、それを実現するのは中々難しい・・とコレクションを見ながら思ってしまいました(彼の"デザイナーとしての抗い"を見ることはできましたけれど)。

また、個人的にSuzy Menkesが彼の今回のコレクションを、

Like music randomly downloaded on an iPod, the Alexander Wang look seemed to reference the recent past: 1980s androgyny or the edgy minimalism of Helmut Lang.

と評していたのが面白かったですね。

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Jason Wu 10SS Collection

New York Fashion Weekが10日より開始されていますね。
いつものようにいろいろと書いていこうかなと思いますが、まずはMichelle Obamaがドレスを着たことで話題になったJason Wuの10SSコレクションから。

ランウェイの会場となったマンハッタンのSt. Regis Hotelを見ても明らかですが、今までのコレクションから今回は少し方向性が変わりましたね。ニューヨークっぽい雰囲気ではなかったのが個人的には新鮮でしたが、tFSなどで指摘されているようにデジャヴな印象(オリジナリティが足りない?)も確かに少し受けました。
コレクションで気になったのは、ツイード・スーツやロールシャッハ・パターンをプリントしたドレス(Look12など)、パープルのファイユ・カクテルドレス(Look19)。ワンショルダーのトーガのような雰囲気を取り入れたマスタードカラーのシフォンディナー・ドレス(Look29)はMichelle Obamaな雰囲気があったと思います。また、終盤に登場した羽(というよりは襞っぽいですが)の付いたカクテルフロックも良い感じでしたね。

ひざ上丈のスカートは、Lookによってシルエットがベーシックなものだったりペンシルorチューリップだったりと変化し、また、Lookのカラーパレットによってモデルのルージュの色が変化していたのも面白かったです。

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Yves saint Laurent Manifest F/W 2009-10

The YSL Manifesto: a global fashion statement directly diffused across borders and demographics. A message in a gesture, amplified to democratize a system of dressing, given rhythmic effect through repetition. Fashion made larger than life, taken off-stage, manifested in the street and at the moment it seems the most incidental, and at once the most profound. The Yves Saint Laurent Fall/Winter 2009-2010 collection: Stefano Pilati's art of understatement. Illusion stripped away from a posture to reveal its heart; a pure, punctuated chic. Black leather and grey flannel as the ingredients of a signature expression of tailoring and technique. A story of classic fashion rewritten, inherited forms recast. This is what happens in the ushering in of a era.

yslmanifesto.comでの事前予告では、代官山、表参道、神楽坂、渋谷(交差点)、六本木にて午前11時からの配布となっていましたね。小雨が降る中、自分は表参道で貰ってきました。

Gareth Pugh for New York

Pugh Loves NY
New York Fashion Week期間中にMAC Cosmetics(Facebook)がホストを務め、Milk Studiosで行われるイベントにてGareth Pughがビデオインスタレーションを行うと以前書きましたが、ディレクターはGareth Pughの09-10AWのビデオ・プレゼンテーションも担当したRuth Hogbenによるもののようです(噂ではSteven Kleinという話もあったような気がしますが、自分の単なる誤解でしょうか・・)。
公開は9月13日のようなので、どんな感じになるのか楽しみに待ちたいですね。

Fashion Book // The Sartorialist... VOGUE FASHION...

The Sartorialistの作品集が売っていたので購入しました。
Scott Schumanの写真はファッションの多様性と共に、それが世界の多様性であることを教えてくれますね。
amazon.co.jpでもペーパーバック版ハードカバー版をそれぞれ注文することができます(発送まで時間が掛かるようですけれど・・)。

ちなみに、Face Hunterも近々本が出るようです。
サイトを見るとわかりますが、最近、日本(表参道、渋谷、原宿)で撮影をしたっぽいですね。

こちらは「ヴォーグ・ファッション100年史」ということで、1900年代から今日までのスタイルの変遷を年代別、デザイナー別に解説しているもの。VOGUE FASHION(by LINDA WATSON)の日本語訳版ですね。
時間を見つけてじっくり読もうかなと思っています。

Yves Saint Laurent Rive Gauche Homme 2000SS / 2000-01AW by Hedi Slimane

Yves Saint Laurent Homme fall winter 2000/ 2001 - part 1
Yves Saint Laurent Homme fall winter 2000/ 2001 - part 2
Yves Saint Laurent Homme - spring/ summer 2000 - Part 1
Yves Saint Laurent Homme - spring/ summer 2000 - Part 2
Hedi SlimaneによるYves Saint Laurent Rive Gauche Hommeの2000年春夏と2000-01秋冬のコレクション映像がアップされていたのでご紹介。ランウェイの最初から最後のエディの挨拶まであるので、これはとても貴重ですね。
映像を見始めるとすぐにわかるのですが、彼らしさが良く出ているコレクションだと思います。自分は見入ってしまって時間が過ぎるのを忘れてしまいました・・。これらのクリエイションがDior hommeで更に洗練されていくことを考えながら見ると面白いので、時間のある時にでもチェックしてみることをオススメします。

music life... DJ Kawasaki, ICJO, Rahze(DJ Deckstream)...

Heather Johnson "Destination (DJ Kawasaki Original Mix)"
YouTubeでDJ Kawasakiの新しいMixを見つけたのでご紹介。相変わらずのKawasaki Beat & Soundですね。今回も素晴らしいです。
King Street Soundsから発売されるHeather Johnsonのアルバム"Happiness"に収録される?っぽいのですが、HMVのページではDJ Kawasaki Original Mixという表記が無いですね・・。

DJ Kawasakiで思い出しましたが、9月11日にageHaで行われるTCJF2009は行こうかどうか考え中です。去年は行ったのですけれどね・・今年はスケジュール次第といったところ。沖野修也のDJ20周年記念ということもあるのでなるべく足を運ぶ方向で考えてはいます。ちなみに、DJ Kawasakiも沖野修也もDior hommeをよく着ていますね(以前書きましたが)。

折角なので最近気になっている音楽について少し書きますが、Inner City Jam Orchestraのアルバムが少し前に発売されましたね。ICJOに関しては、WE GOT THE LOVE (DJ EMMA & K-SOBAJIMA REMIX)(iTunes)が好きなので今回のアルバムもどうしようかなと。

また、DJ Deckstreamが"Rahze"名義でヒップホップではなく、ハウスのアルバムを出すというのがBlogで少し前に書かれていましたが、こちらはたぶん買うと思います。10月14日発売のようなので楽しみですね。Myspaceでの試聴やiTunesで先行シングルを購入することができるので気になる方は是非。

THE DAY BEFORE : FENDI BY Karl Lagerfeld - Full Frontal Fashion Video

The Day Before Fendi - Part 1 of 6 via tFS
Karl LagerfeldによるFENDI 09-10AWのコレクション当日までのドキュメンタリー映像がアップされていました。
アトリエでスラスラとスケッチをして指示を出すKarl Lagerfeldのクリエイティブ・ディレクションの様子やヘアデザイナーである加茂克也の姿、スタッフの様子など、貴重な映像が盛りだくさんですね。チーム一丸となってクリエイションに取り組み、苦悩の中にもユーモアのセンスを忘れないというのが流石といったところ。情熱を持った人々の良い雰囲気のチームだなと思いました。

ショー当日のバックステージでの喧騒。ランウェイの最後に登場したKarl LagerfeldとSilvia Fendi。
一番最後にランウェイショーを皆でビデオで見返すシーンがあり、そこで流れていたKarl Lagerfeldの言葉が印象的だったので、ここに引用しておこうと思います。

Fashion is, like cinema, a business of injustice.
It's not because you want to work in fashion that it will work out.
You succeed for other, mysterious reasons.
It's not about fairness. It's just a horrible fact of life.
My business plan has always been about working more than the others to prove their uselessness.

Sundance Channelの公式サイトによるとTHE DAY BEFOREシリーズは、FENDI以外にも、SONIA RYKIEL、PROENZA SCHOULER、JEAN PAUL GAULTIERがあるようです。日本でもこういうハイクオリティな番組があると良いのに・・と思ってしまいました。

Fashion Stroll to ISETAN(Men's), Rick Owens flagship shop... and more.

いろいろと改装があった伊勢丹メンズ館の3Fを見てきました。
従来からあったYohji Yamamoto, PRADA, Jil Sander, GIORGIO ARMANI, GUCCI, Maison Martin Margiela, Dior homme, BOTTEGA VENETAに加え、LANVINとYves saint Laurent、Alexander McQueenとGivenchyが新しくオープンしたことで、個人的にかなりFavoriteな空間になりましたね。一箇所でいろいろなブランドのアイテムをチェックできるのは何だかんだでとても便利だと思います。

今回新たにオープンした4ブランドですが、Givenchyは他に比べてアイテムが少なめな印象を受けました。Yves saint Laurentもアクセサリー等の小物が少し気になりましたが、こちらも今後に期待といった感じ。
ちなみにYSLの今シーズンのアイテムで気になっていたのは、(雑誌などでも取り上げられていましたが)コンテンポラリーな雰囲気のクロップドパンツとベルトに合わせたLook14のジャケットやLook21のコートですね。どちらも表参道店で既にチェック済みですが、ラペルが広いのが特徴的です。試着などもしてみましたが、購入には至りませんでしたけれど。また、コートに関してはトレンチやチェスターもありましたが、自分がチェックした時には既にどちらもサイズ44は欠けていましたね。

話を伊勢丹メンズ館に戻しますが、Alexander McQueenは限定スカルTシャツを含むスカルもののアイテムや今シーズンのアイテム等、2Fにいた頃よりもかなりパワーアップしている感じでした。
LANVINに関しては個人的に気になるものがいくつかあったのでジャケットなどを試着させて貰いました。袖と後身頃が異素材になっているLook8のジャケット、ウールジャージーとカーフレザーを合わせたLook24のブルゾン、襟がマオカラーのような雰囲気を持ったLook35のジャケットなどが個人的に面白いなと思いましたね。LANVIN銀座の直営店が10月下旬までクローズしていますが、Alber ElbazとLucas Ossendrijverが120周年記念イベントに合わせて来日し、それに合わせてリニューアル・オープンする予定のようです。

伊勢丹に関してはこんな感じですが、その後、南青山に移動し、先日オープンしたRick Owensの直営店なども見てきたのでそれについて少しだけ。
Rick Owensの直営店に行って一番感じたのは空間がかなり気持ち良いということですね。伊勢丹には伊勢丹の良さがありますが、フラッグシップショップにはそのブランドの思想や哲学、アイデンティティーを感じさせてくれるという素晴らしさがあり、今回のRick Owensの直営店に関しても正にそれを体感させてくれる感じになっていました。個人的にはもっとダークな空間になっているかなと思っていたのですが、明るい店内は好印象ですね。レザーのアイテムが大半で、店員さん(自分が行ったときは女性が多かったですが)もカッコ良かったです。

最後に今月のVOGUE NIPPON and Comme des Garcons MAGAZINE ALIVEについて。
VOGUE HOMMES JAPANの発売を記念して、PRADAのスタッズ関連のアイテムがショップに登場。また、Christopher Kaneが手掛けたVersaceのヤングラインである"Versus"のカプセルコレクションや今シーズンのTAO COMME des GARCONSのアイテムが展開されていました。ちなみにVersaceは日本から撤退する方向で動いているのですが、VersaceのPRマネージャーの方のBlogによると単純に撤退という訳でも無い?ようです。