This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

+81 Vol.50 Designers' Thoughts issue - 50th issue Anniversary

+81も気が付けばVol.50なのですね・・何とも感慨深い。
日本国内で自分が面白いと感じる雑誌ってほとんど無いのですが、+81は何だかんだで稲葉英樹がエディトリアルをしていた時代からずっと読んでいます。途中から当初の衝撃がほとんど無くなってしまったのはしょうがないと思いますが・・。今でも昔の号を手にとってパラパラと読むことは結構あったり。多くのことを学ばせて貰った雑誌ですね。
そして、+81を読んだり、ネットで海外サイトを見たりしながら自分が昔から感じていることは、海外にはこんなに面白い雑誌、グラフィック、ファッション、Webデザインなどが存在しているのになぜ日本国内からはそういったものが出てこないの?ということだったりする訳ですけれど・・。

脱線してきたのでこの辺で+81 Vol.50に話を戻しますが、今回面白かったのはPetronio Associatesへのインタビュー記事。彼らはWork in Progressとしてself service magazineを創刊し、CHANELやChloeのAD、Yves saint Laurentのmanifestoなどを手掛けていますね。あとは、稲葉英樹への+81時代についてのインタビュー記事も面白かったので、気になる人は手にとってみると良いかなと思います。

Lanvin for H&M Couture Collection

New YorkのPierre Hotelで行われたLanvin for H&M Couture Collection。
Style.comにも各Lookの写真がアップされていますね。映像に関してはBryanboyがリンクを張っていたこれこれが良かったので、こちらも是非。

全体的にシリアスにクリエイションを追求するというよりもコメディ色が強いのは、マーケットを意識したある種の分かり易さを優先した結果なのかな・・と。服にシリアスな緊張感とスリルを期待するハイファッションにファストファッション側からアプローチをするという企てが今回の試みであるならば、そこは空気を読む必要は無かったのでは?と個人的に思ったりしますね。

Vogue US December 2010 "Mr. Ford Returns" photographed by Steven Meisel

Vogue Parisよりも一足早く、Vogue USでTom Ford 11SS Collectionのプレビューが公開されましたね。フルコレクションを見るまで何とも言えませんが、レトロでシックな女性像を確かめるように描いている感じでしょうか。
最初から冒険することは無いと思うので、数シーズンは今の時代の空気感と自らのクリエイションの関係性を探ることになるのかなと思います。

via vogue.com

Karl Lagerfeld... Marc by Marc Jacobs... Gareth Pugh...

Lagerfeld Gets Around...
12月7日にパリのChanel本店で行われるMetier d'Art Collectionですが、今回は製作する時間が無かったためショートフィルムは無いようですね。先週末、Karl Lagerfeldはイタリアのラベンナでモザイク画の写真を撮っていたとのこと。そして、今回のコレクションのテーマもParis-Byzantiumなんだとか。どんな感じになるのか楽しみですね。
また、Dior hommeのAD Campaignの撮影も最近行ったようで、今回キャストしたモデルはBaptiste Giabiconiとのこと。Dior hommeにまで彼が出てくるのはちょっとアレな感じがしてしまいますが、キャンペーンのトーンは"There's a move back to handsomeness,"とのお話なので、今までのDior hommeのトーンとは少し違ったものになるようですね。

Marc by Marc Jacobs turns ten
Marc by Marc Jacobsが来年で10周年とのことで、2011年春夏では過去10年間のアーカイヴからピックアップした"greatest hits collection"を展開するようです。

Gareth Pugh Will Show His Next Women's Collection at Pitti in Florence
Gareth Pughが1月に行われるPitti W_Woman Precollectionで、ゲストデザイナーとしてコレクションを発表するとのこと。パリでもロンドンでもなく、フィレンツェというのが彼のコレクションに影響を与えるのかどうかが気になりますね。

Lanvin for H&M... Hermes tells LVMH to back off...

Lanvin for H&MショートフィルムやIrina LazareanuのLookbookなどが公開されていますね。
各アイテムのディティールはLookbookのメイキング映像が参考になるかなと思います。

Hermes Tells LVMH 'to Withdraw'
Reutersにも記事が出ていますが、HermesとLVMHの件。
完全に敵対的な感じになっていますが、Bernard Arnaultは手を引く?のでしょうか。Bertrand Puechのコメントとして記事中に書かれているHermesとLVMHではカルチャーが違うという話は、HermesがLVMH傘下になれば品質に影響が出るというでもありますね。