This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Christian Dior "Lady Blue" Campaign

Marion CotillardによるChristian DiorのLady Diorの件ですが、Steven KleinによるPhotoがWWDで公開されましたね。上海をフィーチャーした今回のCampaignのタイトルは、"Lady Blue"。David Lynchによって撮られた12分間のショートフィルムについては、Christian Diorが上海でCruise Collectionを行う予定の5月15日にLadydior.comで公開されるとのこと。ティザーは4月20日にアップされるようです。
Chanel(Paris-Shanghai Collection)に続いてChristian Diorも上海でコレクションを行うのですね。

Tom Ford... Louis Vuitton Next Core Values Campaign...

先週、WWDから流れたTom Fordの件ですが、着々と準備を進めているようですね。11-12AWコレクションとの噂なので、見れるのは約1年後でしょうか。靴のデザインにはMichael Lewisが関わっているというも出ていましたが、どうなのでしょうね。

ここからは話題が変わって、Louis Vuittonの次のCore Values Campaignにはサッカー界からマラドーナ、ジダン、ペレがフィーチャーされるというお話。WWDの記事にもありますが、今年の6月から南アフリカで開催される予定のワールドカップを意識してのチョイスといったところですね。この件についてLouis Vuitton側はコメントを断ったようですが、事実だとすれば面白そうだなと思いました。

CHANEL 10-11AW Collection - Karl Lagerfeld INTERVIEW

Chanelのオフィシャルサイトに10-11AW Collectionの映像などがアップされましたね。
毎回思いますが、DETAILSの映像の雰囲気はとても好きです。

以下は、Karl Lagerfeldのインタビュー映像から。

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I'm fascinated to have brought an iceberg from Sweden. Even though it's in pieces, it's 30 tons, which came in I don't know how many trucks, and sculptors worked in that box almost a week. It's fascinating. It had never been done, and it won't be done again soon.

- Is everything real or fake?
Real fakes. All the fur is fake. But the designs are real, and I hope it's real fashion. But "fake fur " is a derogatory term. In that case, our tweeds are fake, because most Chanel tweed isn't woven but embroidered. There's a better term.

- For this fur.
Costume fur.

- Costume fur!
You say "costume jewelry" for fake jewels... "Costume fur" means it's imaginative. It's a fantasy. That's the term, not "fake fur", which is degrading.

- A great deal of attention to the jewelry...
Yes, I found the theme was a lovely pretext. Icicles are beautiful. Like rock crystal. I love those materials. Don't forget, I'm from the north. It's familiar to me.

- Those tweeds woven with fur made me think of rocks, of moss, of snow suddenly giving way, revealing a rock. There's so much work on fabrics.
Yes, but it seems natural and spontaneous to me. I'm glad you see it that way, but imagine if I said it to you.

- Boring. Redundant, didactic.
I make collections, period. I'm glad you see what I'd like you to, but I won't spell it out.

- Everything is short, except the last two dresses. Did you want to make it short, graphic, modern, mobile?
Yes. Length is no longer an issue. Have you heard journalists discuss sleeve lengths?

- No.
Me neither. After all, arms and legs... That's how it is. Nothing is new. It's not the New Look era, when length could be sensational. Today, you wan't short, you want long, you want mid-length. It's up to you to put it in a modern context, but not hope it will create a "fashion sensation". It won't change the world.

- It's about movement.
It's key in life.

- A crazy-cool collection?
The designer.

- Crazy-cool designer?
If you use your "crazy cool" positively, you can get good results.

Vogue Nippon May 2010 No.129 / Numero Tokyo May 2010

Vogue Nippon 5月号の表紙は、Lily Donaldson。着ているのはLouis Vuitton 10SS Collectionですね。tFSではサラダっぽい(表紙の配色などですね)と書かれていましたが、確かにそんな感じもしますでしょうか。今回は、ロゴの"G"が完全に無くなっていますね。

内容に関しては、Bloggerなどのネット関連の特集が結構まとまっているので気になる方は手に取ってみると良いのではないでしょうか。完全に情報が体系化・網羅されているわけではありませんが、こういう系の情報を追いかけている人は楽しめる内容かなと。雑誌に関しては、自分は時間が無いのでビジュアルを見て、文章は斜め読みしかしないのですが、そういう感想を持ちました。

あと、パラパラとページを捲っていて目に留まったのはBALMAINのTシャツのお値段。Fashionistaでも話題になっていましたが、それとは違うデザインのもので18万円弱のものが掲載(P.148)されていてちょっと驚いてしまいました。隣には、Christian Diorの16万円弱のものも載っていましたけれど・・。Fashionistaに書かれている通り、Tシャツの内側が金箔でコーティングされていたりするのかもしれないですね。。

Numero Tokyoに関しては、野口強と斎藤和弘の話が面白かったです。内容は、斎藤和弘は今後どうするの?といった話題。こちらも気になる人はチェックしてみると良いかもしれません。

Fashion Stroll for 10SS

3月ももうすぐ終わりですが、まだ東京は寒い日が続いていますね。
今日は雨が降りそうな天気でしたが、伊勢丹などへ行ってきたのでそれについて少しだけ。

メンズ館の2Fで気になったのは、Nicolas Andreas Taralis, BALMAIN HOMME, T by Alexander Wangなど。BALMAINは今シーズンから伊勢丹でも取り扱いを始めたのですね。Nicolas Andreas Taralisはシャツがちょっと気になる感じ。T by Alexander Wangは初めて実物を見ました。
3FではGivenchyがYves Saint LaurentとLANVINの間に場所を移動していましたね。そして、空いたスペースにはThom Browneが入っていました。

その後、表参道へ移動して、Raf Simonsへ。Archive Exhibitionが開催中で、過去のコレクションに関するグラフィックやInvitationの一部を2Fで見ることができるようになっています。Peter Saville関連のものがあったのが自分は気になりました。そして、一部のアイテムがセールになっているので、気になる方は足を運んでみると良いかもしれません。自分は見るだけで特に何も買いませんでしたけれど。

Raf Simonsの後、表参道のDior hommeなどへも行ってみましたが特に気になるものはありませんでした。今シーズンのDior hommeに関しては、シャツやネクタイ、Tシャツなどといった軽いものしか買っていないですね。無理して買うことも無いとは思いますが。コレクションアイテムでは、前身頃がレイヤードになっているカーディガンぐらいでしょうか。ちなみにこのテクニックは10-11AWではジャケットなどへも使われているものですね。

といった感じで今日は終わってしまいましたが、やはり足を使っていろいろ見て回るのは面白くて楽しいですね。伊勢丹は行く度にアップデートされているのが流石です。伊勢丹と青山のコルソコモは更新頻度が高いので個人的にすごく好きですね。この辺はWebサイトと同じで、更新頻度とクオリティが高いショップは自然と定期的に足を運びたくなるものだなと。今後も時間を見つけてチェックしていきたいですね。

Behind the Scene of the Chanel 10-11AW AD Campaign by The Greyest Ghost

ニューヨークでのChanel 10-11AW AD Campaignの撮影の様子が、The Greyest Ghostでアップされていたのでご紹介。
気になったのは、Baptiste Giabiconiの姿が無いということですね。

写真はFlickrにたくさんアップされているのでこちらも是非。
Blog記事の中にもありましたが、こちらの映像の冒頭でしゃべっているのはnitro:liciousのWendy Lamですね。

memorandum...

RAF SIMONS Archive Exhibition on sale
3.25(Thu.) - 4.4(Sun.) at AOYAMA Store.

BALMAIN DEFILE AUTOMNE-HIVER 2010-2011
オフィシャルサイトに10-11AWコレクションのムービーがアップされていますね。
動画で見るとまた違った雰囲気を楽しめるのが良いです。

Lunch with Karl via fashionologie
こちらで写真がいくつかアップされていましたが、Karl LagerfeldがニューヨークでChanel 10-11AW AD Campaignの撮影をしていたようですね(FendiのADもニューヨークで撮っているようですけれど)。モデルは事前に報道されていたように、Freja Beha ErichsenとAbbey Lee Kershawの模様。
また、5月に行われるChanel 2011 Cruise Collectionで披露される短編映画の話題も出ていて気になるのですが(Andre Leon Talleyは流石に情報が早いですね)、コレクション自体は5月11日(via fr2day.com)にフランスのサントロペで行われるようです。ちなみにこの時期はカンヌ国際映画祭があるのですが、今年の日程は5月12日から23日までのようですね。

i-D Magazine Spring 2010 Covers... Terry Richardson...

i-D Magazine Spring 2010 Covers - Exclusive
i-D Magazine Spring issueの表紙は、Sasha Pivovarova, Freja Beha Erichsen, Natalia Vodianovaの3種類。Fashion Copiousで、洗剤(のパッケージデザイン)っぽいと書かれていてちょっと笑ってしまいました。確かにそんな感じもするカバーでしょうか。Nick Knightの100 Portraitsについてはi-D Magazineのtwitterによると、8月に出版予定のPre-Fall issueに変更になったようです。
また、F.TAPEの記事に書かれているi-dmagazine.comのリニューアルは5月という話も気になる話題。そういえば、休刊になってしまったhigh fashionのhigh fashion ONLINEは4月1日ですね。

Terry Richardson: I'm Really Hurt
先週ぐらいから話題になっているRie Rasmussenに端を発したTerry Richardsonの件ですが、どこに向かっているのかいまいち不明な話題ですね。

music life...

音楽関連で書きたい話題がいくつか溜まったので、久しぶりにまとめて書こうかなと思います。ジャンルはいつも通りのハウス/クロスオーバー系で。iTunesで購入や試聴ができるようにリンクを張っておくので、気になる曲があったら是非ダウンロードしてみて下さい。

The One (feat. Latrice) / Jay J - iTunes
少し前にDJ KAWASAKIがBlogで紹介していて知ったのですが、かなり聴き易くて良い曲です。
Latrice Barnettは、Kaskadeのプロデュースで2006年にアルバムを出したりしているのですね。

以下は、こちらのBlogで紹介されていた曲から。

Just Friends (Sunny) (E-Smoove's Soul Revival) / Musiq - iTunes
R&BシンガーであるMusiq SoulchildのJust FriendsをE-Smooveがハウス・リミックスした曲。
ギター、ドラム、ベースと上手くMixされているのが凄くカッコ良くてとても好きな曲です。ちなみにこの曲は、MUROのSuper House BreaksというMixCDでもネタとして使われていたりします。Super House Breaksでは、同じくMusiqのForthenightをSir PiersがMixした曲も使われていてこちらも自分は好きな曲ですね。

Spirit (Guy Robin Classic Vocal Mix) / Gabriel Rene - iTunes
メロディーがキレイな男性ヴォーカルのかなり爽やかな曲。
天気の良い日に街を歩きながら聴きたい曲ですね。

The Boss (Haldo's Classic Mix) / Abstract Soul feat. M.A.R.A. - iTunes
女性ヴォーカルでポップな雰囲気が良いです。

I Want You Tonight (feat. Heidi) [Soulful Club Mix] / Laurent Schark & heidi - iTunes
女性ヴォーカルのテンポの良いダンサンブルな曲。

Runaway Love (Marquito's Classic Rework) / Bobby D'Ambrosio - iTunes
グルーヴィーな女性ヴォーカルで、メロディーとエレピが良いです。

Don't Stop (feat. Alana Bridgewater) / Kwality Kontrol - iTunes
ソウルフルな女性ヴォーカルがグット。

All About The Music (Guy Robin Vs The Allstars Remix) / The Allstars Collective feat. Jocelyn Brown - iTunes
ソウルフル・ファンクの王道を行っているのですが、その直球なところがとても良い曲です。
ちなみにThe Allstars Collectiveは、Michael JacksonやStevie Wonder、Incognitoなどをサポートする世界トップレベルのミュージシャンが集まって結成されたバンド、とのこと。

iTunesのダンス・チャートを久しぶりに見てみたのですが、Anan Ryokoの"Another Beginning"というアルバムでフィーチャーしているメンバーが、AK, Tasita D'mour, Lori Fine, Monday Michiru, Navasha Dayaという感じだったのが気になりました。とりあえず、All Day, All Night, Always (feat. AK)をDLしてみましたけれど。

あとチャートで気になったのは、Rasmus FaberのSo Far 3 - Hidden ThoughtsRasmus Faber Remixedですね。24日にアルバムが出るようですけれど、試聴してみた感じではfeat. FridaのHidden Thoughtsが良い感じだったので前者を購入してみました。Rasmus Faberは相変わらず良い曲をつくりますね。

memorandum...

昨日発表があったNujabesの件ですが、とても残念ですね。
好きな曲がとてもたくさんあったので、知ったときは驚いてしまいました。
この件についてはShing02が特設ページをアップしていたり、DJ Deckstreamも反応していますね。

David James - Out of print! via F.TAPE
PradaのAD CampaignやShow Invitationのアート・ディレクション、AnOther Magazineのクリエイティブ・ディレクターなどを務めるDavid Jamesの1988-2010のWorksを年代順に見ることができるデジタル・エキシビジョン。5月15日まで。

コンデナストがiPad向けの電子雑誌アプリを国内展開、VOGUEやGQなど
「VOGUE NIPPON」「GQ JAPAN」「VOGUE HOMMES JAPAN」3誌の電子雑誌アプリをiPadの日本発売に合わせて提供するというお話。

LANVIN
Jamie Bochertを起用した10SS AD Campaignのメイキング映像がアップされていますね。

Lady Dior
Marion CotillardのMusic Videoが公開。

John Galliano
gallianoとKidsが更新。
ちなみに、2、3日前は現在とは違うphotoがアップされていたのですが、あれは何だったんでしょうか・・。

after Dreamin'...

レディスの2010-11秋冬コレクションもあっという間に終了し、1月のメンズ・コレクションからここまでは本当に時間が過ぎるのが早いですね。気が付けばもう春、といったところです。

Louis Vuitton 10-11AW Collection

Marc JacobsによるLouis Vuitton 10-11AWコレクション。
ルーブル中庭の噴水の周りをウォーキングする形で行われた今回のコレクションのテーマは、"And God Created Woman"。サウンドトラックも1956年のBrigitte Bardotの同名の映画から引用し、50年代の雰囲気をベースに、レトロで甘く、ノスタルジックに描かれる女性像はとてもロマンチックでしたね。

Pradaのコレクションでも見られた女性の曲線美"Curvy"への言及がLouis Vuittonでも多く見られたと思います。モデルのキャスティングに関してはthe CutModeliniaで詳しく書かれていますが、Marc Jacobsの"I wanted a variety of ages and sizes. We set out to cast gorgeous women, women who feel happy to put their make-up on, get dressed up, get all their accessories."という発言にもあったようにVictoria's Secretからの起用もありつつ、年齢層のレンジも広く、多様性を持たせたキャスティングになっていましたね。

ヘアスタイルはシンプルにポニーテールで、コルセットによるスウィートハート・ネックラインやAラインを描くスカートがとても優雅で旧き良き時代を感じさせていたと思います。カラーパレットや用いられるフラワー、チェックのパターンもとてもシックな雰囲気でしたね。Marc Jacobsの発言にもあったように、少し時代遅れだけど気分転換には良いよね、といったところでしょうか。

Louis Vuittonのアイデンティティとなるバッグに関しては、1930年にデザインされた"Speedy"の再解釈がありましたね。10SSに続いて、すべてのLookでバッグ使われていたのも印象的なコレクションでした。

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Alexander McQueen 10-11AW Collection

Private showの形で披露されたAlexander McQueen 10-11AWコレクション。
オフィシャルサイトにも短い解説がありますが、インスピレーション・ソースはビザンチン・アートから。Grinling Gibbonsの彫刻やSandro Botticelli, Stephan Lochner, Hans Memling, Hugo van der Goes, Jean Hey and Hieronymus Boschらの絵画から影響を受けたもの。ビザンチンだけでなく、ゴシックやバロック、ロココ、ルネサンスなども含まれている感じでしょうか。リンクを張ったWeb Gallery of Artで各画家の作品を見るとわかりますが、宗教画は美しさと共に独特の厭世観がそこにあると思います。Look2などに用いられているHieronymus Boschは、凄く空想的で素晴らしいですね。

デジタルグラフィックのプリントを使い、フューチャリスティックな方向に行ったかと思えば、こうして過去に遡ったりするという、振り幅が大きいのが面白いですね。彼の作品を見ていて思うのは、かなりラディカルなことをする割に、その表現自体はクラシックな技術によって支えられているということでしょうか。自分は何となくですが、そんな印象を受けていました。

彼のラストコレクションの細かいディティールや靴やバッグなどに関しては、fashionista.comでアップされていた映像が参考になるので、こちらも是非。今回のコレクションが販売されることは無いようですが、いくつかの雑誌のエディトリアルには登場するような話が出ていますね。Lee Alexander McQueenのアシスタントとして16年間働いたSarah Burtonを含むデザインチームが、今後は同ブランドを続けていくようです。

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Chanel 10-11AW Collection

Karl LagerfeldによるChanel 10-11AWコレクションは、スウェーデンから氷山をGrand Palaisまで輸送しての開催。250トン前後あったようですが、Chanelは他のメゾンと比べるとコレクションのスケール感が違いますね。ショーのインヴィテーションにはKarl Lagerfeldによる北極グマのスケッチがあったようです(写真はこちら)。

コレクションは、"It's not global warming, it's global-cooling!"というKarl Lagerfeldの発言にもあったように地球温暖化の意識もありつつ、また、スウェーデンのアイスホテルもイメージとしてあったようです。tFSでは氷山をパリまで輸送している時点でエコじゃないよね、といったコメントもあって確かに・・と思わされましたが。ちなみにアイスホテルに関しては、カール自身は行ったことが無いとのこと。

今回のコレクションでフィーチャーされていたのは、フェイク・ファーですね。Karl Lagerfeldによると"fantasy fur"とのことですが、いくつかのレビューではFendiでのリアル・ファーが引き合いに出されていました。
Yeti Lookはとてもファニーな感じで、ランウェイ前半のブラウンカラーのパートではアクセサリーなどから少し民族的な雰囲気が出ていましたね。赤いラインとクリーム色のフリンジが特徴的なニットなどは、スカンジナビアの伝統的な衣装の影響を受けているようです。

ジュエリーライクなネックレスなどのアクセサリーは氷晶や氷柱をイメージし、アイスキューブ・バッグもアイデアとして面白いと思いました。Karl Lagerfeld自身をモチーフにしたハイ-カラー・シャツとネクタイのLookは今回も登場し、白・黒・灰のパレットを用いたツイードのLookはいつものChanelらしい印象。個人的には上に写真をピックアップした、ランウェイ後半のオフホワイトのパートが良いと思いました。

最後に少し気になる話題として、10-11AW AD CampaignにはAbbey Lee Kershawと引き続きFreja Beha Erichsenが起用されるとfashionwiredaily.comで書かれていますね。fashionologie.comも引用して記事を書いていましたが、真偽はどうなのでしょうか。

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Yves Saint Laurent 10-11AW Collection

Stefano PilatiによるYves Saint Laurent 10-11AWコレクション。
LCD Soundsystemのライヴ演奏をBGMに行われた今回のコレクションは、全体的にとてもシックでレトロ・クラシカルな雰囲気がありましたね。シンプルなシルエットでコンサバティヴといえば確かにそうなのですけれど、聖職者的な静寂さがある服(女性像)がYves Saint Laurentらしくてとても好きです。宗教性に関して言えば、今回はStefano Pilatiの意識の外側にあったようですけれど。

カラーパレットはブラックを中心に、ランウェイの終盤ではジュエルカラーのドレスが登場していましたね。上品なテーラリングをベースにPVCのケープなどを合わせていましたが、これは"Protection"という意図があったようです。そして、多くのLookで使われていたゴールドのペンダントは70年代の雑誌からのYSLシルエットとのこと。大きなハットにファーの使い方、パフショルダーにカバーの付いたグローブなども個人的に気になったコレクションでした。

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Givenchy 10-11AW Collection

Riccardo TisciによるGivenchy 10-11AWコレクション。
インスピレーション・ソースはスキーやスキューバダイビングなどから。基本はテーラリングにフォーカスし、そこにボディスーツなどの影響を与えた感じですね。滑らかでマスキュリンなテーラリングのシルエットは、とても美しいと思いました。

カラーパレットはブラックをメインに、差し色としてのレッドやベージュがとてもシックに調和していましたね。Pat McGrathによるモデルのメイク(口紅など)も良い感じだったと思います。
今回は宗教的な雰囲気がいつもより薄く、そういった空気を濃く持っていたのはニットウェアで使われたパターンぐらいかなと感じました。もちろん、宗教や民族的な空気感は多かれ少なかれRiccardo Tisciのクリエイションには通底して存在すると思いますが。

ランウェイではレディスとメンズが混じりつつ、Ai Tominagaが歩いていたのも個人的に気になったコレクションでしたね。

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John Galliano 10-11AW Collection

John Galliano 10-11AWコレクションは、モンゴルなどの遊牧民からインスピレーションを得ての展開。中東やアジアなど、いろいろMixされていてノマディックでトライバルな雰囲気がありつつも、基本的にはティピカルなJohn Gallianoだったと思います。方向性はウェアラブルな感じですね。インパクトのあるショーライクなLookもいくつかありましたけれど。

ランウェイでは多くのLookでファーが多用されていましたが、自分が気になったのはベルトの使い方ですね。最後に登場したJohn Galliano自身も身に付けていましたが、要素一つでLookの印象は結構変わりますよね。それはファッションに限らず、絵でも音楽でも言えることですけれど。

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Comme des Garcons 10-11AW Collection

川久保玲よるComme des Garcons 10-11AWコレクション。今回のコレクションのテーマは、"Inside decoration"。
多くのレビューにおいて、1997年春夏コレクションの"lumps and bumps"が引き合いに出されていましたね。答えの無い抽象性の高いクリエイションは、自分の心の中を試されているような気がして見ていてとても面白いです。

メンズの10-11AWコレクションではパッドを使い"Protection"を表現していましたが、レディスでは人間の肉体の内側、更に言えばその奥にある精神性のようなものを表現しているように見えました。精神にとって肉体は客体であり、服は肉体ではなく精神によって着られるもの。そしてそれは精神性の表出である、という考えへの試みのようなコレクション。何となくそんなことを思わされたような気がします。

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Tao Comme des Garcons 10-11AW Collection

栗原たおによるTao Comme des Garcons 10-11AWコレクション。テーマは、"Flowing Journey"。
何か特別な目的地があるというよりは、流れ湧き出る思考の断片の旅行といった感じでしょうか。全体的なクリエイションのトーンは、ティピカルなComme des Garconsでしたね。でも、川久保玲よりも若さと少しファニーな可愛らしさがあるのが、Taoらしくてチャーミングだと思います。

彼女の作品を見る際に個人的に気になるのは、ファブリックや紐を用いて表現される「結ぶ」「編む」というアイデアなのですが、今回も各所で見ることができましたね。ドローストリング(バッグ)は今回のコレクションの一つのキーワードになっていたと思います。

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Ann Demeulemeester 10-11AW Collection

Ann Demeulemeester 10-11AWコレクション。
ファッションウィークもここまで来るとため息しか出ないようなコレクションが多いのですが、今回のAnn Demeulemeesterもその一つ。ファムファタルでダークな強さとフラジャイルで儚い繊細さが共存し、ポエティックな女性像を描くクリエイションは素晴らしいの一言ですね。

カラーパレットはブラックを中心に。差し色として使われていたレッドとのコントラストが、色の持つ強さと美しさを再認識させてくれます。
最初の3Lookはとても柔らかく、少しLanvinっぽさもありましたね。マスキュリンなテーラリングやパンツ・ルック、レザーの使い方はいつも通りの雰囲気。今回のコレクションの多くのLookで用いられていた編まれたウィップコードは面白いと思いました。ファーとフェザーはメンズのコレクションにもあったアイデアですね。上にも写真をピックアップしたランウェイ終盤のフェザーを用いた赤いドレスは、エッジが効いていて凄く好きです。また、すべてのLookで使われていた(オペラ)グローブも存在感がありましたね。

Ann Demeulemeesterのアイデンティティである自分というものを強く持った女性像が、今回もコレクションというカンバスの上に上手く描かれていてとても素晴らしいクリエイションだったと思います。

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Junya Watanabe 10-11AW Collection

渡辺淳弥によるJunya Watanabe 10-11AWコレクションは、ミリタリーをテーマとしたもの。
カラーパレットはアーミーグリーンを中心に、カモフラージュ・パターンなどを用いていましたね。ミリタリーをテーマとするコレクションは06-07AWでもあったアイデアですが、今回はそれよりもシックな雰囲気でした。

ペプラムの効いたジャケットやコートなど、ミリタリーをテーラリングやドレス的に解釈するという感じが強かった今回のコレクション。各所のレビューでも指摘されているようにシルエットは、コルセットやクリノリン、そして、Chiristian DiorのNew Lookを思わせるものが多いと思いました。素材などはミリタリーを使い、シルエットで女性性を表現している感じでしょうか。白シャツやプリーツスカート、チュール、レギンスなどが使われているのも面白かったですね。

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Yohji Yamamoto 10-11AW Collection

山本耀司によるYohji Yamamoto 10-11AWコレクション。
学生服の香りのするプリーツ・スカートなどから始まった今回のコレクションは、全体的にとてもYohji Yamamotoらしかったですね。ピーコートの再構築やコートにフレアを付けたドレス的な解釈、ロングシャツにニット・ユニオンスーツなど。ラストのDaiane ConteratoのLookはとても良い雰囲気だったと思います。
また、サウンドトラックに使われていたJim Croceの素朴なフォーク・ソングもノスタルジックで、Yohji Yamamotoらしいと思いました。

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Lanvin 10-11AW Collection

Alber ElbazによるLanvin 10-11AWコレクション。
今回のコレクションは「女性が望むものは何か?」という問いへの回答と、それに対してtribalなトーンをMixしたもの。トライバルに関しては、昨年の国連サミットでのスピーチやAlber Elbazの出生地であるモロッコと絡めてレビューされていますね。サウンドトラックもそれに合わせる形でとても民族的でした。

カラーパレットはダーク系で、ファムファタルな雰囲気の中に民族的なトーンが上手く組み合わさっていましたね。全体的にLanvinらしく、とてもシックだったと思います。ワンショルダーのドレスはドレープがとても優雅な印象で、ゴールド・チェーンと合わせられたトランスパレントなレースやプリーツドレスがあったのも目を惹きました。また、ファーやフェザーが各所で使われていたのも特徴的で、それによりミステリアスな女性像が上手く描かれていたと思います。

Lanvinのアクセサリーは毎回素晴らしいのですが、今回もフューチャリスティックでトライバルな雰囲気がとても好きです。ランウェイ終盤ではドレスとアクセサリーが融合していてかなりメカニカルになっており、その過剰さが美しさへの狂気を感じさせていたと思います。
また、いつも思いますが、Lanvinのレザーグローブの使い方はとても良いですね。モデルのヘアスタイルがブラックのボブ・ウィッグだったのも面白いと思いました。

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Christian Dior 10-11AW Collection

John GallianoによるChristian Dior 10-11AWコレクション。
インスピレーションソースは10SS Haute Couture Collectionと同じく"Equestrian"と、更に今回は"French romanticism", "Libertine"(Johnny DeppがJohn Wilmotを演じる映画"The Libertine"が各所のレビューでは引き合いに出されていますね)を加えての展開。オリーブ、ベージュ、ブラウン、ワインレッドといったカラーパレットもそうですが、全体的にとてもシックで個人的に凄く良いと思いました。Christian Diorでここまで良いと思ったのは久しぶりですね。

ランジェリー風のフリル・シフォンのドレス、ブルーのサテン・リボンが付いたカーディガン・コート、ペプラムの効いた乗馬ジャケット、ジョッパーズ。コートなどにあしらわれたファーはとても良い雰囲気で、ジュエリーライクなアクセサリーもとても気になりました。タイハイ・ブーツは10-11AWのシーズンにおいて多くのブランドで目にするアイテムですね。そして、Stephen Jonesのハットもとても上品だったと思います。

モデルのメイクを担当したPat McGrathによれば、今回のメイクは眉の色と強さにポイントがあったとか。また、ヘアスタイルを担当したOrlando Pitaによると三つ編みは編まれた馬の尾をイメージしていたようですね。

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Rick Owens 10-11AW Collection

Rick Owens 10-11AWコレクション。
"It's always a sect - I wanted them to look strong and disciplined, like glamorous nuns,"というRick Owensの発言にもあったように、テーマは修道女。style.comでも書かれていましたが、これは今回のコレクションのテーマというよりはRick Owensのクリエイションのベースとなる考え方ですね。

ランウェイはダウンを用いたLookから始まり、お馴染みのアシンメトリーなレザージャケットなどを展開。ノースリーブのLookも多く目につきました。個人的に上に写真をピックアップしたソフトな雰囲気のドレスが良かったですね。これは10SSからの継続したテーマだと思います。

レイヤードのアイデアもいつも通りありつつ、メンズのコレクションでも使われていたファーがコートやレザーグローブの装飾などに用いられていましたね。そして、三角形のプレートを組み合わせたアウターウェアはprotectedな雰囲気で面白かったです。また、ジグザグ・パターンのタイツも主張がありました。

全体的にそこまで重くなく、また軽くも無いといった感じのRick Owensらしいクリエイションだと思いましたが、もう少し何かに対して極端さがあっても面白かったかなと感じたコレクションでしたね。

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Balmain 10-11AW Collection

Christophe DecarninによるBalmain 10-11AWコレクション。
サウンドトラックにPrinceを用いた今回のコレクションのテーマは、"Chateau de Versailles"と"rock 'n' roll"を組み合わせたもの。style.comでは、"Baroque 'n' roll"と表現していましたが、正にそのような感じだったと思います。完成度は素晴らしく高く、隙が無いですね。Christophe Decarninが好きなことを自由にクリエイトしているのが伝わってきます。

カラーパレットはブラックとゴールドを中心に、パープルやレッドも使われていました。スパンコールやレザーといった素材はいつも通りに、今回はファーやレオパード、ピンストライプもありましたね。そして、バロックな雰囲気のベルベット・ブロケードが多用され、ジャケットなどのシルエットは基本的にウエストに絞りが入っており、それにより必然的にショルダーが強調されていたと思います。

あと個人的に気になったのは、Pussy Bowやスカーフが使われていたことでしょうか。アイデアとしては09-10AWでもありましたが、ハードでタイトな雰囲気の中に少しだけ上品さを与えていたのが面白いと思いましたね。

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Balenciaga 10-11AW Collection

Nicolas GhesquiereによるBalenciaga 10-11AWコレクション。
10SSの雰囲気を継続しつつ、そこにNicolas Ghesquiereの得意とするフューチャリスティックなトーンを加えての展開。コレクションは、Irving Penn, Cindy Sherman, Dominique Gonzalez-Foersterなどからの影響も受け、ランウェイのフロアはStanley Kubrickの2001: A Space Odysseyをモチーフとしていたようです。

幾何学的なカーブを描く彫刻的なシルエットは、少しミニマルな雰囲気。ファブリックとテクスチャー、カラーブロック、そして、グラフィックやタイポグラフィで自由に遊んでいましたね。ともするとチープになりがちなマテリアルやカラーパレットを上手く落とし込んでいる印象で、バランス感覚が晴らしかったです。

ランウェイ中盤のレーザーカットが使われているLookやランウェイ後半のタイポグラフィ・パートでの(前面が開いているように見える)ジャンプスーツ、ラスト3Lookでの翼が付いた(編まれた様な立体感のある素材の)ドレスは気になりました。また、足元のプラスチックやローファーなどをパッチワークしたシューズ、左手首に付けたアクセサリーも気になる存在だったと思います。

映像で見るとまた違った雰囲気なので、こちらも是非。Lookの後姿などをチェックしてみると面白いです。
あと、各所で報じられているCarine Roitfeldの件ですが、こちらもちょっと気になる話題ですね。

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Gareth Pugh 10-11AW Collection

Gareth Pugh 10-11AWコレクション。
今回はシェブロン・ストライプを多用するアイデアでのコレクションでしたね。カラーパレットは一部のグレーを除いて、ほとんどがブラック。そして、メンズとレディスの両方のモデルが登場していました。

カッティングやシルエットは過去のコレクションとほぼ同じで、Gareth Pughらしい印象。今回はRounded Shoulderを少し強調させていたようにも見えました。あとは、high-collaredなLookも多く目についたでしょうか。V形ストライプを光沢のあるネオプレン・レザーなどに用いることで質感の強度を増し、強さを与えていましたが、そこまでハードな雰囲気は無く、10SSで柔らかくなったトーンをそのまま引き継いでいる感じだったと思います。メンズではプリーツを用いたボトムもありましたね。

全体の感想としては、Cathy Horynも指摘しているようにクリエイションにもう少し広がりや多様性が欲しいと思いました。現在の経済状況では難しいのかもしれませんが、もう少し彼の実験的なものが見てみたいですね。tFSで書かれているようにRick Owensな方向性よりは、Luxuryな要素を取り込んで欲しいかなと個人的には思います。

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Nicolas Andreas Taralis 10-11AW Collection

Nicolas Andreas Taralis 10-11AWコレクション。
カラーパレットはモノトーンで展開し、メンズとレディスの両方のモデルが登場していましたね。全体に漂うストイックな雰囲気が個人的に好きです。

アイテムで気になったのは、ジャケットやジッパー付きのタイハイブーツとスキニーデニム。あとは、柔道の帯を使うのも面白いアイデアだったと思います。

このままコレクションの発表をコンスタントに続けてくれると良いのですが、今後がどうなるのか気になりますね。

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Dolce & Gabbana 10-11AW Collection

Domenico DolceとStefano GabbanaによるDolce & Gabbana 10-11AWコレクション。
10SSコレクションの雰囲気をほぼそのままに"SICILIANITA, SARTORIALITA, SENSUALITA"というテーマの下、イタリアン・クラフトマンシップとシチリアン・スピリッツによるテーラリングやビスチェドレスなど、Dolce & Gabbanaらしさを表現するレパートリーでコレクションを展開。ランウェイのバックにはアトリエの映像が流れていましたね。サウンドトラックは、Ewan McGregorとNicole KidmanによるMoulin Rougeの"Come What May"。

カラーパレットはブラックを中心に。テーラリングの他にも、カーディガン・ジャケットやベルベット・ドレス、プリントではフラワーやポルカドット、レオパードなどが目に付きました。レースは多くのLookで使われており、アウターウェアとしてのランジェリーもありましたね。ジプシーコインやヘッドフォンも気になる使い方だったと思いますが、全体的にDolce & Gabbanaにしてはとてもコンサバティヴなコレクションだったと思います。

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Gucci 10-11AW Collection

Frida GianniniによるGucci 10-11AWコレクション。
"I've grown up. It's more mature clothes for more mature women, because that's what I am,"というFrida Gianniniの発言があったように今回はナイトクラブといった雰囲気からは距離を置き、過去のGucciをリファレンスとしたシンプルでプレーンな方向へシフト。メンズと同じく少しリラックスして、やり過ぎない、大人な感じ。個人的に好きな雰囲気です。

ビジネスを意識したウェアラブルな方向でのクリエイションは面白みに欠ける部分があるのは事実ですが、セオリー通りのものもそれはそれで完成度が高くなるので良いかなとも思います。

カラーパレットは、アイスグレーやキャラメル・ベージュ、ブラックにワインレッドなど。ジャケットやパンツ、ドレスにコート、そして、足元のタイハイ・スエードブーツなどの表情はとても滑らか。テーラリングに関しては、"Tailoring borrowed from a boyfriend's closet,"とのこと。とてもわかり易いですね。
ファーを使ったLookが多くあったのも特徴的で、デイウェアではさり気無く使われていて個人的に好印象でした。あと気になったのはサングラスと、パンツやバッグにあしらわれていたロゴ(originally designed in 1973)でしょうか。イヴニングのパイソン・レースやオーストリッチ・フェザードレスも面白かったですね。

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