creative lover's pleasure
もの作りってのは、細い崖の上を匍匐前進で進んでいくようなもので、もう限界というところで旗を立てて帰ってくる。素面に返って旗が立っているところを見ると、自分はあそこまで行ったのか…と少し感慨深くなると共に、またあそこまで行かないといけないのか、、と不安になったりする。そして、次はもっと遠くまで行こうと考えて、また崖の上を匍匐前進で進んでいく。以前の旗が立っているところまで進み、そこから1mmでも前に進もうともがき苦しみ、限界にきたら新たに旗を立てる。そうやって制作物を積み重ねつつ、試行錯誤しながら僕らは前に進んで来たはずだし、これからも進んで行くんだ。何かを制作することで自分に足りないものが見え、納得のいくものをつくるために自分を磨く、といった過程を繰り返して制作物と共に成長をしていく。それが制作者の最高の喜びであり、生き甲斐である。