Givenchy, Armani Prive, Jean Paul Gaultier, Valentino 09-10AW Haute Couture Collection
先週、三日間に渡って行われたオートクチュール・コレクションですが、個別に取り上げなかったコレクションについていくつかまとめてお届け。
10SSメンズコレクションと同様に北アフリカ(モロッコ)からインスピレーションを得たというRiccardo TisciによるGivenchyは、貴金属の使い方が彼らしかったですね。良いなと思ったのはLook12から14の赤の使い方。
Riccardo Tisciのメンズは大味な印象を受けてしまう(方向性がそうなのだと思います)のですが、レディスの細かい仕事は個人的にとても好きですね。
via style.com telegraph.co.uk tFS
Giorgio ArmaniによるArmani Priveは、パンツ/スカート・スーツスタイルでアルマーニらしいクリエイション。tFSで書かれていましたが、モデルのヘアースタイルは確かにVictoria Beckhamな雰囲気。
ショーの後のインタビューをキャンセルしたとのことで、健康面に関する話題がこちらで書かれていたのが少し気になりますね。
via style.com
ショーマンシップが素晴らしい、Jean Paul Gaultier。全体的に彼らしい雰囲気のクリエイションで、インスピレーションソースはハリウッド映画とのこと。
Maria Grazia ChiuriとPier Paolo PiccioliによるValentinoは、黒をベースに多層化したレースのドレスがとても美しかったですね。エレガントでセンシュアルな黒の使い方がレースの優雅さと合っていたと思います。
ちなみに、ミステリアスな雰囲気を醸し出していたベールはPhilip Treacyによるものとのこと。Philip Treacyに関しては、VOGUE NIPPON 8月号に紹介記事(P.178-179)が載っていたので気になる人はチェックしてみるといいかもしれません。