A World Without Words...
忙しい平日とコントラストを描く週末。
考え事をしたり、何かに対する気持ちの整理をしたりするための大切な時間。
梅雨明けしたかに見えた東京には、相変わらず生温い湿度を含んだ風が吹いている。
TVではニュースキャスターが、何かよくわからない難しい話をしているのが聞こえた。
お気に入りの音楽を聴きながら、街を歩く。
デパートやセレクトショップのウィンドウにはSALEという赤い文字が踊り、
行き交う人の手に持つショッピング・バッグが街に彩りを添えていた。
Dior hommeの立ち上がりやBALENCIAGAの新作のアイテムをチェックしつつ、
何かが心に触れた服を、GUCCIで買った。
その内側にある触れられそうで触れられない、
見えないけれど確かに感じる、何か。
A World Without Words...
そういう世界に心が惹かれる。
手が届きそうで届かない、言葉の外側の世界。