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Kris Van Assche 11SS Men's Collection

Kris Van Assche 11SS メンズコレクションのテーマは、整備士のように手を汚して働く"Working Man"。ランウェイをウォーキングするモデルの手がdirty handsになっていたのも面白かったですね。インスピレーションソースは、Richard Avedonの"In The American West"の作品からあったようです。

カラーパレットはブラックとグレーをメインに、ワークウェアとテーラリングのMixによって描かれた今回のコレクションはアーバン・シックでいつものようにリアリティがある服だったと思います。実際に着てみたいと思えるアイテムもいくつかあったので、Kris Van Asscheのこういう方向性は好きですね。
ランウェイショーはウエストにツールベルトやエプロンのように帯が用いられているLookから始まり、ノースリーブのシャツやタンクトップなどが登場。透け感のあるシャツはDior hommeの10SSコレクションっぽい雰囲気があったと思います。ランウェイ終盤では汚れ加工のパンツやコートが使われていましたが、(アイデアとしてはよくあるものですが)Kris Van Asscheのコレクションで見るのは少し新鮮な感じがしました。

個人的にデザイナーとしてのKris Van Asscheの作品には野暮ったさを感じる時があるのですが、今回のような春夏はシンプルで良いと思いました。ラテンなどの民族的な方向性よりもアーバンで、スポーティな要素が控えめな最近のバランス感覚は好きな感じですね。

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posted by PFM