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John Galliano 11SS Men's Collection

John Galliano 11SS メンズコレクション。
10-11AWではSherlock Holmesをフィーチャーしていましたが、今回のインスピレーションソースは、サイレント映画のCharlie ChaplinとBuster Keaton、そして、Luchino Viscontiの"Death in Venice"から。SHOWstudio.comのレビューで書かれているように、John Gallianoの快楽主義的なファッション・ファンタジーはParis Collectionにおける一つのハイライトだと思います。

ウエスト・ベルトやロープといったアイデアにドロップド・クロッチパンツ、スリーピース・スーツにポークパイハット、いつものネイキッド・パートにイヴニングはレースやビーズ、刺繍を用いたブラック・ワードローブ、といった形で展開されたコレクション。John Gallianoのクリエイションは無意識的に描かれた絵がそのまま具現化されたようでいつも見ていて面白いですね。ファッションに限らず、作品の核となるアイデアよりも技術やテーマといった外側のものが先行するクリエイションは見ていて面白くないと感じることが多いのですが、その両方を巧くコントロールできているJohn Gallianoのコレクションは流石といったところ。大きな変化も無いといえば無いのですが、自分がJohn Gallianoのランウェイショーに求めるものという意味で言えば、安定感があって良いと思いましたね。

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posted by PFM