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Lanvin 11SS Men's Collection

Lucas OssendrijverとAlber ElbazによるLanvin 11SS メンズコレクション。
スポーツウェアからの引用にLanvinらしいマテリアルとテクスチャー、そして、カッティングを用いて、テーラリングにおけるアクティブウェアを表現した今回のコレクション。方向性はいつものようにエスプリの効いたエレガントなクロージングですが、ストリート的な要素の割合が増えてきていると思いました。10-11AWもそうでしたが、変化の方向性としては好きな感じです。

コレクションのカラーパレットは、Lanvinらしく彩度の低いシックなアースカラーを中心に。切りっぱなしたファブリックのエッジや縫い目、質感表現が豊かなテクスチャーといったお馴染みの要素はランウェイの多くの箇所で見ることができましたね。際立った部分としては、ランウェイ終盤のファブリックの質感表現を全面に出したLookは特に良いと思いました。

あと、今回のコレクションで気になったのはコートなどでジッパーが多用されていたことと、各所のレビューで触れられていたジュエリーでしょうか。ジュエリーの使用に関してAlber Elbazによれば、Paris Collectionの多くのショーでメンズ・スカートが使われているということと(これはジョークのようですけど)、今日の女性がズボンを履くことから男性がジュエリーを身に付けても良いのでは?と考えたようですね。ジュエリー自体は10-11AWのレディスとほぼ同じ感じでしたが、面白い試みだと思うので個人的には続けて欲しいなと思います。Lanvinのレディスのジュエリーのクオリティは素晴らしいものがあると思っているので。

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posted by PFM