This is Not here - *//LIKE TEARS IN RAIN

Theyskens' Theory... Tom Ford 11SS Collection...

先週、書けなかったOlivier TheyskensとTom Fordに関する話題について少し書いておきます。

Theyskens' Theory 11SS Collection
Olivier Theyskensによる"Theyskens' Theory"ですが、全体的にミニマル・トーンでウェアラブルな感じですね。こういう方向性のクリエイションもできることをアピールするのは次に繋がると思いますし、ある制約の中での作品制作はデザイナーとしても成長できると思うのでポジティブに良いのではないかなと。
WSJSuzy MenkesOn the Runwayの記事によると価格帯は、ジャケットが600から1000ドル未満、セーターが200ドルから、トップスは90ドルから、といった感じになるようですね。生産国は中国とアメリカ、ファブリックの多くはイタリアと日本からとのとこ。

Tom Ford Disses Fashion World's Cult of Immediacy
噂が流れていた通り、先週、Madison Avenueのブティックで行われたTom Fordのウィメンズの2011年春夏コレクション。全部で32のLookが披露されたようで、モデルにはBeyonceやJulianne Mooreなどが登場。日本からは菊地凛子が起用されていたようです。
コレクションに関してはCathy Horynの記事によれば、GucciでもYves Saint Laurentでもなく、その二つの要素を結合したようなもので(でも、そのどちらでもない)、スタイルにリファレンスを付けるとすれば20年代であるとのこと。どのような感じだったのか気になりますね。

vogue.co.jpなどでも書かれていましたが、今回のコレクションでは写真撮影などはすべて禁止されており(Terry Richardsonのみ撮影を行っていたようです)、12月にオフィシャルサイトで写真とショーのショートフィルムが公開され、雑誌に関しては12月の1月号での掲載となるようです。FASHIONOLOGIEによれば、Terry Richardsonの写真はVogue Paris December/January 2011 issue(12月・1月号は毎年ゲスト・エディターを迎えている)でTom Fordの編集によって掲載されるのでは?とのお話。これがもし事実だとすればとても楽しみなのですが、どうなのでしょうか。

また、今回のコレクションに関して冒頭でリンクしたWWDでのTom Fordへのインタビューがここで読むことができるのですが、その中では、ウィメンズのコレクションを始めようと思ったTilda Swintonの話題から今回のショーの情報規制に関しての話題、過去5?6年間にチェックしていたファッションにおいてAlexander McQueenはアーティストであったという話題(でも、それはリアルクローズから外れてしまっている)、Andy Warholの自画像を売って3つのブティックを建てたこと(それは長期的には良い投資だと思う、とのこと)、デザインスタジオはロンドンにある、などが話されていますね。

11-12AWではランウェイショーを期待したいのですが、その辺も含めて来年は彼に注目といったところでしょうか。

posted by PFM