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Burberry Prorsum 11SS Collection

Christopher BaileyによるBurberry Prorsum 11SS Collectionのテーマは、6月に行われたメンズコレクションと同じく"Heritage Biker"。Christopher Baileyの発言にもあったように、(特にオンラインにおいて)全世界のオーディエンスを満足させるために季節の概念をより縮小しての春夏コレクションでしたね。レザーを多用しているので秋冬っぽさが多くあったと思います。

バイカージャケットとトレンチコートをミックスしたバイカー・トレンチをコレクションの中心に据え、1st Lookなどではこれを更にペプラムジャケットのように再構築。ネオンカラーのベルトやバッグはアクセントに。レザーを用いたアウターのインナーにミニドレスを合わせていたのは、そのバランスが面白いと思いました。ランウェイ後半ではスタッズを打ったアウターやバイカーパンツが登場し、レオパードやスネークスキン・プリントはBurberry Prorsumにしては新しい感じがありましたね。
ウォーキングの途中でモデルが裸足になってしまったLookがいくつかあったシューズに関しては、もう少し変化があっても良かったかなと思います。

ヘアスタイルを担当したNeil Moodieによれば今回イメージしたのは、バイクで外出しているクールなBurberry girlがヘルメットを脱いで髪をシェイクアウトした感じ、とのこと。メイクに関しては、Burberry Beautyのメイクアップ・コンサルタントを行っているWendy Roweによるもので(もちろん、今回メイクに使用したのもBurberry Beautyのコレクション)、"We're doing a sultry eye and fresh skin,"とのお話。

モデルのキャスティングに関しては、Lily Donaldsonらの姿がありませんでしたが、これはMilan Fashion Weekとのスケジュールの問題かなと思います。

メンズと同じテーマでの展開でしたが、全体的な印象としてはレディスの方が数段上ですね。ただ、Christopher Baileyのクリエイションという点で言えばもう少し変化が欲しい、といったところだったと思います。

via style.com wwd.com vogue.co.uk telegraph.co.uk nytimes.com fashionwiredaily.com dazeddigital.com showstudio.com tFS

posted by PFM