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Versace 11SS Collection

Donatella VersaceによるVersace 11SS Collection。
Frederic Sanchezによるサウンドトラックは、Malcolm McLarenがリミックスしたGeorges Bizetの"Habanera aria"(Carmen)から。コレクションはドナテラらしくボディコンシャスな方向性でしたが、今回はパンツを用いたLookが一切無く、スカートに関しても膝丈のペンシル・スカートが多く使われていたのが特徴的でしたね。

カラーパレットはホワイト、ブラック、オレンジ、ターコイズを中心に。クロップドされたトップスに膝丈のペンシル・スカート、Gianni Versaceが使用したGreek Keyによるパターン、彼女らしいウエストやショルダーのカットアウトにスカートのスリットなど。カットアウトされたドレスがそのままシューズにモーフィングしていたのは、そのアイデアとクオリティの点においてとても好きな感じ。ランウェイ後半のフリンジ付きのドレスに関しては、今回のコレクションの気分によく合っていると思いました。

膝上丈のミニドレスもいくつか見られましたが、描かれる女性像はそこまで若くない印象で、トータルで言えばミニマルな雰囲気がありましたね。派手な色やグラフィック・プリントを多用してストレートにメッセージやストーリーを語るのではなく、そこに流れる空気や雰囲気によって女性を描いていたので、Versaceにしては少し大人な感じがあったかなと思います。

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posted by PFM