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Rick Owens 11SS Collection

Rick Owens 11SS Collectionは、無駄を排除したミニマムなドレッシングにフォーカスしたもの。フロア丈やトレーンになっているヘムライン、プリーツなどによって高潔な美しさが描かれていたかなと思います。

カラーパレットは、ブラックやアイボリー、モスグリーンなど。Rick Owensではよく目にするレイヤードは最小限にし、スリーブレスにすることで表現されるストリート感に関しても、今回はストラップレスやホルターネックによってドレスとしての上品さに還元されていたと思います。もちろん、彼らしい宗教性や民族性、ストリート感といったものは各Lookの根底に流れていたと思いますが、全体のトーンとしては、どこかの世界の王女、といった感じでしたね。

The Cutでもポストされていましたが、Dazed DigitalのインタビューによるとRick Owensとしては日常生活の中でlong lengthのLookは着て欲しいとのこと。人々の意識や何かと何かの既存の関係性をデザインによって変え、それによって世界の風景に変化を与えようと試みることはモノをつくる人間としては普通のことだと思うので、彼らしくて良いなと自分は思ってしまいました。

via style.com wwd.com vogue.co.uk nytimes.com showstudio.com tFS

posted by PFM